2013.01(第133回) 経ヶ岳
2013年01月24日
今週、東京に7年ぶりに10cm以上の降雪があった。7年前の当時「山歩きの会」の例会は、降雪のため行先を近場の高尾山に変更し、伊藤美和子さん・川俣あけみさん・山岸起一郎さん・金子宏二さん・長張が雪の降る高尾山を歩く事になった。私が始めて参加してから2回目のことである。(▼ 画像はClickでPop-up拡大します)
それから7年後、今日のメンバーは、櫻井和子さん・上杉雅好さん・浅井隆夫さん・金子宏二さん・長張紘一合わせて5名、メンバーの顔ぶれも少し変わっていた。冬の晴れた寒い山里の停留場に一同バスを降りた。坂尻と云うバス停で本厚木駅から宮ケ瀬行きのバスで40分程過ぎたところである。
徒歩開始し暫く車道をゆっくりと上って行くと、傍らで猿が数疋夏みかんをもぎ取ってそれを掴んで民家の屋根を渡っている光景に出会った。この辺りでは鹿・猪は当たり前に行き来しているようである。車は時々行き交うが、彼らも注意深く緩めたスピードで過ぎ去って行く。その中で猟銃を積んだ軽トラックを見過ごした。途中で銃声と思われる音がとどろき気持ち良くはなかった。
数日前積もった雪は根雪として残っているが、雪が退けられた轍の跡に沿って上って行く。厚着してきた体も一時間程歩くと熱くなってくる。南斜面の開けた場所に野鳥を撮る2人の年配者が望遠レンズを構えていた。雪のない斜面に餌を求めて被写体が現われるそうである。半原越(はんばらごえ)に着きここで車道から開放され山道に入る。お昼を少し過ぎていたが、食事の場所には適さなかったので少し進む事にした。
経ヶ岳は丹沢山塊の東端にあるが、一昨年10月の例会だった畦ヶ丸は、丹沢の西端に位置している。経ヶ岳の手前のピークに休憩所があり、ここで昼食をとることになった。
地面には雪が残っているが、風もなく青空の日差しが強く暖かく丹沢の山々の繋がりが目の前に望むことができる。北側には橋本駅近辺のビル群が見渡せる。青い空には航空機が2機同じ方向に短い雲を引きながら、音もなく飛んでいた。
それから7年後、今日のメンバーは、櫻井和子さん・上杉雅好さん・浅井隆夫さん・金子宏二さん・長張紘一合わせて5名、メンバーの顔ぶれも少し変わっていた。冬の晴れた寒い山里の停留場に一同バスを降りた。坂尻と云うバス停で本厚木駅から宮ケ瀬行きのバスで40分程過ぎたところである。
徒歩開始し暫く車道をゆっくりと上って行くと、傍らで猿が数疋夏みかんをもぎ取ってそれを掴んで民家の屋根を渡っている光景に出会った。この辺りでは鹿・猪は当たり前に行き来しているようである。車は時々行き交うが、彼らも注意深く緩めたスピードで過ぎ去って行く。その中で猟銃を積んだ軽トラックを見過ごした。途中で銃声と思われる音がとどろき気持ち良くはなかった。
数日前積もった雪は根雪として残っているが、雪が退けられた轍の跡に沿って上って行く。厚着してきた体も一時間程歩くと熱くなってくる。南斜面の開けた場所に野鳥を撮る2人の年配者が望遠レンズを構えていた。雪のない斜面に餌を求めて被写体が現われるそうである。半原越(はんばらごえ)に着きここで車道から開放され山道に入る。お昼を少し過ぎていたが、食事の場所には適さなかったので少し進む事にした。
経ヶ岳は丹沢山塊の東端にあるが、一昨年10月の例会だった畦ヶ丸は、丹沢の西端に位置している。経ヶ岳の手前のピークに休憩所があり、ここで昼食をとることになった。
地面には雪が残っているが、風もなく青空の日差しが強く暖かく丹沢の山々の繋がりが目の前に望むことができる。北側には橋本駅近辺のビル群が見渡せる。青い空には航空機が2機同じ方向に短い雲を引きながら、音もなく飛んでいた。
経ヶ岳の山頂直下西側は急登であるが稜線上に経石と呼ばれる巨石がある。弘法大師が、この岩に経文を納めたと由来が掲示されていた。巨石の下に落ちないように注意深く周る。桜井さんは軽アイゼンを装着したが、装着が煩わしいこともあり男性陣は終始使用することがなかった。
経ヶ岳は丹沢山塊の標高633mの山である。僕ら以外に誰もいない山頂は広くはなかった。スカイツリーに近い高さからの梢越しのパノラマは、高尾や奥多摩の景色とは一味違う趣があった。連なる山並みの説明版を見比べながら同定しあった。雪は深くはなかったが、慎重に下って行く。
北斜面の雪は凍りつくほどではないが固く滑る事はなかった。今日のルートで始めて出会ったハイカーは2人の青年で僕らとは逆のルートを進んでいた。下山するに従い雪はなくなり落葉が積もる歩きやすい道と変化してきた。下ること2時間弱バス停に3時前に着いた。半僧坊前というバス停で本厚木行きのバスを待つ。近くに勝楽寺(半僧坊)という寺がある。一昨年秋に行われたBコースで鎌倉史跡探索のおり、建長寺境内奥の山腹に建長寺の鎮守の半僧坊大権現が祀られていた。寺の見学は今日の目的ではなかったので止めたが、バスを待っていた地元の老人から、4月17日に春の大祭が行われるとの説明を聞くことができた。
5時前に多摩センター駅に戻った。居酒屋で空いている場所は限られていたが、カリオン館の蕎麦酒房「鬼や」で懇親会を行なった。風のない晴れた下で今年最初の会を行うことができた。
(長張 記)