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展覧山・多峯主山歴史を訪ねる散策 

2020-11-29

県立奥武蔵自然公園の玄関、飯能市街地から少し足をのばすだけで、緑の山麓や清流のほとりにたつことができます。自然を求めて、歴史を訪ねて気軽なハイキングが楽しめます。
初冬の街を散歩しながら、体力アップに心掛けましょう。ご検討の上、体調に合わせご参加下さいますようお願いいたします。

 

1.日時     12月8日(火)

 

2.予定    展覧山(197m)・多峯(とうの)主(す)山 (270m) (歩行3時間ほど)

 

参考  聖蹟桜ケ丘駅(京王線準特急・新宿行)09:13→09:17分倍河原駅(JR南武線・立川行)09:25→09:36立川駅(JR青梅線・青梅行)09:44→09:56拝島駅(JR八高線・川越行)10:00→10:22東飯能駅

 

○ 集合(10:30)  JR八高線東飯能駅改札口

 

徒歩開始 JR東飯能駅西口→(:25)諏訪八幡神社→(:05)能仁寺→(:10)展覧山→(:30)多峯主山→(:05)御嶽八幡神社→(:25)吾妻峡→(:05)八耳堂→(:35)飯能河原→(:20)JR東飯能駅

JR八高線東飯能駅から拝島駅経由立川駅方面

 

○ 持ち物・装備
ハイキングスタイルでご参加下さい。昼食、飲料水、間食等 各自お好みで、帽子、タオル、手袋等、ヤッケ等防寒具、雨具(折り畳み傘)、ストック等

 

○ 雨天の場合は中止します。迷うような場合は、電話でお尋ね下さい。

 

参加ご希望の方は、長張(tel 042-337-1792 携帯080-5544-6915
e-mail nagahari@ttv.ne.jp)にお知らせください。

第83回俳句同好会

2020-11-22

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の11月例会が20日午後2時から多摩市の永山公民館和室で開かれ7人が出席、1人が欠席投句した。5句ないし3句の投句で投句数は合わせて38句だが、うち選句は21句とばらけた。

 

当日の高得点は特選にこそならなかったものの〈あきつさへ密かに飛びぬ一乗谷〉が4人に選句された。一乗谷は福井市郊外にある。戦国時代、越前を支配した朝倉氏の拠点だったが、義景が織田信長に攻められ自刃して滅びた。遺跡が発掘され昔日の居館、家並みが再現されている。作者は遺跡を訪れて詠んだもので実景を見て作った句ならではの実感が伝わる。

 

当日の出席者のうち4人はサークル「山歩きの会」が11月10日に行った三鷹の玉川上水歩きに参加した。〈紅葉散る太宰入水の流れかな〉の作者もその1人で実感が共有された。

 

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名、特選は◎で表記。

 

朝霧や淡きに街の異国めく       宮地麗子(辻野◎、又木◎、川俣)
草紅葉より一山の彩進む        松井秋尚(近沢◎、長張)
波音を踏みしめ行けり石蕗明り     川俣あけみ(川面◎、辻野)
父の忌をうかと過ごせり夕時雨     川俣あけみ(宮地◎、又木)
風月の雅きはむる尾花かな        川面忠男(長張◎)
看板の変わりたる店冬初め       宮地麗子(松井◎)
あきつさへ密かに飛びぬ一乗谷   辻野多都子(川面、長張、松井、宮地)
枇杷の花追悼の筆途切れがち     川俣あけみ(近沢、松井、宮地)
底紅の枝を払えば陽の名残り      辻野多都子(近沢、長張、宮地)
返り花その一輪の日和かな        松井秋尚(川面、川俣、又木)
バス停に秋雨を残し母去りぬ       近沢市子(川俣、辻野)
放課後の楽器の響き夕月へ       川面忠男(川俣、辻野)
秋天の雲無き富士の白さかな      宮地麗子(松井、又木)
空堀を埋め尽くして末枯るる       松井秋尚(川俣、近沢)
紅葉散る太宰入水の流れかな    川俣あけみ(川面、近沢)
寂聴の法話聴きたや石蕗の花     又木淳一(川面)
椿姫恋に殉じぬ秋の夜            近沢市子(長張)
黒雲の怪鳥になる秋の暮         川面忠男(辻野)
蒼穹の多摩の横山紅葉踏む        又木淳一(松井)
帰り花銀杏大樹を見し眼もて       川俣あけみ(宮地)
バス停の人影轢かれ小春かな      宮地麗子(又木)

