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10月のコートのご案内です。奮って ご参加ください!
2013-09-08
10月のコートが確定しました。
●場所:一本杉公園内テニスコート
▼開催日時等:
・10月01日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・10月08日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・10月15日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・10月22日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・10月29日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
稲垣コーチによるレッスンもあります。 是非、コートへお出でください。
お問い合せは:中里 保司/Mail to ⇒ nkzto@live.jp
「山歩きの会」Aコース 不老山(839m)・高指山(911m)
2013-09-01
大きな山容の権現山や扇山の傍らに位置する縁起の良い名前の不老山は、丹沢の同名の山と区別するため甲州の東にあることで甲東不老山と呼びます。登山口は、中央高速道の談合坂SAの直ぐ近くにあります。標高も比較的低く、天気が良ければ富士方面の山並みの景色が楽しめます。群れ飛ぶアキアカネも期待です。ご検討の上、体調にあわせてご参加をお待ちします。
1.日時 Aコース 9月21日(土)
2.予定コース
Aコース 不老山・高指山 (歩行3時間30分)
○集合 (7:45)京王線聖蹟桜ヶ丘下りホーム(7:55)発特急高尾山口行き乗車(8:13)高尾駅着(8:20)発JR高尾発普通列車乗車(8:37)上野原駅着 不老下方面行きバス(富士急)発(8:42)→不老下バス停着(9:07)
徒歩開始 不老下バス停→(20m)登山口→(30m)金比羅大権現→(50m)不老山→(30m)高指山(昼食)→(60m)和見峠→(20m)甲東小学校前バス停 (24m)340円→上野原駅
甲東小学校前発バス 15:27 16:26 17:32
○持ち物・装備
・昼食、水、間食等 服装(長袖シャツ・ウインドヤッケ・ジャンパー等)、帽子、手袋(軍手)、タオル等、雨具(折り畳み傘)、ストック
○雨天の場合は中止します。迷うような場合は、電話でお尋ね下さい。
Bコースは、行事が重中止します。
参加ご希望の方は、金子(tel/fax 042-374-1525、
e-mail kjkaneko@suou.waseda.jp)にまでにお知らせください。
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稲門会の予定 9月28日(土)文化フォーラム・秋の懇親会 ご参加下さいますよう。
仙丈ヶ岳 多摩稲門会山歩きの会8月例会 特別企画
2013-09-01
2013年8月26〜28日
26日、八王子10時34分発スーパーあずさに乗り込み11時28分甲府駅に着いた。今回の特別企画は先月の下旬に予定していたが、天候不良のため中止し、再度計画、実施されたものである。
川面忠男さん、宇田川登さん、金子宏二さん、稲城稲門会の飯島浩さんと料理の先生である山中トモ子さん、山中さんは、永山ベルブで「男の料理教室」を主催する。08年の甲斐駒ケ岳登山で一緒だった金子さんの友人の新発田市の木村正宏さん、長張紘一の7名がメンバーだ。
