2020.9(第192回)高幡不動駅から浅川、程久保川、多摩川、大栗川
2020年09月13日
今年は長い梅雨のあと、猛烈な酷暑に見舞われた。コロナ禍の影響もあり「山歩きの会」例会は今年2月以来、久しぶりの9月8日開催となった。
集合は13時京王線高幡不動駅改札口。中西摩可比さん、川面忠男さん、林 譲さん、坂田洋介さん、長張紘一の5名の参加である。
高幡不動駅北口に出て順徳小学校の北側の向島用水親水路の水車小屋に出た。
前日まで台風10号の影響の大雨の後であるが、用水の流れは無く流れは止められているようだった。
多摩モノレールと並行して進み新井橋の手前で浅川の土手をおり、浅川の河原を下る。
対岸にある日野市クリーンセンターの煙突が見える。
猛烈な残暑の中で、草の生い茂る細い道を一列で進む。
キクイモの黄色い花が群生している。キクイモは戦時中に加工用や食用として栽培されたものが野生化したもので、河原のあちこちに繁茂していた。
鉄塔の向こうに、府中四谷橋の斜張橋の斜めのケーブルが傍に見えてきた。
浅川の流れが直ぐ眼下に迫ってきた。
水量は前日の雨でかなり多く、対岸に渡れる飛び石の様なブロックの上を被さるようにごう音とともに流れている。水量が少ない渇水期でも、渡るのに躊躇するところである。
落川地区広場は浅川と程久保川の合流点に位置する。広場を見渡せるように階段状になっており、一同一休み。
合流点から今度は程久保川に出る。1級河川であると掲示されている。
程久保川の右岸は八重桜の並木が見事な場所であるが、猛暑のためか、害虫のためかほとんど葉が葉脈だけとなり透けていた。この川は多摩動物公園や中央大学の北側辺りが水源となる。
カワセミが橋の下から飛び立っていった。桜の並木道の入口を見て、右岸を下る。
台風一過の綺麗な空と雲が大きく広がっている。涼しい風も吹いている。
目の前に府中四谷橋が迫ってきた。この辺りが浅川と多摩川の合流点である。
四谷橋の下を潜り、多摩川の河原を進む。広い河原にある一宮公園で、オオタカの雄と思われる足元に大きな鳥の獲物を捕らえじっとしている。大きすぎて飛び立てないのか獲物が死ぬのを待っているのか、なかなか見るチャンスのない光景であった。
京王線や関戸橋の下を潜り、小雨がぱらつく事もあったが、多摩川と大栗川の合流点に到着。