(文責・川面)

GoToトラベルで有志が熱海の旅

2020-11-22

多摩稲門会の有志10人がGoToトラベルを利用し11月17日から18日にかけて熱海旅行をした。企画したのは稲積滋さんで宿は早大商学部の同窓生たちと泊ったことがあるという「うたゆの宿 熱海四季ホテル」。カラオケルームがあることから参加者は休会中のサークル「いねの会」のメンバーとなった。
17日午前10時前、8人が小田急永山駅改札口に集合し新百合丘経由で小田原へ、11時半頃に到着すると事前に連絡していた稲門会の元会長の中川邦雄さんが出迎えた。中川さんは昨年秋、多摩市から熱海の老人ホームに移っており1年ぶりの再会である。
一行は9人となって東海道線で熱海へ。

12時過ぎに到着、駅前商店街にある蕎麦店で昼食後、カラオケ時の酒、つまみを買い送迎バスでホテルに。

稲積さんは後から来る2人を待ってホテルに残ったが、8人は部屋に荷物を置いた後、中川さんの案内で徒歩数分の熱海梅園を散策、記念写真を撮った。

梅園は紅葉、楓なども多く木々の色づきを楽しんだ。「梅見の滝」は滝の裏に回り水の落下を間近に見た。滝の水は園内を流れる初川に合流している。
梅園を出た後、中川さんは老人ホームに戻った。40分ほどの道のりを歩いて帰ると言った。今年86歳だが、歩くのが日課でかくしゃくとしている。安堵しながら後ろ姿を見送った。
ホテルに戻り温泉で疲れを癒した後、5時半頃に生ビールで乾杯、夕食懇談となった。遅れて来た女性2人も合流し男女5人ずつの宴を楽しんだ。7時過ぎにカラオケルームに移り11時近くまで歌った。長張紘一さんが仕込んだ新しい歌だけでなく選曲も色っぽく変貌ぶりを見せた。
翌日の18日はチェックアウト後、MOA美術館へ。「琳派の美 花鳥風月」展を鑑賞後、茶の庭を歩き紅葉も愛でた。蕎麦店に寄り桜エビの天麩羅をつまみにビールで喉の渇きを癒した。一日半の満足した旅だが、改めて企画した稲積さんに感謝した次第である。

(文責・川面)

【早稲スポ・オッカケたい】

2020-11-15

さる11月7、8日に野球・早慶戦が行われ、総勢10名が神宮球場で観戦・応援を行いました。その結果をご報告します。

 

今秋の東京6大学野球は、新型コロナ禍の中、例年と異なった方式で行われた。通常は、対校戦で先に2勝したチームが勝点1を得て、勝点の多いチームが優勝、というルールである。今春は、8月18日から1回戦総当たり方式で、各校が全5試合を戦い、法政が4勝1敗で優勝した。真夏の「春季リーグ戦」が終わって直ぐに「秋季」が9月19日から始まったのである。

 

早慶戦に絞って話をしよう。この11月7日までの両校の成績は、早稲田は、慶応以外の4校との試合を終え、5勝0敗3引分け、慶応は6勝0敗2引分け、どちらも負けはないが、今シーズンに限りポイント制なるものが採用されていて、勝ち=1ポイント、負け=0ポイント、引分け=0.5ポイント、が与えられる。早稲田は6.5ポイント、慶応は7ポイントで、早慶戦を迎えたのだった。

 

11月7日(土)の第1戦を、観戦することになったのは、早大野球部OBの方の伝手があったからである。普通では手に入れることができないプラチナ・チケットだ。10人がこの試合をナマで見られることになった。試合開始の2時間半前に神宮球場に集まり、11時30分の開場で球場内に入る。いつもの野球観戦と違って、バックネット裏2階席に座る。