北沢峠(標高2000m)でバスを降りたのは3時少し前。バス停前が長衛荘、今夜の宿だ。デッキに出て酒宴、英気を養う。木村さんからは、以前甲斐駒ヶ岳登山の折にも越の寒梅を頂き美酒に酔うことができた。今回も地元の〆張鶴の一升瓶や、菊水の銘酒を態々持参して頂いた。
27日5時5分前に徒歩開始。あたりはまだ暗く、長衛荘からは先発した登山者のヘッドランプの光が霧の立込めた闇の中でゆっくり動いていた。その後を僕らは追う。緩やかな整備された山道で迷う事はない。ここは、シラビソ、トウヒ、コメツガ、ダテカンバ等の自然林に覆われている。昨夜半の大雨は止んでいたが、山道は濡れていた。涼しいので、登高がはかどった。
南アの女王と称される仙丈ヶ岳は歩きやすい登山道や柔らかな曲線を描くカール等があり、南アルプスの入門編と云われているが、大滝頭と呼ばれる分岐点辺りまでは、女性的な山と感じられた。
8時過ぎに2855mの小仙丈ヶ岳にたどり着いた。好天ならパノラマの景色に見とれるハズであるのだが、霧はまだ晴れることはなかった。
小仙丈ヶ岳から岩場の下りが始まる。この岩場は今回のルートの一番の難所である。時間の経過に従って霧は晴れつつある。左側には小仙丈カールが霧の晴れ間に広がってきた。大仙丈カールと薮沢カールの間の稜線を過ぎる頃には上空の雲はなくなっていた。薮沢カールの方向に、人への警戒心の少ない雷鳥4羽が至近距離に餌をついばんでいた。雌だけの集団と思う。雄は雌に比べ全体が黒い姿である。
10時前仙丈ヶ岳山頂上に到着した。朝食が4時だったので、少々空腹状態にあり、皆軽い食事を摂る。僕は、前日に支給された長衛荘の朝食用の弁当を、ここで食べることにした。
飯島さん山中さん達から、山頂のコーヒーを頂き、疲れた体を癒してくれた。山頂から雲間に見える山容を、次々に同定するのは楽しみの一つである。特に甲斐駒ヶ岳の雲が流れ、全容を一度に見ることはできなかったが、山頂が現れた時には感動した。
5年前に同じようなメンバーで甲斐駒に登り、隣に大きく山麓を広げていた北岳や仙丈ヶ岳を臨んだ。北岳はその翌年に計画実行され、今日、仙丈ヶ岳に立って、甲斐駒ヶ岳を望むことができた。山頂での集合写真を、それぞれのカメラに納めた後、11時前に下山、藪沢への路を行く。
仙丈ヶ岳は南アルプス北部に位置している。美しい山塊はアプローチが長く山頂近くに典型的なカールと豊かな高山植物郡を併せ持ち、これも南アの女王と呼ばれる由縁のようだ。藪沢カールの中央にある仙丈小屋で、今日中に東京に帰る稲城組みと別れ、先発して頂いた。この辺には高山植物が多く見られ、特にトリカブトの青い花はあちこちにみられた。
甲斐駒や北岳方面の雲はなくなったが、やがて山並みに消えて行った。
明日は、一日かけそれぞれ帰宅することになる。
3000m級の山々は遠く、皆の都合が一致した時に成り立つイベントであり貴重な一時であった。
長張 記
「美味しいお店の紹介です」
2013-08-25
8月22日(木)、普段は出かけない吉祥寺の町に行ってきました。
久しぶりに見る吉祥寺はまったく違った風景で何と賑わっていることか。
中央線の北側東急デパートの西側にこの店がありました。
店の名前は「和」、美味しい魚を食べさせ、地方の銘酒を飲ませてくれるのが自慢です。
この日も、同行した井上一良さんが進めてくれるお酒を全て味わうにはやや体力不足なので結局試飲セットなるものをオーダーして一度に3銘柄を味わった次第です。
種を明かせば、この店のマスターは井上さんのご子息で奥様ともども働いていらっしゃいます。
湯浅さん、浪久さん、井上さん、依田が文化フォーラムの打合せに選んだお店がこの「和」だったのです。
美味しい活魚を頂きながらの文化フォーラムの打合せがうまく行ったのは申し上げるまでもありません。
来年1月の企画をご期待ください。
(参考:電話0422-23-1680 http://shunkousake-kazu.com/ )
報告:依田敬一
