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第45回俳句同好会
2017-09-17
毎月第3金曜日に行われるサークルの俳句同好会は9月例会が第45回目で15日午後、多摩市関戸の公民館和室で開かれ、7人が投句と選句を行った。21句のうち19句が選句となった。
投句のうち<遠ちよりの風つかみゐる草の花>の句は3名が特選句とし、秋の季語である<草の花>を取り入れ、何気ない情景をとらえうまく表現した句と好評であった。また、秋の次第に次世代に移るための自然の流れの情景を自分事とした句も解説された。本人の解説で句の意味が解り、一字二字直されて秀句になる修正する句もあり有意義な半日であった。
選句の結果は以下の通り。カッコ内は選句者、特選句は◎で表記。
遠(を)ちよりの風つかみゐる草の花 川俣あけみ(辻野◎、又木◎、宮地◎、長張)
人恋ししとしとしとと秋の雨 宮地麗子(長張◎、川面)
指す指に躊躇いながら赤とんぼ 長張紘一(平松◎)
敬老日育児の力残りけり 又木淳一(川面◎)
新涼や白き雲より鳥生るる 川俣あけみ(平松、長張、宮地)
漸くに晴れし間(あはひ)の秋の蝉 又木淳一(長張、宮地、川俣)
子犬眼を開く秋扇の余り風 川俣あけみ(辻野、又木、川面)
草叢へ飛び立つ蝗先へ先 長張紘一(川俣、川面)
坪庭に我がもの顔の長なすび 平松和己(辻野、川面)
秋の日や終りあるものみな愛(かな)し 宮地麗子(辻野、川俣)
秋の蝉ダッチロールし消えにけり 川面忠男(辻野、川俣)
児戯の声蝉に混じりぬ夢うつつ 長張紘一(宮地、川俣)
栗節句あわれも知らず腹八分 平松和己(長張、又木)
交わりし蝉の一声落ちゆきぬ 辻野多都子(宮地)
底紅のハート五つの焔(ほむら)かな 又木淳一(平松)
混声の合唱しきり秋の蝉 宮地麗子(又木)
草色の舗道に惑ふ飛蝗かな 川面忠男(又木)
黙すれば耳鳴りともに蝉時雨 辻野多都子(平松)
愛歌ふ舞台はねれば秋の蝶 川面忠男(平松)
(文責・長張)
2017.9(第168回)八王子市滝川城址散策
2017-09-17
9月12日、前半は小雨のなか傘をさしながら八王子市滝山城址のハイキングを行った。
多摩川と秋川が合流する南側は、加住丘陵が広がっている。
丘陵は谷地川の流れで南北に分かれ、北加住丘陵の一部の都立滝山自然公園内に、住宅等の都市開発を免れた滝山城址がある。
今日のメンバーは櫻井和子さん、中西摩可比さん、中川邦雄さん、小林 勲さん、鈴木忠男さん、川面忠男さん、白井昭夫さん、林 譲さん、日野稲門会の野尻明美さん、松島正明さん、長張の11名である。
鈴木さんは久し振りの参加であるが、数年前甲斐駒ヶ岳や北岳でご一緒させて頂いた。
日野稲門会の方々は、皆との面識はある。
滝山街道のバス停を降り、少し戻った所に滝山城跡の入り口がある。
民家の間を進むと直に急坂となり、暗い竹林の中に入る。
千畳敷址を一回りして、中の丸址の広場に出る。桜の時期には大勢の人であふれる広場である。奥の北側に四阿があり、眼下には真下に切れ込む崖の上となる。
多摩川上流に向け眺めは良い。遠くの低い山並みは、青梅の霞丘陵で多摩川と荒川の分水嶺との事。
秋川と多摩川の合流する場所が眼下にあるのだが流れの確認ができない。多摩川やこの崖のお陰でこちら側から攻撃される心配はないように思われる。
昼食前、暫くの間休んだ後雨もおさまり先を急ぐことにした。隣に位置する本丸跡には引橋を渡る。
引橋の下は川ではなく高月城址方面への道が続く大堀切である。
本丸跡は平坦な広場があり、南隅に深い枯れ井戸がある。
本丸址から谷の向こう側の山の神曲輪は近くの距離なのだが、雨の中では足元に不安があり、元来た道を戻り弁天池を大きく回る尾根道を進む。
小雨が時々降っているが、城内は良く整備されていた。城内は木立でおおわれている。各所に置かれた案内板の解説で歴史を知ることができる。
ここは5千本の桜の名所で花の時期に訪れる人たちで賑わう。
千畳敷址を過ぎ三の丸跡付近まで戻る。1569年信玄・勝頼父子との戦いは熾烈を極め、この三の丸まで破られたが落城は免れた。より厳しい戦闘を想定し城主氏照は八王子城に移転し、滝山城は廃城となった。
