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ラグビー「講習会」(9月10日・月)のお知らせ
2018-08-19
来年、2019年にラグビーワールドカップが日本で開催の運びです。
それに合わせて、慶応三田会より、上記「講習会」の共同イベントを申し込まれました。
当、多摩稲門会でもラグビーファンが多く、この企画に参加することになりました。
ルールを知り、面白く観戦するためにも良い機会ではと思います。
会員に、ご紹介、ご参加をお願いする次第です。
● 日時:9月月10日(月)、午後1時15分受付開始。
講習1時30分~16時00分
● 場所:関戸公民館ヴィータコミューネ 8階、第一会議室・第二会議室
京王線・聖蹟桜ケ丘駅より徒歩1分
式次第・講演
● 多摩市ラグビー教会挨拶 多摩市代表挨拶
慶応義塾体育会蹴球部 古田主将挨拶
● 講演「講習」 慶応義塾体育会蹴球部 梅村氏
(動画を多く挟み、パワーポイントで説明)
(予)終了後、「打ち上げ」あり、希望者のみ(費用個人負担)
参加ご希望の方は、8月25日(土)までに、電話(090-4364-7438)か
メール(kazumi.hiramatsu@kj8.so‐net.ne.jp)で平松まで、ご連絡下さい。
(名前のみ会議主催者に連絡します)
以上、(文責-平松和己)
ひじり館 軽音楽納涼コンサート
2018-08-12
開催日:9月1日(土)
会場:ひじり館ホール 入場無料
開場:午後1時 開演:午後1時30分
出演バンド
ハワイアン 「ブルースカイ多摩」
ジャズ・フォーク 「トライ」
ポップス 「タマピカル」
ファミリーバンド 「シャバチャンズ」
ひじり館軽音楽コンサートは今年で5回目を迎えます。
多摩稲門会ライブ同好会の中村が責任者として企画・運営しています。
多摩稲門会の皆さまもぜひご参加いただきたいとご案内します。
ひじり館へのアクセス
聖蹟桜ヶ丘駅~聖ヶ丘団地経由~永山駅のバス
聖ヶ丘センターにて下車 バス亭のすぐ前レンガ建ての建物がひじり館です。
「酷暑に耐えて美食と美酒味わう」
2018-07-29
72回目のグルメの会は7月25日、JR橋本駅近くの「寿し常 ミウィ橋本店」で開いた。都内でも40度を超す酷暑が続いていたにもかかわらず、男性10人、女性ひとりの計11人が参加した。
とはいえ、熱中症と無縁とは言えず、間一髪で危機を乗り越えた山中康廣さんの音頭で乾杯。赤ホヤの塩辛など3点の前菜に続き、真鯛や赤エビなど4種の刺身が運ばれた。ビールや日本酒、焼酎など飲み放題の酒が次々と注文されて宴は一気に盛り上がった。
恒例のショートスピーチに入り、日ごろ健脚を誇る櫻井和子さんは、平山城址公園周辺を多摩稲門会の仲間と歩いた際に暑さで歩行困難に陥ったエピソードを披露。大事をとって多摩センター駅までタクシーで向かったせいで、投薬ならぬ生ビールを飲んで元気を回復したという。
一方、川面忠男さんは週末28日から極東ロシアに納涼旅行に出発する計画ながら、歯痛に悩まされ、台風12号接近に気をもんでいた。
長張紘一さんは6年間務めた多摩稲門会幹事長職から先月解放され、「肩の荷が下りた」。後任の平松和己さんは「新しい企画を楽しみにしてください」と抱負を語った。世話役は「多摩稲門会は理想を追い続ける『ヤングマン』の集まり。ただもう少し現実を見た方がいいのでは」とチョッピリさめた目も。
エビの天ぷらや銀ダラの西京焼きが運ばれたころには酩酊する人が増えて、この夏の大雨などの災害に話題が広がった。西村弘さんはNHKアナウンサー時代に遭遇した長崎豪雨の苦労話に触れ、井上一良さんはテレビの地震特集番組を視て、「いまをいかに生きるかが大事」と達観したかのようだった。
今回初参加した野田豊實さんと尾崎隆教さんは現役時代の仕事や趣味などを自己紹介、グルメの会の雰囲気にすっかり打ち解けた様子だった。
ロシアワールドカップで日本チームを予選突破に導いた西野朗監督について、元早大サッカー部監督の由井濱洋一さんは「冷静で運が強い」と評価、山中さんも「日本の実力が世界で評価された」と同調した。