剱岳・立山 多摩稲門会山歩きの会8月例会 特別企画
2013-08-25
2013年8月12〜16日
(一日目)
剱岳登山の計画は、昨年私の腰痛や各メンバーそれぞれの都合により断念したが、2年越しに実行することができた。
八王子駅ホームに金子宏二さん、遠藤千尋さんと、それに金子さんの早稲田大学教職員の「山楽会」の仲間である平山敏夫さんと長張紘一4人が集合した。スーパーあずさ5号は8時34分発、時間通り出発した。指定席の車両は比較的空いていたが、次々と乗客が増えてきた。今日のメンバーは、先月、秩父の二子山で今回必要な岩登りに慣れるための訓練を、平山さんの指導で経験し皆顔なじみとなっている。
松本駅で大糸線に乗換し、信濃大町まで1時間。信濃大町駅から近くのラーメン屋で昼食を摂った。これも平山さんの案内で解りにくい所であるが旨いと評判の店らしく、店内は大変混んでいた。

信濃大町からアルペンラインの扇沢まではタクシーで6千円と、バスで行くより安上がり。扇沢の駐車場は満車状態で長い渋滞ができていた。タクシーは優先的に上のターミナルまで誘導され、下車時に帰りの時間の迎車を予約した。2時過ぎ発、関電トンネルトロリーバスは長い行列をつくり5、6台連なり一斉にスタートする。トンネル内は10℃ほどである。中間地点で逆に向かう連車とすれ違う。下車し黒部駅のトンネルを抜けるとダムの堰堤が現れてきた。ダムの堰堤からは、前方の上部に立山連峰が聳えている。堰堤をわたり終えると後方には針ノ木岳の尖った山頂が晴れ渡った青い空にある。

黒部駅からは黒部ケーブルカーに乗り継いで黒部平で降りる。
黒部平から立山ロープウェイで大観峰へ。
大観峰の標高は2316mに達している。大観峰からは黒部湖やロープウェイが眼下に広がり、上部には後立山連峰の針ノ木岳が先程ダムの堰堤から見た姿とは異なっていた。
大観峰から直ぐに、立山トンネルトロリーバスに乗り継ぐ。トロリーバスは昔、都心にも走っていたが、現在では関電トンネルと2ヵ所で運用されているとバス内の案内にあった。また、両トンネルには破砕帯の場所に青ランプが点灯され、100メートル程の所を掘り進めるのに13ヶ月も要したと案内していた。しかし、このアナウンスは同じ様な基調であり、両トンネルの経営が別資本で競っているのか、裕次郎の映画で有名になった大破砕帯に関してアナウンスは共通していた。
室堂に着いたのは4時頃、ここで今日の交通機関での移動が終わる。扇沢から室堂までの5日間有効往復切符の8800円は、価値のあるものであり、関東人には半日かけての旅であった。
室堂の周辺の自然保護区には、高山植物が次々と現われる。立山連峰を背景に毒草トリカブトの青い花が咲いていた。
立山玉殿の湧水の水を飲み、暫く辺の景色を楽しんだ後、みくりが池温泉に向かう。池に映る逆さ立山や、地獄谷の景色を過ぎて、直に今日の宿みくりが温泉に着いた。
登山客向けの山小屋の中では格別の感があった。ここだけしかない温泉施設で早速ひと風呂浴び、テラスで生ビールを飲み干した。下界の猛暑とは別世界であった。食事も格別なものであった。食事に同席した親子三代の長老のご婦人は、盛りつけ方が良く感激したと従業員に感想を話していた。上下の棚に左右4名づつ16名の定員の半分の人数で、僕ら4名は上段を占めた。しかし、他の部屋は大変な混みようであった。登山客も多いが、家族連れの夏休みの旅行を楽しむ客向けのロッジでもあるようだ。ここまでは、一般家族向けで多くの人が体験しているルートであろう。明日から山歩きが始まる。(一日目完)
(二日目)
13日5時半から朝食がはじまる。既に4時前から次々とロッジを出ていく。僕らは8時半頃ロッジを出て、剱岳登頂の基点となる山小屋剣山荘に向かう。ロッジの裏側に出ると、剱岳の頂上部分を望むことができる。山歩き開始である。リンドウ池や雷鳥荘を行き過ぎ、雷鳥沢キャンプ場の中を突っ切り新室堂乗越に向かう。キャンプ場には色とりどりのテントが張られていた。剣山荘へは新室堂乗越経由以外にルートはあるが、尾根筋に出て涼しい風を期待するからと平山さんの説明があった。