 

私は、前日、ふと思い立って、スコアブックをつけることにした。小学5年生の時に記入法を覚え、中学で野球部に入部し、事情があってプレイヤーを諦め、2年生の秋からマネージャーに転向した。スコアブックをつけるのは、その時と団地の草野球チームでの50歳代以来である。

 

さて、午後1時プレイボール。早稲田の先発投手はもちろん早川主将。今季は4勝0敗、防御率は0.25というとてつもない数字だ。既にプロ野球ドラフト会議で、楽天イーグルスに1位指名されている。試合は5回まで早稲田が慶応の好投手木澤(彼もドラフトでヤクルトスワローズの1位指名選手)の前に1回裏1死1,2塁のチャンスに4番岩本、5番丸山が倒れ、その後は2回から5回まで3者凡退。だが、6回裏早稲田は1死後、1番金子が四球で久しぶりに塁に出、3番滝沢の右翼線の2塁打で均衡を破り1-0とリード。しかし慶応も7回表に4番正木が右中間を破る2塁打を放ち、二つの内野ゴロでホームインして、同点とする。早稲田は7回裏1死後、7番1年生ながらショートのポジションを確保している熊田がライト前にヒットで出塁、8番蛭田(ひるた)が見事な流し打ちでレフトスタンドにホームランを放ち、これが決勝点となって、早川が8、9回を5三振に打ち取り、この試合15三振を奪う好投で、勝利した。この時点で早稲田は7.5ポイントで慶応を抜いて首位に立った。

 

我らの祝勝会は、新宿西口の「銀座ライオン」で。女性2人を含む10人が美酒を交わした。

 

翌8日の第2戦は、テレビ観戦である。これは多くの方がご覧になって快哉を叫んだことだろう。4回の裏を終わって2-1と慶応がリードして、8回裏の早稲田ピンチには、前日9回を完投した早川主将がリリーフし、9回の早稲田の攻撃になる。慶応の投手は木澤、2アウトになって絶体絶命の場面で、7番熊田(1年)がヒットで出塁する。次打者は昨日のヒーロー蛭田を迎えたところで、慶応・堀井監督はエースを替えて、8人目の投手に生井を送る。その初球、蛭田の1打はバックスクリーンに飛び込む逆転ホームラン。

 

余りに劇的な瞬間だった。早川主将はその裏の慶応の攻撃を抑え、早稲田は5年ぶりの優勝を飾ったのだった。

 

試合後のTVインタビューの途中で、元プロ野球選手の小宮山早稲田監督は、感極まって泣き出し、野球人生で最高の試合と述べた。試合後のホームベースを挟んでの両軍の挨拶の時に、慶応の二人の選手がベンチで泣きじゃくっていた。促されてやっと挨拶の列に加わった。

【世話人 竹内二郎】

2020.11(第194回)三鷹駅から玉川上水近辺の武蔵野文学散歩

2020-11-15

11月10日、立冬から3日目の日本晴であるが一番の寒さを迎えた。集合は12時30分、場所はJR三鷹駅改札口前。櫻井和子さん、川俣あけみさん、辻野多都子さん、中西摩可比さん、荒井孝之さん、小林 勲さん、川面忠男さん、青木康成さん、白井昭男さん、長張紘一の10名の参加である。

改札口からそのまま南口を出て西側の階上の広場からエスカレーターで道路に下りた。多摩市の街並みと雰囲気が少し違う。三鷹通りを真っすぐ南へ、太宰治が眠る禅林寺に向かう。八幡神社の東側に禅林寺がある。