大トロやウナギなど握り5点のあと、ミョウガとキュウリのサラダで口直ししてお開きとなった。
(世話役 浅井隆夫)
第55回俳句同好会
2018-07-22
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」7月の月例会は、20日永山公民館和室で行い、欠席者も含め8人が投句と選句を行った。
選句は全体で24句のうち選外となったのが5句と、特選句は6句となった。その中で、<諺が母の哲学夜干し梅>は2人の特選句を含め6名が選句された。言葉が凝縮された諺と風味が凝縮された梅干しとの取り合わせ、諺を母の哲学との表現、母の思い出と梅干しの季語の扱いが好評価となった。
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)
諺が母の哲学夜干し梅 萩尾昇平(川面◎、平松◎、川俣、又木、宮地、長張)
竹林の生める涼風嶺青し 川俣あけみ(又木◎、長張、平松)
あぢさゐや濡るる山路の女声 川面忠男(長張◎、辻野)
紫陽花に雨ひかりなほ婀娜となり 長張紘一(宮地◎)
筐底に秘する艶書の曝書かな 又木淳一(辻野◎)
古希なりと七月の風に告げにけり 宮地麗子(萩尾◎)
太宰展
あるじ無き万年筆に梅雨深む 川俣あけみ(辻野、萩尾、又木、長張、川面)
一片の翳も許さず白木槿 川俣あけみ(萩尾、又木、長張、平松)
梅雨明けて連山の影確かなり 川面忠男(川俣、又木、宮地)
明易し広げしままの地図畳む 宮地麗子(辻野、川俣)
母と吾と子等蚊屋に寝し遠き日々 辻野多都子(宮地、川面、)
花の寺付かず離れず夏蜻蛉 宮地麗子(辻野、平松)
桜桃忌暗き歌聴く昼カラオケ 辻野多都子(萩尾、川面)
無人駅の伝言板や遠き雷 萩尾昇平(川俣)
四葩背に羅漢見詰むる幼かな 川面忠男(宮地)
七夕や雲間に光る金と銀 平松和己(川面)
西国の習ひとなりぬ嗚呼水禍 又木淳一(萩尾)
白南風や愁いも共に吹き飛ばし 長張紘一(平松)
姫早百合会津の旅の続きをり 又木淳一(川俣)
(文責・長張)
2018.7(第176回)由木地区里山散策
2018-07-15
先週関東地方は梅雨が明けた。そして西日本では広く大雨による甚大な被害がでて、未だ全容が解っていない。
7月10日、今回は本格的な夏日となった。コースは近場の由木地区の里山散策を企画した。
今日のメンバーは櫻井さん、中川さん、小林さん、青木さん、白井さん、林さん、浅井さん、長張の8名となった。
13時の長沼駅は、何時ものように閑散としている。高架の立派な駅は10年以上も前から、この辺りの植物保護や観察調査の場として、今でも月一回は利用している馴染みの駅である。
南側に広がる丘陵を目指して徒歩開始。気温湿度の高いハイキングとなった。京王線とほぼ並列する北野街道を渡ると、直に都立長沼公園の入口の樹々中に入る。「霧降の道」と云われる公園の中心を真っすぐ尾根筋に向かうメインの玄関道である。
頂上まで自然石が敷かれている「霧降の道」は北斜面の園内を緩やかに上って行く。入り口から頂上まで標高差100mになるが、2か所ほど休憩場所が整えられており水分補給をする。樹木に覆われた園内には通り過ぎる人は殆どいない。昨年大雨でこの道の数か所が崩落し、長い間通行禁止となっていた。人手を多く利用し整備された道を、安全に利用できるのも有難く贅沢なことである。
「霧降の道」は上りきった尾根筋で終わる。尾根筋はハイキングコースとして地域住民の散歩やジョギングコース、犬の散歩道として利用されている。南側も北側も眼下に街並みが広がる。頂上園地・展望園地を通り平山口を降り公園を後にした。暫く炎天下の南陽台の住宅地を通り、東京薬科大学のキャンパスに入る。キャンパス内には薬用植物園が整備されている。今日は入り口付近を見学して帰路を急いだ。
薬科大学の北の尾根筋からキャンパスを出て、都立平山城址公園東園に入り再び尾根ハイキングコースとなる。東園は最近整備され、従来の西園に続いている。京王研修センターと京王グランドや、今は廃校になっている平山第一小学校と薬科大学の間の細長い尾根筋が東公園として利用できるようになった。