キャンプ場付近の幾つかの池塘をやり過ごし、いよいよ本格的な登りとなる。高山直物を観察しながら徐々に高度が増して行く。雪渓を横切りながら尾根筋に出た。涼風が清々しく辺に花が現れてきた。
写真提供平山さん
次々に現われる高山植物は青いイワギキョウ、イワカガミ、クルマユリ等、
高山以外には滅多には見られない花が咲き競い、一時の疲れを癒してくれていた。またチングルマやヨツバシオガマ、コバイケイソウも群落して広がっていた。
別山乗越まで尾根筋を登る。陽射しは強く腕は既に真っ赤に日焼けしてきた。不要な荷物は、みくりが池温泉に残してきたが、たいして減量は望めなかった。幾分か肩の荷は軽くなっているはずだが、肩にかかる荷はこたえてきた。雷鳥平から500m程上ってきた。
標高2700mを超えた別山乗越に剱御前小舎がある。大勢の登山客はそれぞれ行動しているが、ここに泊まる客ではない。ここにはバイオトイレがある。建物の周りの日影で簡単な昼食をとった。朝のロッジには弁当もあったが、どこの小屋の昼食弁当もご飯が旨くなく、また割高であることで、各自持参したパンなどで済ませていた。
簡単な食事を済ませ、剱御前を巻いて剣山荘を目指す。軽アイゼン着用の標識もあったが、僕らは装備に用意はなく、行き違った登山客に状況を確認し、そのまま進む事になった。今回の登山ルートは終始、先頭に平山さん、次に遠藤さん、次に長張、殿役は金子さんと列をなして進んでいる。
今日のルートは、ほぼ真っ直ぐ北に剱岳を目指すコースである。別山乗越から剣山荘までは殆どが下りで、その差300m程になる。そこが剱岳への登山口となる。
残雪や雪渓は真夏の今でも大きく残っている。表面は小石や泥をかぶり少し汚れているようにもみえるが、スキーでも楽しめそうな斜面も多くある。所々、雪解け水が斜面を流れ飲料にもなる。
今日の山荘である剣山荘はルートの先の山際に見えてきた。後少しの時間で到着する。山荘には急がずに、ゆっくり大きな岩のガレ場で周りの景色を楽しむことにした。
剱岳と思っていた山容の裏には、同じ様な山容が重なって霧が去った後に見えてきた。手前の山容は前剱(2813m)で間近で見ると同格の構えであった。
2時半過ぎて剣山荘に到着した。収容人数は160名。ここにはシャワー施設があり、またまた感激した。南北アルプスの山小屋でシャワー施設のある所は珍しい。涼しさは下界の猛暑とは別世界であった。食事は、前日の小屋よりも簡素であったが、山小屋では満足できるものであった。夕食まで時間があり昼寝を楽しむ事ができた。その間、皆はビールで喉を潤していた。
平山さんの予約のおかげか、上下の棚に4名づつ8名の部屋に、僕ら4名だけの貸切であった。ゆったりしたスペースは一日の疲れを癒してくれる。窓際からは寝ながら見える満天の星空が輝き、天の川の星屑を久し振りに見ることができた。30分程の時間に流星がいくつも流れていた。(二日目完)
(三日目)
14日5時半に起床、6時40分剣山荘を出発した。今日も終日天気に恵まれそうである。この山荘には登山後再び戻ることで、登山に必要な最小限の荷物だけ、みくりの温泉に残してきたと同様に余分な荷物を預け荷を軽減する。
装備の中には、腰に巻くパワーロープやカナビラ、ヘルメットと通常使用しない道具を装備している。ヘルメットは平山さんにお借りしている。いよいよ剱岳を目指し本格的な登りが始まる。山腹の登りは急峻となってきた。やがて尾根筋に出て一服剱(2618m)まで小一時間。剣山荘からは(2467m)からは150m程高度が上がった事になる。
