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2018.9(第177回)小野路里山散策
2018年09月16日
今年の異常な夏の暑さは昨日までとの予報通り、今朝は昨日より7度も低い。9月11日、コースは近場の小野路地区の里山ハイキングを企画した。
今日のメンバーは中西さん、中川さん、小林さん、西村さん、青木さん、白井さん、林さん、長張の8名となった。
多摩センター駅バスターミナル11番、11時30分発日大三高行きに乗車し、20分程で扇橋バス停を下車する。
バスの後を追うように車道を歩く。
多摩ニュータウンとあまり離れていないが、街並みは田舎の趣きである。
少し進み左折すると奈良ばい谷戸に入る。辺りは田畑が広がり里地となる。
10年程前のこの谷戸は荒れていた。当時は谷戸を上るにしたがって、放棄田となり、笹が茂り見通しがきかず荒れ放題となっていたが、地元民の活動で谷戸を埋め尽くす草木を刈り、里山の景観を辛うじて維持している。
谷戸の頂に岐路がある。右折して谷戸の頂の縁を巻き小野路城址を目指すコースに入る。真っすぐ下ると浅間神社方面からバス通りに出られる。
高圧線の下を過ぎ直に次の分岐点となる。この分岐点が歴史スポットとなる。この辺りから図師小野路歴史環境保全地域に指定され、地域住民の管理組合によって維持管理されている。
外来者による自然破壊を防ぐためか、標識や地図にも詳しい表示がなく、最初に訪れるには勇気がいる。
小野路城址は小高い丘の上に位置している。反対側の崖下にある湧水でできた水溜まりが小町井戸である。
小野小町が病にかかり千日こもり、この水で目を洗ったところ全快した伝説が朽ちかけた案内板にある。
丘の頂の小さな祠があるだけの小野路城址は、樹木が鬱蒼と茂り見晴らしは悪く城としては問題がありそうであった。
城址から真っすぐ里山を下る。
城址から真っすぐ里山を下る。小野神社に向かう旧大山道に並行する車道に出て、小野神社に下って行く。
街道からそれて萬松寺に向かう。
万松寺谷戸に入り、全員の集合写真を撮る。ここは今でも地元の人達の生活の糧として活用されている場所であるからこそ、幾つか並ぶ谷戸のうち一番景観の良い谷戸となっている。谷戸の入口に萬松寺の住職の家がある。
草取りをしていた女性は、僕らに話かけてきた。昭和7年生まれで嫁に来て60年だそうだ。本堂は戦災で焼失したようである。当時集団疎開していた児童は全員無事非難したとの事。住職の家の庭に入れてもらい萬松寺の裏から境内に入る。
境内には榧の大木が聳えている。良く整備された枯山水の砂紋に、多くの実が落ちていた。焼失を免れたという山門をくぐり、そのまま山すその参道を進む。
参道の途中にある六地蔵はそれぞれ赤いよだれかけが巻かれている。地蔵は何故か七体ある。丘を登る古道の趣きの岐路でもある。小野神社により小野路宿里山交流館に着いた。
萬松寺付近で夫婦のハイカーに出会ったが、小町井戸を目指したが解らなかったと云っていた。地域の団体が作る「まちだフットパスガイドマップ」を購入しなさいと云う事らしい。
小野路交流館は、幾つかの旧街道が交わる要所で、当時の旅籠を改修した休憩所である。バスの時刻に合わせ1時間ほど休憩し、中宿バス停から多摩センターへ向かった。車中の女性から僕らメンバーを何処の老人会ですかと問われ憤慨している会話を耳にしながら、ほどほどに多摩センターに着いた。モノレール駅の建設中の食堂街を見て、懇親会はおちあい横丁の鍛冶屋「文蔵」に落ち着いた。
長張 記
サークル活動
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