東園の道に沿って暫く行くと今日の猛暑でメンバーの一人が体調を崩された。東園中央広場口は廃校の旧平山第一小学校グランドの南側にあり、身障者用のパーキングがある。ここにタクシーを呼ぶことにした。京王タクシーはこの場所が解からず時間が掛かったが、3人のメンバーと共に多摩センター「銀蔵」へ先行した。見送ったあと残った5人で散策を続けた。
ヤマユリは八王子市の市の花であり、日本特産の代表的なユリである。山地の林に自生する姿は香りも強く豪華である。ボランティア団体により保護されているが、今年はいつもより数が少ない様に思う。その中で今日のコースで一番の美形の花を撮った。
西園の湿地帯に下り、更に園外の赤道を下ると田んぼが広がる。ここは、堀之内里山保全地域に指定されている。田んぼは農家の田んぼとは異なり、小学校・幼稚園の課外授業のため、また、いろいろなボランティア団体の里山保全の一環として米作りが行われている。更に進み酪農が続く独特な牛の臭が漂う道を下り、堀の内駅に向かう。堀之内駅から電車で多摩センター駅、先発のメンバーと合流した。大汗の後の生ビールを一気に飲み干し、体調を崩されたメンバーも何時もの元気な姿を取り戻したようで一同安心した。
長張 記
平成30年度定例総会・文化フォーラム・懇親会の報告
2018-07-01
多摩稲門会の平成30年度定例総会・文化フォーラム・懇親会は6月23日(土)午後1時から多摩市関戸の「京王クラブ」で行われた。
第39回定例総会
午後1時、多摩稲門会第39回定例総会が長張紘一幹事長の開会の辞で始まった。ご来賓の紹介のあと、尾ノ井光昭副会長(会長代行)の挨拶、来賓の鈴木嘉久・早稲田大学地域担当部長のご挨拶を頂戴した。
総会は加来健一郎幹事が議長に選出され、議事が進行した。長張幹事長が平成29年度多摩稲門会活動報告を、尾ノ井副会長兼会計幹事が同決算報告を行い、いずれも異議なく承認された。引き続き、新役員幹事案が審議された。新会長に尾ノ井光昭副会長、新幹事長に平松和己副会長が推薦され、異議なく承認された。次に平松和己新幹事長が平成29年度多摩稲門会活動方針案、予算案を発表した。「会員相互の親睦、母校早稲田大学の発展、地域文化の向上に寄与」するという会の目的を一層推進させることを宣言した。活動方針案、予算案は、賛成多数で承認された。
第66回文化フォーラム
平松幹事長の開会アナウンスで始まり、講演が始まった。演題は「角界を語る」。講師は現横綱審議委員会委員の矢野弘典氏。相撲の歴史から講演は始まった。736年から始まった相撲は当初から神事・祭事として行われた。横審委員をなさっているだけあって相撲に対する造詣が深く、出席者も初めて聞くことにうなずく人が多かった。例えば、ハワイ出身の曙が新聞記者に答えて、「横綱は24時間横綱です。ボクシングのチャンピオンとは違って、土俵の上だけが横綱ではありません。」・・横綱に対する国民の期待を公私ともに背負っていたと述べた。土俵の話も面白かった。土俵の直径は、4.55メートル(15尺)。土俵の広さは16世紀の安土時代から変わらないらしい。力士が大型化したのだから土俵をもっと広くしたらどうかという意見も出たことがある。また、土俵も一時は四角い土俵もあったらしい。しかし、結局今の円い土俵に落ち着いた。「円い土俵を上手に使うことができれば、小兵力士にとって不利になるとは限らない。小よく大を制し、あるいは窮地を脱して逆転するという醍醐味を味わうことができる」という話には、思わず舞の海関を思い出して、ウンウンとうなずいてしまった。日本の伝統文化の神髄を知った思いである。
講演後に行われた一問一答では、「日馬富士事件の真相」や「女人禁制の土俵問題」等について、丁寧にお話ししてくださり、聴衆も身を乗り出して聴いていた。
懇親会
午後4時から会場を移して懇親会を催した。尾ノ井光昭会長の開会の挨拶、ご来賓の祝辞に続き、白井昭男副会長の乾杯発声でグラスを片手に歓談の輪が広がった。益田幸兒幹事の司会・進行で会は進められた。恒例の会員ひと言スピーチ、小林誠治多摩白門会支部長や近隣稲門会来賓のスピーチなど、時間の経過とともに会場は一段と盛り上がりを見せた。講演者の矢野弘典氏も懇親会に参加し、会員と気さくに話していた。その後、稲門祭記念品グッズの抽選会があり、稲垣友三副幹事長の采配で稲門祭記念品グッズが出席者に抽選により配布された。浅井隆夫副会長の閉会の挨拶のあと、参加者が全員で校歌「都の西北」を肩を組んで合唱し、野宇会計幹事の力強いエール発声で閉宴した。