一服剱から前剱が眼前に聳えているが、その後ろ側にまだ見えないが剱岳が控えている。昔、この前剱を剱岳と間違えて下山した者もいたそうであるが、山容は小型だが、剱岳の山容と酷似している。
山頂までのルートは、日本国内の一般登山者が登る山のうちでは最も危険度の高い山と云われている。青く澄みきった空に向かって岩山を更に登って行く。時々現われる高山植物に癒されつゝ、登高を続ける。100名山のうちでも富士山は別格にして、最も威厳のある山の一つであるようだ。
5番鎖岩峰トラバースは20m程横に移動する。先行の登山者の様子を、順番を待ちながら見守る。
鎖にはそれぞれ番号が施されている。上りは1番から最後の9番鎖(カニのたてばい)まで、下りは10番鎖(カニのよこばい)から13番まで整備されている。
写真提供平山さん
腰に巻いたパワーロープに付けたカナビラを鎖にセットしているので、余計な恐怖感はなく進むことができた。慣れてくればセットしなくてもスムーズに進んで行けるが、今回、僕にとってカナビラなくては進めなかったように思える。
海抜2999mの剱岳山頂は、岩が乱雑に積み上げられた場所の様であるが、狭くはなかった。南方には山並みが続く立山連峰が聳え、その背後に槍ヶ岳や穂高の頂きが見える。この眺めは甲斐駒ヶ岳から見た鳳凰三山の背後に見えた富士山の姿と類似していた。
写真提供平山さん
北側には後立山連峰が連なり、白馬岳が聳えている。後立山連峰を剱側から見たのは初めてであった。富山湾方面の海岸線は確認できなかったが、水平に真っ直ぐとりまく薄い水色の線が海上の上部か、空の境あたりに筋をつくっていた。
11時半ごろ下山する。剱岳の最大の難所と言われているカニのよこばいは10番鎖である。最初の出だしは勇気がいる。岩面に向きを直し、左足を下にある岩の赤いマークに大きく踏み下ろす。後発メンバーの足元が目線となる。横で平山さんが声をかけて指導してくれる。そのまま奈落の底まで落下の危険はあるが、先月訓練された通りの手順で鎖にカラビナを次々に掛け直しながら進んで行く。水平に移動した後、長いハシゴで下るが、ハシゴに乗り移る時は緊張を強いられる。
振り返ると先程の岩壁が迫っていた。岩壁には、岩の割れ目に登山者が張り付いている姿が小さく見える。カニの横這い・縦這いとは、説明にはないがこの岩肌が蟹の甲羅に似て、上りの直登を縦バイ、下りの横に移動するルートを横バイといって、登山者の姿を蟹に見立てていることでないと思える。
13番鎖を通過すると登りと同じルートを下る。
平蔵のコルや平蔵の頭の難所を過ぎ、往路に巻いた前剱の頂きを経て一服剱。やがて眼下に山荘が現れ、3時少し過ぎた所で剣山荘に着くことができた。積年の念願が叶った瞬間であった。(三日目完)
(四日目)
15日5時半頃、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間から浮き出る御来光を迎えた。2分程で太陽全体が後立山連峰の山並みから出現した。前泊と同じ部屋で、引続き僕らだけの貸切となり、余裕あるスペースが確保され、快適な睡眠をとることができた。
連日、考えられないような好天に恵まれたため、予備日としての一日はオマケ。余力があれば立山連峰を目指すことになっていた。目的の剱岳を登頂したあとの疲れは残っているが、全員立山の登頂に向かう事になった。
振り返ると剣山荘は遠く小さくなっていた。剣山荘から真っ直ぐ剱岳に向かう山道も続いている。これから山頂を目指す登山者も多い。
別山乗越まで、登りが続く。大規模な雪渓を幾つか渡る。御花畑やガレ場を抜け、別山乗越の剱御前小舎に着いた。
別山乗越までは、往路と同じルートであるが、ここから東の立山方面に向かう。急登を上がるに従って、剣岳の全容が氷河によってできたカールの遠方に聳えていた。何度見ても飽きることはない。同じような高さに見えた前剱はここからは、左手前に小さく添えている。
