2019.12(第189回)昭和記念公園散策
2019年12月15日
「山歩きの会」例会は12月10日、昭和記念公園散策を楽しんだ。集合場所の西立川駅に11時集合、林さんは既に立川口の昭和天皇記念館を見学し、西立川口内で待っていた。
今日の参加者は、櫻井和子さん、中西摩可比さん、青木康成さん、鷲野和弘さん、林 譲さん、長張紘一の6名の参加である。
朝方まで小雨が降っており、湿った空気が漂っている。
今は曇りがちであるが雨の心配はない。
西立川口からそのまま北に向かうと、目の前に「水鳥の池」が広がる。来園者や水鳥の姿も目立たない。遠くにいるカルガモが群れている。
広大な空間に紅葉黄葉の樹々が贅沢にひろがる公園との印象である。
メインの通路は舗装され、良く整備されている。進んで行くと、「水鳥の池」の北側に「みんなの原っぱ」が広がる。
ここは南北400m東西200mの平らな広大な芝生の広場で、良く知られている中央に大ケヤキが聳えている。ここも来園者はあまりなく閑散としている中で、高齢者の2人の男性が自作の紙飛行機を飛ばして遊んでいた。この広場でも樹々に懸かりなくしてしまう事もあるという。
「みんなの原っぱ」から更に北に向い「日本庭園」に入る。池の周りには真っ赤な紅葉が取り巻く。
昭和記念公園は昭和天皇の御在位五十周年記念事業として立川基地の跡地に開かれたものである。
「日本庭園」の中には幾つかの木造平屋建てが配置されている。その一つ「清池軒」の休憩所には、何人か池の眺めを楽しんでいた。
「日本庭園」は、今までの西洋的な広場とは趣きの異なる空間が広がる。
飲食は禁止されており、外国人向けの警告か必要にチラシがかけられていた。
昼食の時間となり、西側にある「こどもの森」に向かう。「かざぐるまゲート」の木道を渡ると休憩広場に出た。
売店に囲まれたテーブルで食事をとる。ここも入園者はあまり見られない。閉まっている売店もある。風がなく寒くはなかった。この休憩上の近辺には子供用の施設が点在している。食事がすみ、もと来た道を戻り、最北に位置する「こもれびの里」方面に移動する。園内の所々に斜面全体が、来春に草花で覆らすために養生されている。春のポピー・秋のコスモスなど季節毎に植え替えている。
丘陵の様な高台は、進駐軍の住宅施設の解体瓦礫を基礎に、多摩ニュータウン造成時に出た残土を被せ植林を行い、今はでは落ち着いた自然の小高い武蔵野の雑木林の景となっていた。再び日本庭園に戻り北側にある盆栽園により、立川口の帰路にむかった。