施設の斉場所では法要が行われていた。扉や窓が大きく開けられているので中の様子が窺がえる。

太宰治の墓へは北側に更に向い、渡り廊下を潜り裏側に位置していた。はす向かいに森鴎外の墓がある。どちらも普通に見られる墓でこじんまりしていた。

三鷹駅に戻る。

玉川上水は三鷹駅下を斜めにクロスし中央線の南側に流れている。流量は先月の拝島付近の玉川上水と比較するとかなり少なくなっている。

上水に沿う道の、太宰の入水した場所の碑を過ごし、むらさき橋を過ぎた所に、山本有三記念館があり、全員の氏名電話番号を記載し入館する。

記念館は瀟洒な洋館で、鴎外は昭和11年から進駐軍に接収される21年まで住んで「路傍の石」などを執筆したようだ。

4人の子供や母達と暮らす間取は、それぞれさほど大きくはないが部屋数は多かった。
私の小学校の登下校途中にも接収された家があったが、中から兵隊の恰好で出る姿に遭うと、急いで逃げた何か怖かった記憶、接収という言葉に当時を思い出した。
南側には大きな庭があり、手入れされた樹々が茂り、池もあり境界を大きく回る道も整備されていた。

集合時間が昼食時と重なり、昼食場所は特に決めていなかったが、北側の庭にあるベンチでそれぞれ食事をとっていた。もう3時を過ぎていた。
再び上水に沿って進むと万助橋に出る。

井の頭公園に入るが、上水の今までの直線の流れは、低い公園池への方向から右側にカーブを始める。
井の頭公園の自然の湧水は神田川となる。公園の池の縁まで下りてみる。

池の縁から階段を上り住宅地に入る。閑静な住宅地を進んで行くと、井の頭恩賜公園第二公園に入り、再び玉川上水に沿った歩道を歩く。近所に幾つかの大学や高校が点在し学生が大勢行き交っていた。上水はこの辺りでは緩く蛇行している。下にある井の頭の池の低地を避けて、神田川と仙川の間の分水嶺を上手く蛇行しながら流れているようである。

右側の上水は緑のベルトと共に延び、左側は人家が並び、井の頭の池の方向に傾斜する。緑道は続き地元の住民の散歩道にもなっている。この辺りは川幅も狭くなる。上流から下流に進むにつれ川幅は狭まり、自然の川とは逆である。久我山駅まで足を伸ばす予定であったが、一つ手前の三鷹台駅を終点とする事にした。

宮下橋から上水を離れ、京王井の頭線三鷹台駅に向い下って行く。一日中日本晴の天気であったが、4時を過ぎると夕暮れも近くなってきた。三鷹台駅の北側に神田川が流れていた。明大前駅経由聖蹟桜ヶ丘駅へ、京王クラブで懇親会を行うことができた。京王クラブに入るにも全員の氏名電話番号を求められた。

長張 記

三鷹駅から玉川上水近辺の武蔵野文学散歩

2020-10-25

三鷹駅から文豪を偲び、太宰治・森鴎外が眠る禅林寺に寄り、玉川上水に沿って山本有三記念館、井の頭公園、野口雨情の碑、三木露風の墓のある大盛寺に立ち寄りながら、街歩きを楽しみます。
秋の街を散歩しながら、体力アップに心掛けましょう。ご検討の上、体調に合わせご参加下さいますようお願いいたします。

 

1.日時     11月10日(火)

 

2.予定    三鷹駅から玉川上水、井の頭公園散策 (歩行2時間半ほど)

 

参考  聖蹟桜ケ丘駅11:24→11:34調布駅→調布駅北口(鷹66)バス停 11:51→12:15三鷹駅南口

 

○ 集合(12:30)  JR中央線三鷹駅改札口

 

徒歩開始 三鷹駅南口→(:15)禅林寺→(:15)むらさき橋→(:03)山本有三記念館→(:05)万助橋→(:05)井の頭公園自然公園→(:15)新橋→(:20)宮下橋→(:10)大盛寺→(:20)牟礼橋→(:20)岩崎橋→(:05)久我山駅

京王井の頭線久我山駅から明大前駅経由 聖蹟桜ヶ丘駅or多摩センター駅方面

 

○ 持ち物・装備
ハイキングスタイルでご参加下さい。飲料水、間食等 各自お好みで、帽子、タオル等、手袋等、雨具(折り畳み傘)

 

○ 雨天の場合は中止します。迷うような場合は、電話でお尋ね下さい。

 