別山の手前で巻道へそれる。昨日の登山とは異なり、歩き易い高低差のない稜線歩きが楽しめる。立山連峰は別山、真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山と続く連峰である。その中で大汝山が3015mの最高度である。真砂岳も巻いて、富士ノ折立へ。富士の折立から黒部湖が現われる。
3000m級の高さであるが高山病の症状は出なかった。ゆっくりした日程が効を奏したようである。剱御前小舎から室堂平の周りを遠く回り込むルートは、高低差を余り感じさせられない。
大汝山で昼食をとる。そこには売店があり、僕は700円のうどんをオーダーした。少し上った所に山頂がある。今回の山の旅の最高度3015mである。
食事を済ませ雄山神社のある雄山に向かう。霧が出てきた。
立山は、富士山・白山と日本三霊山の一つである。立山三山とは浄土山・雄山・別山を総称するらしい。その中で雄山の混み方は大変なもので、特に小さな子供の姿が都内の公園並みに賑わっている。この地方では立山登山は子供の成長の証と考えているらしい。アルペンルートの開通も後押ししている。
みくりが池温泉に着き、最後の宿は僕らだけの個室になった。温泉に着いた後も再び夕立があり、テラスで涼んでいた客は慌てて中に入っていた。
夕日は、19時5分に来日岳山腹に沈んでいった。明日の日程は、1日かけて自宅に向かい帰るだけである。リーダーの平山さんには、色々とお世話になった。僕らのスナップ写真を精力的に撮っても頂いた。何時ものリーダーの金子さんも殿役をお願いできた。若手の遠藤さんも、この山旅は人生にとって貴重な経験・思い出となると思う。皆さんに感謝したい。(四日目完) おわり
9月のコートのご案内です。奮って ご参加ください!
2013-08-11
9月のコートが確定しました。
●場所:一本杉公園内テニスコート
▼開催日時等:
・9月03日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・9月10日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・9月17日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
・9月24日(火) 8:00~10:00 Cコート・Dコート
稲垣コーチによるレッスンもあります。 是非、コートへお出でください。
お問い合せは:中里 保司/Mail
to ⇒ nkzto@live.jp
What’s Jazz の おしらせです
2013-08-04
7月のグルメの会 スリルたっぷりの山中グルメを満喫!
2013-08-04
42回目のグルメの会は、7月27日の土曜日に早大新卒のふたりの若者をまじえて高尾山ビアマウントで開いた。定例日は奇数月の第4水曜日だが、休日に開催して会社勤めの人でも参加しやすいようにした。
盛夏の土曜日とあって若者を中心に大混雑ではあったが、「休日の土曜にしては空いている方だよ」と事情通。というのも、この日は全国的に大気が不安定で、高尾山の予報も「3時ごろから雨」。ゲリラ豪雨に見舞われている地域もあり、敬遠した向きがあったようだ。
男性14人、女性2人の参加者のうち、男性4人と女性2人が一足先に登山した。熱中症が心配だったが、緑いっぱいでせせらぎが楽しめる6号路を選んだせいで、時折吹き抜ける涼やかな風が額の汗を飛ばしてくれた。
残り10人は夕方5時からグルメだけを楽しむ予定だった。ところが、4時前に会場前に到着していた「グルメ組」の湯浅芳衛さんから、登山中の世話人に携帯電話がかかった。「行列ができていて1時間以上待たされそう。整理券を配っているから人数分もらっておくからね」。
