2014.10(第147回)城山
2014年10月19日
10月18日の例会は裏高尾から城山へのハイキングコースである。
今月になって2回大型の台風が日本列島を串刺しし、九州・中国・四国地方には甚大な被害をもたらした。今週の水曜日に富士山に降雪があり、その前後の多摩から見る富士の姿は一変いる。
JR高尾駅北口改札口に、集合時間より前に全員集まった。好天に恵まれたハイキング日和は、山好きの高齢者は見逃さない。高尾駅バス停には長蛇の列が並んでいた。
バスに乗り込めるか不安であったが、後尾に増発の2台目のバスがくっついていた。僕らは後発のバスに乗り込み一番後ろの席に一列に座ることができた。
今日のメンバーは、櫻井和子さん、中川邦雄さん、金子宏二さん、長張紘一の4人となった。
2台の路線バスと貸切バス1台の乗客は小仏バス停で全員降ろし、乗客はそれぞれ旧甲州街道を小仏峠へ向かってゆく。
バスを降りた大勢のハイカーは一斉に歩き始めたが、次第にまばらとなり静な山道になってきた。樹林の下を只管上って行く。
ヨメナやユウガギクが最盛期を迎えている。1時間弱で小仏峠に着いた。峠のベンチで休憩する。
峠から30分程で城山山頂。今までに見たことがない程の大勢の人で賑わっていた。空いているベンチ・テーブルを捜し昼食とした。
山頂にある売店は飲み物やおでん等、良く売れて活気が見られる。僕らは新しくなったベンチを利用させてもらったが、店の利用はしなかった。天気は良く風はなく清々しい。
帰りは日影沢バス停まで林道を下るコースを予定したが、尾根道を下る東尾根コースをとってみた。暫くは林道と並行してなだらかに下って行くが、次第に林道と離れ樹木が伐採された場所から、植林の中に入って行く。
東尾根コースは、古い地図には載っていないが、良く整備された一本道である。中川さんは、城山からのなだらかな下りの林道を常に利用されていたが、このコースは初めてのようであった。
東尾根コースは、道標は全くなく初めて一人で歩くには勇気がいりそうである。ヤクシソウの黄色い花が一斉に咲いていた。下りの続く山路も途中2ヵ所ピークがあった。
長い下りと感じたが、中央道を見下ろす位置から、並行する位置へ、なお、見上げる位置となり日影沢に出ることができた。日影沢を渡り向こうの側の目の前の林道に出なければならないが、沢が行く手を遮っている。地図に載っていないようなコースであるから橋もない。