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2018.12(第180回)高尾山
2018年12月16日
12月11日、久ぶりに高尾山を目指した。2・3日前から急に冬の気候になり、昨日は今冬最低気温を記録した。高尾山口駅前広場に全員10時前に集合。今日は夕方から雨・雪の予報で、帰路はケーブルで降りる事も考えながら登山開始。
ケーブル駅を遣り過ごし、沢に沿ってゆっくり上って行く。東京高尾病院を見ながら、川面さんの説明で、この場所は中里介山が暮らした事もあったが、ケーブル工事に悩まされ奥多摩の窪の沢へ引っ越してしまったそうである。此処で6号路の登山口となる。細くなった山道をゆっくり上って行く。今の季節は花もなく多くのシダ類が賑わっている。
今日の参加者は中西さん、小林さん、川面さん、林さん、長張と5人となった。
途中何か所かに休憩場所が用意されている。暖かくなった体に合わせて、上着を脱いで行く。
杉の巨樹の階段状の走り根を利用して登って行く。雨で濡れていると滑りやすい場所である。6号路は、沢に沿ったアップダウンのないルートで、夏は樹木の影で涼しく、冬は風のない人気のルートである。何人かのグループと追い越し追い越され、また、登山を終わり下って行く人も見られる。
休日で天気に恵まれれば、うんざりするくらい大勢のハイカーで賑わうのだが、今日は、天気予報も思わしくなく少なかった。
飛び石地点から左折し、稲荷山コースの広い道に入る。これも急登ヵ所のないコースである。
2号路に着くと、僕らはモミジ台へのコースと山頂直下になる総工費1億円以上のトイレを目指す2手に分かれ、モミジ台に集まり食事をすることにした。モミジ台からの富士山をなぜる雲に隠れたりしていたが、左に大室山に右に三つ峠の山並みの間に綺麗な富士山が見られ、鑑賞しながら食事をとる。富士を背景に全員の集合写真をとる。
10年以上も前の暮のコースは、陣馬山から高尾山まで、その足で京王クラブの忘年会が恒例となっていた。今の顔ぶれは多少変わっているが、平均年齢はそのまま重ねている様に思える。高尾山はその間、ミッシュランの星を勝ち取ることにより登山者は急増し、それに伴い道は整備され設備は整い、老人となっても安全な気軽な山となっている。いつまで継続できるか。
午後になると陽射しはなくなってきた。予報通りである。小仏城山への尾根道に並行する道は、零度以下になればシモバシラの氷の華が沢山見られる場所である。
一丁平手前にある日影沢に下りる道は通行止めとなっていた。モミジ台方面に戻り下山道を下る。作業道は急登ではなく良く整備されていた。
たんたんと続く作業道は長く続くが、やがて日影沢の車道に降りる。
日影沢バス停には予定より1時間早く着き、高尾駅方面へ徒歩でバス道を下る事にした。鱒釣り場や珈琲自家焙煎の店「ふじだな」、峰尾豆腐店等をやり過ごし、圏央道のジャンクション下で小仏川の対岸に渡り緑道を下る。川に沿った道は樹々に覆われているうえ、日が一番短くなってきているため暗い。
予報通り小雨模様となり途中の小仏関跡前でバスに乗車する。小仏関は当初峠の頂上に築かれ、その後ここに下ろされたようである。旧甲州街道の要衝であったようである。予定通りの日影沢バス停3時43分発のバスに乗り高尾駅北口へ、北口から南口へ大きく周った。小学生の下校時間と重なりやり過ごす。ランドセルは変わらないが服装は随分変わってきたと感じた。居酒屋「目利きの銀次」で今年最後の山歩き後の懇親忘年会を楽しんだ。
長張 記
サークル活動
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