高尾山ビアマウントは、平日なら電話予約ができるが、休日は予約を受け付けず先着順なのだ。最初にもらった整理券は、入場予定時刻のかなり前に整理番号が呼び出され、人数が揃わなかったせいで無効になった。2回目にもらった整理番号で呼び出されたのが偶然にも5時直前。ひとりが遅刻しただけで、ほぼ全員が5時から飲み放題・食べ放題をスタートできた。
生ビールや焼酎などが飲み放題、かつ中華料理とイタリアン中心の和洋中60種類以上が食べ放題。生ビールはサントリープレミアムモルツと一番しぼりのフローズンが今年から加わり、オランダのハイネケンやスーパードライ、黒生なども。焼酎やワイン、日本酒、果実酒、ハイボール、変わったところではコーヒーリキュールなど盛りだくさんだ。
料理では、その場で切ってくれる生ハムや自家製麺を使ったラーメンと焼きそば、梅や昆布、海苔の茶漬けなどが増え、朝獲りのキュウリなど地元の新鮮野菜や桃などの果物が加わった。
大変なボリュームだが、大部分の参加者が果敢に飲み食いに挑戦した。
ひとまずグルメを楽しんでもらったあと、多摩稲門会の佐藤達雄・前会長の音頭で乾杯。「水曜日だとどうしても参加できなかったが、今回土曜日となり、初参加できた。素晴らしい環境のもと、若手もまじえ、誕生日の人もいて」とご満悦。
早大応援部の太田祐輔・前主将、同部の鈴木智香子・前チアリーダーはいずれもグルメの会初参加。ショ―トスピーチでは、4月からの社会人生活ぶりや高尾登山の快適さを口ぐちに語った。ともに多摩市在住で、多摩稲門会にもこの日正式に入会した。
川面忠男さんは73歳の誕生日に286回目の高尾山登頂を果たし、参加者全員が祝福。「一緒に登山した鈴木さんとは50歳違い」と感慨に浸った。湯浅さんは胃がんの手術を無事乗り越え、「きょうからまた酒が飲めるようになった」と喜び、「小学生以来60数年ぶりに高尾山に来られた」とグルメの会の効用を説く人もいた。
「自宅でもクーラーは使わない。自然の風な何より身体にいい」、「素晴らしい自然環境でのビールは最高」と高尾山賛美が続き、最後に「(スポーツ観戦の)オッカケたいとチアリーダーとのつながりを通じて若い会員を増やそう」という提案が出された。
アッという間に飲み・食べ放題制限時間の2時間が過ぎ去った。気象情報では大雨が降ってもおかしくない時間帯だったが、「大勢の晴れ男と晴れ女がいるんだなあ」という声が漏れたほど天気はもった。
雨が落ち始めたのは、ケーブルカーから参加者全員が降り立ったころ。その後都心ではゲリラ豪雨に突風が加わった。浴衣姿の若い女性たちがずぶ濡れになり、低体温症で病院に収容される事態にもなった。
かえすがえすスリリングな「山中グルメの会」だった。
(世話役 浅井 隆夫)
二子山 多摩稲門会山歩きの会 7月例会 特別企画
2013-07-21
今回の報告は、何時もの「山歩きの会」とは大変異なり、真新しい体験の連続であった。今回の登山の目的は、8月に計画している、劔岳登山の訓練を行うためであるが、リーダーがメンバーの状況を見極める意味もあるように思える。
7月16日金子宏二さん、遠藤千尋さんと長張紘一は、聖蹟桜ヶ丘駅で7時18分発の電車で八王子に向かい、JR八王子から八高線に、東飯能駅で西武線秩父行きに乗車し吾野駅で下車する。そこに既に金子さんの友人平山敏夫さんが手を振って迎えてくれた。平山さんは早稲田大学教職員の「山楽会」の仲間で、金子さんとは、西穂からジャンダルム越えを一緒したという。平山さんの車で2時間近くかけて登山口に向かった。
登山口の近くには4台の車が駐車していた。熊谷ナンバーが3台並んでいる。彼らも岩登りをしているらしい。
いわゆる西上州山域の二子山は、西岳と東岳がある。登り途中には休憩場所が無いことで、昼食には少し早い時間であるが、双峰の分岐点の股峠で軽く摂る。