参加ご希望の方は、長張(tel 042-337-1792 携帯080-5544-6915
e-mail nagahari@ttv.ne.jp)にお知らせください。

第82回俳句同好会

2020-10-18

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の10月例会が16日午後2時から多摩市永山の公民館和室で開かれた。第82回で8人が参加、5句ずつ投句と選句を行ない、うち1句を特選とした。

 

今回の高得点句、〈厄歳の表疾うに超え秋うらら〉は、「厄歳」を「やくさい」か「やくどし」と読むかで句意の受け止め方が分れた。結論は「やくさい」、つまり「わざわいのある年」であり、今年はコロナという災いに苦しめられた。「表」は「地上に立てた時刻をはかった木」、つまりコロナは秋には終息するという目途であり、それが外れたもののコロナに感染せず息災であるという心境が〈秋うらら〉という季語という解釈である。その心境に共感して特選にしたのだ。

 

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)。

 

厄歳の表疾うに超え秋うらら        松井秋尚(川面◎、近沢◎、辻野◎、長張)
秋さびし閉ぢめの会の酔ひ醒むる 川面忠男(宮地◎、近沢、松井)
虫の音や母となる子と帰路に就く  又木淳一(川俣◎、宮地)
ぽつぽつと桜紅葉の杜となり     松井秋尚(又木◎)
曼珠沙華水面に揺るる影昏き     松井秋尚(長張◎)
村道はいつしか市道赤のまま    又木淳一(松井◎)
眼鏡拭く秋夕焼を見尽くして     川俣あけみ(川面、近沢、長張、又木、宮地)
風に揺れ熾火ひそむる吾亦紅     長張紘一(川面、川俣、辻野)
信濃路のひかり満ちたる林檎かな  川俣あけみ(又木、松井、宮地)
引き返す道見失ふ芒原         川俣あけみ(辻野、松井)
縄文の匂へる里や栗を打つ      又木淳一(川俣、辻野)
刈萱のそよぐや遥か古戦場      又木淳一(長張、宮地)
田の水に蓮の実穴の頽れて      辻野多都子(川俣)
秋来ぬとの古歌身に沁みぬ朝の風 辻野多都子(長張)
籠に満つ鈴虫野恋ひ星を恋ひ    辻野多都子(川面)
令和二年心弛(ゆる)びて今日の月 又木淳一(辻野)
一本の櫓の漂へる秋の海       川俣あけみ(川面)
十六夜や昨日の月の事ばかり    宮地麗子(又木)
蔓たぐり身反らす父の健やかさ    近沢市子(川俣)
ソハソハと萩風に乗り咲きそむる   辻野多都子(近沢)
下枝より囁く声や花野みち       辻野多都子(近沢)
開け放す待合室の尾花揺れ     長張紘一(松井)
秋潮や裕次郎亡く哲也逝き      松井秋尚(又木)

(文責・川面)

2020.10(第193回)拝島駅から玉川上水散策

2020-10-18

10月13日やっと夏と冬の間の季節を味わえる気候なった。

コロナ禍のなか、長過ぎた梅雨やその後の暑すぎる酷暑、また急な寒さの日々があり、天からの祟りではないかと思われる日々が続いていた。

集合は11時JR拝島駅改札口前、辻野多都子さん、中西摩可比さん、小林 勲さん、川面忠男さん、青木康成さん、林 譲さん、浅井隆夫さん、坂田洋介さん、長張紘一の9名の参加である。

高齢者は、不要不急の外出を控えるよう指導され、忠実に守る僕らには足腰の衰えはまさに深刻であるのだが・・・。今迄の山歩きではなく、体力の衰え勝ちの昨今、街歩きではあるが近場には十分自然に親しめ歴史を重ねた場所が用意されている。

拝島駅から直ぐに玉川上水に沿う遊歩道に出る。

上水は高い柵で遮断され、人の入出を拒んでいる。

今日の最終点であるモノレールの玉川上水駅まで長く続いていた。

江戸時代からの役目は薄れている上水を、市民の憩いの場所としてもっと開放すべきとの意見は出ないのか不思議に思う。

上水は川幅一杯に勢いよく流れていた。

少し白く濁っているが、浄水のための薬剤なのか解らなかったが、昔の記者魂か浅井さんが水道局に問い合わせし、羽村取水場近くの石灰岩採掘の粉が流れ込んでいるとの回答を得た。石灰は人には無害なのか。