会員―浅井隆夫 有福典夫 石井卓治 石川良一 稲垣友三 遠藤千尋 尾ノ井光昭 加来健一郎 上條喜義 川面忠男 菊沢光江 菊池恵子 小暮栄治 子幡嘉之 白井昭男 鈴木嘉久 田島重光 寺沢 史 長張紘一 浪久圭司 野宇 進 平松和己 広田 進 福田かほる 福田 宏 星野英仁 本保和雄 益田幸兒 又木淳一 松本弘之 前田光治 森 悦美 湯浅芳衞 吉川啓次郎 (以上34名)
来賓―大学1名、多摩三田会1名、多摩白門会1名 狛江稲門会2名、調布稲門会3名、八王子早稲田会1名、町田稲門会2名、日野稲門会1名、府中校友会2名、稲城稲門会1名 (計 15名)
(稲垣友三 記)
八王子市由木地区里山散策
2018-07-01
今回は、近場の街中に残る里山のハイキングコースをゆっくり散策します。京王線長沼駅の南側420mに長沼公園の入口があり、緑の丘陵地が続きます。八王子市由木地区里山散策は、「山歩きの会」例会で何度か行っております。真夏の中近場の貴重な緑に囲まれた里山の散策は、違う趣のあるハイキングとなります。ご検討の上体調にあわせてご参加をお待ちします。
1.日時 7月10日(火)
2.予定コース
京王線長沼駅〜長沼公園~平山城址公園~京王線堀之内駅
○集合 (13:00)京王線長沼駅改札口
徒歩開始 京王線長沼駅〜長沼公園〜東京薬科大学~薬用植物公園~平山城址公園西園~平山城址公園東園~宮嶽谷戸~堀之内寺沢里山公園~京王堀之内駅
○持ち物・装備
・ハイキングスタイルでご参加下さい。飲み物(熱中症対策)、間食等は各自のお好みで。帽子、タオル等、雨具(折り畳み傘)、
○雨天の場合は中止します。迷うような場合は、メールか電話でお尋ね下さい。
参加ご希望の方は、長張(tel 042-337-1792、携帯080-5544-6915
e-mail nagahari@ttv.ne.jp)にまでにお知らせください。
第54回俳句同好会
2018-06-17
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」6月の月例会は、15日会場は久し振りに関戸公民館に移り、欠席者も含め8人が投句と選句を行った。何時もの永山公民館から関戸に変わったため、会場を間違えられた方もあった。
選句は全体で24句のうち選外となったのが8句といつもより多く、特選句は6句となった。
その中で、「花樗」「花あふち」と2句、栴檀(センダン)の花の特徴を季語に捉えた句が特選句となった。南方熊楠が愛した花と云われていることを良く知る、栴檀との取り合わせが好評価であった。
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)
去りし人淡くなりゆく花樗 川俣あけみ(川面◎、長張◎、宮地、辻野)
熊楠の魂漂ひぬ花あふち 辻野多都子(川俣◎、又木、萩尾、川面、長張)
夏富士を仰ぐ白杖湖の風 川俣あけみ(宮地◎、又木、川面、辻野)
今日終はり明日煩はし髪あらふ 辻野多都子(萩尾◎、宮地、長張、平松)
麦の風長編脇に八高線 萩尾昇平(又木◎、宮地、川俣、平松)
花菖蒲摘まれし姿(なり)のなほ妖し 又木淳一(平松◎、長張)
ピアノ弾く背に指(および)に新樹光 川俣あけみ(又木、川面、宮地)
所在なく客待ちて居り梅雨間近 宮地麗子(萩尾、辻野)
麦笛や少年国を信じてし 萩尾昇平(又木、川俣)
草引くや祖母の在せば煎薬に 又木淳一(萩尾、辻野)
朝聞き夕べ尋ぬる未央柳 又木淳一(萩尾、辻野)
旅衣脱げり新茶の甘露なり 宮地麗子(川俣、平松)
青葉出ぬ一本松へ託す夢 長張紘一(川面)
更衣老いのしみしわ如何にせむ 萩尾昇平(長張)
遡上せる鮎のしぶきや茜雲 平松和己(川俣)
冷酒や心は熱き喜寿の宴 川面忠男(平松)
(文責・長張)
2018.6(第175回)武蔵小金井散策
2018-06-17