平山さんは40mのザイルを背負い、腰に回したロープに色々なタイプの登攀用の器具がいつの間にかぶら下がっていた。
それぞれを取り出し、説明しながら器具をカラビナと共に、僕らの腰に巻かれたパワーロープに装着。僕らは与えられたロープに引っ掛けた器具の感触を味わっている。多分、年齢や体重や経験などを吟味しながら、最適な器具を割り当ててくれているようにも思えた。
西岳主稜の岩登りの場に到着。平山さんがザイルの先端を身に付けてゆっくりと慎重に岩場を上って行く。青いザイルは40mあり、適当な場所の樹木や埋め込みボルトに固定した後「よーし」と声を掛ける。遠藤さん、長張の順でザイルに導かれ登攀する。アンカーの金子さんは、安全確保のため所々に取り付けた補助ザイルを回収しながら続く。ザイルにアセンダーと云う器具を装着、上方向には上がって行くが、下方向には行かないようになっており、滑落してもその場所に留まる仕掛けだ。ザイルはそれ以外に利用せず、手で岩をつかみながら両手足だけで登る。三点確保が必須。
秩父の岩山は石灰岩でできている。岩は比較的しっかりして、スタンス、ホールドが取り易い。雨で濡れたら様子が一変するという。一人づゞ登るので時間はそれなりにかかる。次第に慣れてきた。所々に咲くキスゲに心を和まされる。3ピッチで、100メートルを超えるだろうと思われるほゞ垂直の壁を登り終えたのだ。
そこから埼玉県と群馬県の堺にある山頂に辿り着くまでは高低差は余りない岩場を進み、2時前に到着し2回目の昼食をとった。山頂は広くはなく南側は切り立った崖の上である。
稜線を行くと、別のパーティがザイル使い下降する姿が見えた。僕らの登りは、このルートではなく裏側のルートであったが、草木がそれなりにあるので様子は違うが岩壁としては同じだと告げられると、遠方から見た方が恐怖を感じた。
下りは、一般ルートで懸垂下降を練習する。40mのザイルの真ん中を樹木に跨がせ、その両側の2本のザイルに下降器を装着し、下側のザイルを緩めながら、スルスルと下って行く。壁を両足でおさえながらバランスをとる。最後の人が下り終えると、片側のザイルを手許に引っ張り戻す。この体験も初めてであった。岩登りに慣れるための体験や、数々の器具の扱いの訓練は僕にとっては大変貴重なもので、こうした機会に巡りあった事に感激し感謝した。流石、早稲田の校友の層の厚さを感じた。
車を停めて置いた登山口まで戻り帰路に就く。遠藤さんは、都心に用事があるため、秩父駅で降り、8月の劔行を是非にと別を告げる。後の二人は高麗駅下車。平山さんの登山歴はヨーロッパアルプスも含め、世界にまたがり尋常ではない事を知った。8月の劔岳のガイドを重ねてお願いした。
桜ヶ丘の居酒屋で山歩きの帰りの喉を冷たい生ビールで潤し、今日の山行を締めくくった。
長張 記
ザイル曳く 夏空高く 友の声 望岳居
7月16日にテニス会対抗戦を行いました。
2013-07-21
猛暑の続いた3連休の翌日(7月16日火曜日)にテニス班は対抗戦を行った。
この日は若干気温も下がり、絶好のコンデションで試合に臨めた。
相手は、連光寺テニスコートで毎日のように練習しているという強力チーム。
14人のメンバー(7組)を揃えた相手チームに対しわが方は8人(4チーム)の参加 で、3チームは2回対戦という方式で対戦した。
結果は4勝3敗で、辛勝。これは、稲垣コーチの指導の賜物と感謝。
ちなみに、参加選手は稲積・子幡・小松・佐藤・塩田・中里・半田・依田(アイウエオ
順、敬称略)でした。
これからも、暑さにめげず、健康増進と技術アップを目指して練習に励みます。
佐藤 記
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ちなみに、参加選手は稲積・子幡・小松・佐藤・塩田・中里・半田・依田(アイウエオ
順、敬称略)でした。