山の神曲輪址に向かう道は細くなり舗装はないが、林下の道である。
僕ら以外の訪問者は少ない。機会が特になければなかなか訪れない所のようである。
白井さんも私も小学校当時、遠足コースになっていたここを訪れているが、当時の事は覚えていない。
高度170mの広場の眺望はここが一番。雨もやんできた。全員の集合写真を撮り食事をとる。
時間の余裕は十分にあるが、雨後の蚊が多く早々に移動を始める。
友人からナンバンキセルの花が見ごろと聞いていたのを忘れていたが、帰りの小峰の道の南側の薄の根元に見事に群生し、長い道沿いに咲き誇っていた。これほど沢山の花を流して見られるのは初めてである。
丘陵の尾根道はアップダウンがなく快適に歩くことができ、適当に木立が茂り真夏でも木陰のハイキングを楽しむことができる。
丘陵の尾根道は車輌も通行可能な無舗装の道が続く。
道の駅に最短に下りる道を捜す。清掃センターの煙突が見える場所を目安に、尾根道を下ると民家がちらほら現れてくる。車道に出るには民家の敷地を通るしか選択できず通り過ぎたが、家人は老人達の列に驚いていたようである。
地元産の野菜等を買いゆっくりしたが、ここでも時間の経過は遅く、30分程でバスに乗車する。
八王子駅でバスを降り、3時に営業している居酒屋を捜し、駅前広場に面する「テング」に入ることができた。昼も営業している居酒屋は今後も重宝できる。
長張 記
ジャズプラッツからのご案内
2017-09-17
「多摩でジャズを楽しむ」活動の大澤 郁枝さんからのお知らせです。
10月14日(土)6時から、南大沢首都大学内「ルベソンヴェールで開催
今回の公演は、ヴァイオリンとピアノの興味深い演奏が楽しめると思います。週末のひとときをジャズでお楽しみください。
山中
ブログもご覧ください。
(http://jazzplatz.blog134.fc2.com/blog-entry-203.html)
第39回「歴史に遊ぶ会」
2017-09-10
「円仁と立石寺」と題して「史談会」を行った。9月6日午後4時、多摩市多摩センター駅前近くの飲食店「かごの屋」に6人が集まった。サークル「歴史に遊ぶ会」、今回が第39回目となる。
立石寺は山形市にあり、「山寺」と呼ばれる。円仁(慈覚大師)が860年に創建したが、松尾芭蕉が奥の細道の旅で立ち寄り、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ寺としても知られる。
根本中堂がある境内に句碑が立っている。岩山の随所に堂があるが、800段を上る途中の岩の壁の前に「せみ塚」(写真)もある。説明文には「岩に岩を重ねて山とし、松柏旧(ふ)り、土石老いて苔滑らかに、岩上の院々扉を閉じて物の音聞こえず」などと書かれている。
筆者が山寺を訪れたのは7年前だが、史談会に出席した長張さんは今年6月に行ってきたばかりだという。
根本中堂に点る法灯は京都・比叡山の延暦寺の火をもらったものだ。延暦寺は天台宗の開祖・最澄が創建したが、円仁は最長の弟子であり、3代目の天台宗座主だった。延暦寺は後の1571年、織田信長によって焼かれ、法灯も消えたが、現在も延暦寺には最澄が点した法灯が根本中堂にある。これは立石寺の法灯を聖火リレーのように運び、延暦寺の法灯としたものだ。確かに最澄が点した灯を受け継いでいるのである。
円仁は838年に唐に渡り、五台山や長安などで修業した。9年にわたり各地を歩き、「入唐求法巡礼行記」という旅日記を書いた。時の皇帝、武宗の仏教弾圧で帰国せざるを得なかったが、それでも多くの経巻を持って帰った。そして延暦寺の座主になるわけだが、東北地方には円仁の開基と伝えられる寺が多く、立石寺では今でも開山堂に円仁の木像を安置し、僧侶が朝夕の食飯(じきはん)と香を供えている。
当日は「残暑払いを兼ねて」と声をかけた。立石寺の話は30分で終わり、酒談義になった。NHKの来年の大河ドラマが「西郷隆盛」に決まったそうだという話から戊辰戦争の際、山形・庄内の鶴岡藩は西郷の寛大な措置に救われ、今でも鶴岡では西郷に感謝しているなどと話題が尽きなかった。