上水の右岸・左岸に平行して歩道があるようだが、全てはそうでなかった。ガイドブック通りとはいかなく、案内役の僕としては大変不甲斐なかった。

美堀橋から昭和の森ゴルフ場内の上水に平行する車道を過ぎ、松中橋から上水に出た。

昼食場所は、砂川用水分水口付近に分散した。

江戸幕府財政再建の一環として、この一帯の新田開発のため、玉川上水から分水したとある。

南北に流れる残堀川は、下流の昭和記念公園の中を流れているが、東西に流れる玉川上水と直角にクロスする。上水が残堀川の下を立体交差する珍しい場所である。

すずかけ橋は残堀川に架かる橋で、上水はこの川の下にサイフォン効果で再び水路に戻る仕組みになっている。

残堀川は以前、立川断層の名残といわれた時期があった。昭和記念公園内の残堀川には流水を見たことがない。

御影橋から南下して上水を離れた。直に御影橋公園の大きなグランドがあり、野球試合が行われていた。グランド内の休憩場に入り集合写真を撮った。

更に五日市街道を右折する。街道筋の並木の名残であろう大きな欅が点々と保存されていた。
砂川新田開発者子孫の菩提寺の流泉寺の境内と、阿豆佐味天神社に立ち寄り再び街中を北上して上水の遊歩道に入る。

浄水に戻ると右岸が少し高まっている。水路の開削時の余分の土砂を堤に盛り上げたように思う。

滔々と用水は流れている。白く濁った流水は、この辺りでは少し澄んできた。

樹木の根張りに躓かない様、注意が必要な土手もある。コナラやクヌギの大木は、年季が入っていた。

樹木の繁みの間から突然モノレーの走る姿が現れ、西武拝島線とモノレール線の玉川上水駅前広場にでた。

モノレール線に乗り高幡不動駅経由で、聖蹟桜ヶ丘にある京王クラブで懇親会ができた。気候が安定していない中、今日一日、暑くもなく寒くもないハイキングを楽しむことができた。

 

長張 記 坂田氏 写真一部

稲門の16人、最後の「麗の集い」に参加

2020-10-11

多摩稲門会の16人が10月3日、多摩市関戸のヴィータホールで開かれたスナック「麗」のカラオケ大会に参加した。大会は「麗」が10月末で閉店することから「麗の集い 第7回カラオケ大会」をお別れの会として実行、これに同店を貸し切りの定例会場として利用していた稲門会のカラオケサークル「いねの会」、同会から派生した有志の会の「月曜会」が賛同したものだ。

 

大会は午前10時半に開始し、午後4時過ぎに終了したが、時折5分間休みドアを開けて換気、3密対策を図った。約60人が参加したが、「月曜会」のメンバーが午後2時過ぎ、続いて「いねの会」のメンバーが舞台に立った。「いねの会」はスタートして19年目、「麗」を会場にして13年になり、同じく「月曜会」も8年になるなどと筆者が説明し、月曜会の浪久圭司さんらメンバーらが歌う曲名を案内した。「いねの会」については辻野多都子さんが司会した。

 

例えば尾ノ井光昭さんの出番に際し「多摩稲門会の会長として尽力されています」と紹介、これを受けて尾ノ井さんが「名刺代わりに」と言って「男の名刺」を披露するといった具合だ。

 

湯浅芳衛さんが登場すると、辻野さんは永らく早稲・スポオッカケたい長だったと紹介した。湯浅さんは早稲田スポーツをこよなく愛する人だ。その日も東京6大学野球の早稲田大学と法政大学の試合を気にかけ、早稲田が2対0で勝って安堵したと報告した。

 