6月14日、予報では一日曇りがちであるが雨の心配はなさそうである。
今回のコースは、歴史的スポットを多く散策することで、「歴史に遊ぶ会」43回目と合同企画となっている。
中央線武蔵小金井駅から10時過ぎ徒歩開始。傘をさしている女性は日傘である。
今日のメンバーは櫻井さん、中西さん、鈴木さん、青木さん、小林さん、川面さん、白井さん、尾ノ井さん、林 譲さん、又木さん、初参加の藤原雅博さん、長張の12名となった。
久し振りの白井さんのガイドによる、武蔵小金井の散策が開催された。小金井の地名の云われの「黄金の水」は、駅からわずかの場所にあった。
予定コースにはなかったが、小金井の散策にはここから出発と、ガイドの案内に従い辿り着いた。
街角の小さな一角の井戸の「黄金の水」を嗜むため、ガイドが用意した紙コップが配られそれぞれ口にする。癖はないが味は解らない水であった。冷たければ旨いと思う。
西へ進み、滄浪泉園の入口に着く。鬱蒼と茂った林の入口に門構えがあり、門をくぐると森閑とした世界の中に入って行く。明治・大正期に三井銀行などの役員、外交官、衆議院議員などを歴任した波多野承五郎が別荘とした、武蔵野の「はけ」を利用した庭園である。野鳥や野草の宝庫である。
滄浪泉園から北に進み、中央線を潜り山王稲穂神社に向う。
途中の道際の境界に陸軍技術研究所境界杭を探しだした。
稲穂神社近くにある早稲田実業の選手は、甲子園に行くときには必ず参拝するそうである。
次に訪れたのが、3億円事件でカロ-ラが乗り捨てられた場所で、数か月後の昭和44年4月に発見された駐車場を訪れた。
野川の源流に沿ったメタセコイヤの並木の向こう側の駐車場である。未解決の3億円事件は、当時大変騒がれていた。
紫陽花通りは玉川上水からの分水の道で、回りよりかなり高く堤防のような遊歩道になっている。
水車跡から玉川上水をわたり、五日市街道をわたり、小金井街道を北上し小金井公園の西門から入園する。
江戸東京たてもの園前の広場にあるベンチで食事をとる。大きな広場の周りには、桜の大樹が茂り、花期には大変賑わうところである。全員の記念写真を撮った後、園内に入る。
先を急ぐため、園内の見学時間は30分程と短くし、皆それぞれ高橋是清邸に向かう。是清が2・26事件で殺害された書斎・寝室として使用していた2階に上った。現場で、ボランティアガイドの説明を聞くことができた。多くの移築・復元建造物には、ガイドがついているが、限られた時間を小走りで回り、たてもの園を出た。良く見るためには、半日はかかると思われる。
八代将軍吉宗の享保の改革の時、川崎平右衛門は幕府の期待に応え武蔵野新田の立て直した。この功績により美濃の国や、岩見銀山の代官に転じた平右衛門供養塔に寄り、コース最後の目的地の浴恩館公園に入る。
小説「次郎物語」は、下村湖人が初代館長として若者達の指導にあたりながら、この地をモデルに構想を練り、次郎の少年時代を描いたものと説明板にある。執筆した場所の空林荘は講師の宿舎として昭和5年に建てられたものだが、5年前に焼失してしまい、土台だけが残っていた。文化財センターに入り郷土の遺跡などの展示物を見学した。
たてもの園入口バス停に戻り、循環バスに乗り込み武蔵小金井駅まで、更に南口から府中駅行きのバスに乗り継ぎ、京王クラブに向かった。浅井さんが合流し久し振りの大勢の懇親会となった。梅雨の合間の少し蒸し暑かったが、雨に降られる事はなかった。
長張 記
多摩稲門会「第18回オール早稲田囲碁祭」に参加
2018-06-10
6月2日(土)、恒例の「第18回オール早稲田囲碁祭」が、日本棋院・市ヶ谷本院で開催された
●「多摩稲門会」チームとして、下記、5名が参加。
人見九段、上杉七段、井石五段、梶本四段、平松三段
○Aクラス、最強リーグでリーグ戦。
●1回戦、「杉並・中野稲門会A」と対戦。 2勝3敗と惜敗
●2回戦、「柏稲門会」と対戦。同じく、2勝3敗と惜敗
●3回戦、「永楽倶楽部」と対戦、4勝1敗と始めて勝ち点
○チームとしては、1勝2敗で3位。また、全成績は8勝7敗と勝ち越し、気を吐いた。
○個人成績
人見九段、3勝0敗(全勝賞)、上杉七段、2勝1敗、井石四段、1勝2敗、
梶本四段、1勝2敗、平松三段、1勝2敗