(文責・川面)
囲碁サークル 8月「多摩白門会」(中央大学)との交流会のご案内。
2017-09-03
先月、8月28日(月)に第4回の交流会を「京王クラブ」にて、多摩白門会(中央大学)2名、稲門会は人見九段、井石四段、私、平松の3名、計5名で開催しました。
終了後、レストランで和やかに懇親会。更に4人が多摩センター・スナック「オーロラ」に移動、カラオケを楽しんだ。残暑の中、一服の清涼となった。
●参加者
白門会 下六段、宮坂1級、
稲門会 人見九段、井石四段、平松三段
第5回は、9月28日(木)、午後1時30分より、「京王クラブ」にて
現在、多摩稲門会から、白石三段、平松が参加予定。
囲碁を楽しみたい人は大歓迎ですので、平松までご連絡下さい。
●多摩白門会(中央大学)作品展のご案内
幹事の、宮坂さんより、第7回、白門会(中央大学)、作品展の案内をいただきました。
内容は、油彩・水彩画・写真・陶芸・ステンドグラス・書道・生け花
開催期日 :9月25日(土)~30日(土)
場所 :多摩市立ベルブ永山ギャラリー(3F事務所横)
時間がありましたら覗いて下さい。
(囲碁会無料。懇親会各実費)
(文責-平松和己)
「第7回ボウリングを楽しむ会」開催
2017-09-03
暑い夏も終わりの頃、ボウリング好きの面々が永山に集合した。
8月26日(土)、多摩市永山の「永山コパボウル」で、多摩稲門会『ボウリングの会』主催、「第7回ボウリングを楽しむ会」が開かれた。
ボウリング場に一歩入ると緊張感が増す。頭の中はあれやこれや、今までの情景が走馬灯のように目まぐるしく回る。
今日はストライクをいくつ取れるだろうか、スプリットを多発しないだろうか、前回はずしたいちばん端っこのピンが今回はちゃんと取れるのだろうか、失敗してガーターに落ちないだろうか。今日こそ満足したボウリングができるようにと心に願をかけ、受付に向かった。
午後2時30分参加者集合。ボウル探し、シューズの履き替えを終えた後、参加者紹介、準備体操、恒例の写真撮影でスタートを待った。
午後2時40分ボウリング開始。2レーン使って、7人でプレーした。当日のメンバーは菊池恵子さん、尾ノ井光昭さん、松本靖子さん、永田鈴代さん、野宇進さん、清水のぶえさん、そして稲垣である。
少し早くスタートしたが、途中でボウルが消える(?)アクシデントもあって、ボウリング場がプレー時間を少しサービスして下さり、午後5時まで目一杯ボウリングを楽しむことができた。
今回の個人最高得点は尾ノ井さんの178点。2位に菊池さんの151点と続いた。永田さん、松本さん、野宇さん、清水さんも安定したボウリングを行い、満足そうな表情だった。
永田さんはさらに安定性を増してきて見ていても危なげないボウルを投げていた。
松本さんも前回よりストライクの数が多く、急成長を遂げていた。
清水さんのボウルは運動神経のよさを反映して健やかな伸びやかなボウルを投げていた。松本さんも清水さんも元ボウリング部OGの菊池さんのアドバイスを受け、一段と技術がアップしたようだ。
課題が少しずつ見えてきた。ストライクになると思っても、1本2本残ったり。大きく2本3本残るスプリットになったり。残ったピンを安易にはずしたり。完全にヘッドピンをはずしたり。研究課題はいろいろ出てきた。
5時10分から近くの居酒屋「瞬彩」に場所を移し、約2時間、懇親会を行なった。テーブルに7名そろい、生ビールで乾杯し、ボウリング談議に花を咲かせた。各人目標点数を発表し、その点数を達成したら皆でおごることになった。尾ノ井さん200点、稲垣200点、菊池さん180点、エトセトラ。ボウリングの話は夜が更けるまで尽きなかった。
第8回の次回は11月に開催いたしますので、また奮ってご参加ください。ご案内は9月中にホームページに掲載します。
(文責:稲垣友三)
67回目のグルメの会
2017-09-03
67回目のグルメの会は10月4日(水曜日)午後4時30分からケーブルカーの高尾山駅近くの高尾山ビアマウントで久しぶりに開きます。