ほぼ予定通りプログラムが進んだ後、最後に「麗」のママの宮地麗子さんが登場し、「閉店を考えていたが、コロナが契機になった。ありがとうございました」などと挨拶した。「いねの会」から同会を起ち上げた田中亮介さんが会を代表して宮地さんに感謝の花束を贈呈した。

 

閉会後、出場者のうち13人が最寄りの鮨店に移動し、懇親した。その場で「いねの会」の会長、青木康成さんが自身をはじめ同会の幹事たちの役目は終わったと言い改めて「いねの会」の休会を宣言した。

(文責・川面)

【早稲スポ・オッカケたいより】

2020-10-11

新型コロナ禍のために、本欄への投稿は5か月ぶりになる。学生スポーツに限らず、あらゆるスポーツが閉塞感に陥っているのは誠に忌々しき事態だが、ここで愚痴を言ってもせん無いこと。少しずつではあるが、復活に向けた動きが出て来たような昨今ではある。
「早稲スポ・オッカケたい」の3大スポーツ、野球、ラグビー、駅伝について、この秋から冬にかけての、状況をご連絡したい。

 

① 野球

2020年東京6大学春季リーグは、各チーム総当たり1回戦だけの変則日程で行われた。「春季」と言っても、日程が8/10~18の酷暑の中で、法政が4勝1敗で優勝した。早稲田は3勝2敗で、立教と同率の3位だった。
秋季リーグは既に始まっており、早稲田は2勝2分けの勝率10割の1位。同じ10割の慶応は4勝0敗である。早稲田は明治、法政とそれぞれ1勝1分けだが、慶応の4勝は立教、東大との対戦だった。
この小文が掲載される10/11には、早稲田は東大戦を終えて4勝2分けになり、次の10/24,25の立教戦を勝ち抜いて、11/7、8の早慶戦を迎えることになる。

 

② ラグビー

関東大学対抗戦グループの試合が10/4から始まった。早稲田の第1戦は青山学院大である。昨シーズンは92-0、一昨シーズンは123-0で早稲田は勝っている。この相手に早稲田は手こずった。前半が終わって19-10、後半には一時6点差まで迫られた。
出場フィフティーンを見て驚いた。昨年、あの大学選手権で明治大を破って優勝した時の選手は4人だけ。FWでプロップ久保、小林、NO8丸尾(主将)、バックスではウィング古賀のみ。リザーブには誰もいない。FWで下川、相良、バックスで長田、河瀬といった優勝に貢献した面々が欠場しているのである。
スカパーの実況中継では、解説者が青学の健闘を称賛していたが、私はヒヤヒヤさせられた。このまま行けば、大学日本一はおろか、明治、帝京、慶応、筑波(この試合の前に、慶応に30-19で勝った)に負けて大学選手権に出られないぜ、と言いたくもなったのである。

 

③ 駅伝

今年(2020年)正月の箱根駅伝では、早稲田は7位だった。前年(2019年)が12位に終わり、2019年10月に行われた予選会でギリギリの9位で、辛うじて全20校の出場枠に滑り込んだ結果であった。
大学3大駅伝のうち、例年10月に行われてきた「出雲駅伝」は、新型コロナ禍の影響で中止になった。11月の「全日本大学駅伝」は名古屋市から伊勢神宮までの、比較的人口の少ない区間を走るのでOKだろう。例年、「箱根駅伝」は、有楽町―横浜―藤沢―平塚―小田原―箱根 といった沿道に多くの観戦ファンが集まるので、関東学生陸上競技連盟からコロナ対策が発表されている。出場校の応援団など集団による応援を行わない、周辺での小旗や大学新聞などの配布物は禁止する、開会式や閉会式、それに表彰式なども極力縮小するか行わない、などである。
さて、早稲田はどうだろう。全10区間のうち、今年は4年生が2人、2区と9区を走った。1区を走った中谷(現3年生)は1位の創価大に僅か17秒差で6位で2区の太田主将にタスキを渡した。中谷は今年は3年生になっても好調で、3000mに13分30秒台の記録を出したそうである。チームとしては、総合3位以内を狙っているようだ。決して大風呂敷ではないと思う。

{世話人 竹内二郎}

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