当日は「オクトーバーフェスト」が開催中で、日本の生ビールや和洋中料理に加えてドイツの生ビール「レーベンブロイ」や料理「アイスバイン」(塩味うま煮)などが楽しめます。
また登山をしたい方は午後1時にケーブルカー山麓駅の清滝駅前に集合してください。
なお夕方になりますと気温が下がりますので、長袖シャツなどをご用意ください。
記
日時: 10月4日(水)午後4時30分、ケーブルカー山上駅の高尾山駅改札口前集合。
登山もされる方は午後1時にケーブルカー山麓駅の清滝駅前にいらしてください。
参加申し込みの際、登山組は書き添えてください。
会場: 「高尾山ビアマウント」(電話042-665-9943)
会費: 男性3500円、女性3300円(おつりがないよう小銭をご用意願います)
連絡先 携帯電話 090-8877-8865(世話役 浅井)
メールアドレス fwkp7426@nifty.com
申し込み受付は7月24日(月)18時に締め切ります。
「多摩ダンディーズ」演奏会
2017-09-03
私が結成している男声カルテット「多摩ダンディーズ」が永山フェスティバルに出演し演奏を行います。
期日は9月16日(土)永山公民館3階サロン会場(食堂の後方)で14時から30分演奏します。
多摩ダンディズは多摩男声合唱団メンバー4人にて15年前に結成、公民館やコミセン、福祉施設などで演奏しています。
今回の曲目は、歌謡曲、フォーク、ポップス曲など10曲ほどピアノ伴奏付で演奏します。
カルテットの編曲、ピアノ伴奏はすべてメンバーで作っています。
よろしければ会員の方々にお知らせしていただければ幸いです。
中村昭夫
山歩きの会 9月例会のご案内
2017-08-27
滝山城址
今年の夏は梅雨明けして猛暑、そしてまた梅雨に戻り記録的に20日も雨が降り続きました。その後また猛暑が続き体調管理が難しい夏でした。
9月例会のA・Bコースは、八王子城と共に国史跡に指定されている滝山城址です。2年前の5月に開催され2回目となります。滝山城址は都立滝山公園内にあり全国でも有数の中世城郭跡です。戦国時代多摩地方の守護上杉氏の家臣として、二大勢力であったの守護代大石氏・三田氏、北条氏照は大石氏の養子となり遺産を継承し、滝山城に入って本城としたとあります。前回は大手口からの城攻めコースを歩きましたが、別のコースで城内に入ることもできます。気軽なハイキングが楽しめます。
ご検討の上、体調に合わせご参加下さいますようお願いいたします。
1.日時 A・Bコース 9月12日(火)
2.予定コース
A・B コース 滝山城址 (歩行3時間程)
○ 集合 (8:50) 京王線聖蹟桜ヶ丘駅ホーム
聖蹟桜ヶ丘(09:02)→京王線特急京王八王子駅(9:16)着
バス乗換 京王八王子4番(9:23)発→JR八王子11番(9:25)発 ひよどりやまトンネル経由戸吹行き→(9:43)滝山城址下(丹木3丁目)バス停
徒歩開始 滝山城址バス停→小宮曲輪→三の丸→千畳敷→山の神曲輪→本丸 (昼食)→中の丸→古峰の道→滝山街道→駅の道八王子滝山
道の駅八王子滝山入口バス停→JR八王子駅→京王八王子駅
○ 持ち物・装備
・ハイキングスタイルでご参加下さい。昼食、水、間食等 各自お好みで、帽子、タオル等、雨具(折り畳み傘)
○ 雨天の場合は中止します。迷うような場合は、電話でお尋ね下さい。
参加ご希望の方は、長張(tel 042-337-1792)(e-mail nagahari@ttv.ne.jp)にお知らせください。
第44回俳句同好会
2017-08-20
毎月第3金曜日に行われるサークルの俳句同好会は8月例会が第44回目で18日午後、多摩市関戸の公民館和室で開かれ、8人が投句と選句を行った。うち4人が別サークルの8月特別企画「御岳山行き」に参加、事実上の吟行となって嘱目句を詠んだ。これが8月の句会の特徴となった。
奥多摩の御岳山には蓮華升麻の群生地がある。季語にならないが、季節感のある花で3句が標高900mの涼感を詠んだ。
また<何もかも見知る蜻蛉つと翔(た)てり>の蜻蛉の目が人間社会の欺瞞を見抜いている、というように擬人化の句がいつもの月より目立った。
選句の結果は以下の通り。カッコ内は選句者、特選句は◎で表記。