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「山頭火」飲み熊本の民謡を歌う
2016-04-24
多摩稲門会のカラオケサークル「いねの会」の4月例会が19日正午から多摩市関戸のスナック「麗」を貸切りにして行われた。参加者は13人。唄を歌い、そして聴く。合間にお酒とおしゃべりを楽しむ。これはいつもの通りだが、その日は熊本の地震を心配する会にもなった。
女性歌手の島津亜矢は熊本の出身。島津の唄の「帰らんちゃよか」を歌う者もいた。〽心配せんでよか 心配せんでよか けっこう二人でけんかばしながら暮らしとるけん 帰らんちゃよか 帰らんちゃよか♪、という熊本の方言の歌詞。親が都会で働く子どもを思う唄だが、熊本出身の子どもたちも現在は地震が続く熊本で暮らす親たちを心配せずにはいられないだろう。
「いねの会」は午後5時頃に終わる。いつもは参加者が全員で早稲田大学の校歌「都の西北」や応援歌「紺碧の空」を歌って締めるが、4月例会では校歌や応援歌をやめて熊本の民謡「五木の子守唄」をしみじみと歌った。
月例会は会費制でいくら飲んでも店の売り上げが増えるわけではない。従って会員が酒や食べ物を持ち込むのは店も歓迎こそすれ断らない。
熊本の隣県、宮崎県の民謡で有名なのは「稗搗節」。それに因んだ「ひえつき望郷歌」を歌った女性は、自作の畑で栽培したエシャロットを朝採りし、きれいに皮をむいて「いねの会」に差し入れた。風味があり、酒が旨くなった。
酒類では山口の吟醸酒「山頭火」が差し入れられて同じく吟醸酒の「獺祭」、焼酎の「府中ろまん」、ウヰスキー、ワインなどともにカウンターに並んだ。女性会員が山口県の萩を旅した際に買ってきたもの。「山頭火」は自由律の俳人、種田山頭火に因んだ銘柄であることは言うまでもない。
山頭火は山口県の出身で早稲田を中退。実家が破産した後、縁を頼って熊本市に移住、古本屋を営み、行商もしたが、やがて出奔し行乞放浪の人生を過ごした。それでも帰るべき土地は妻のいる熊本であった。そういうわけで大吟醸「山頭火」は山口の酒ではあるが、熊本にも縁がある。
稲門会の会員は複数のサークルで活動している者が少なくない。俳句同好会のメンバーが「いねの会」にもいる。熊本県人の心に寄り添って自由律句を作り、自分が歌う番になって参加者に披露した。
「山頭火」という酒を涙して飲む
そして、「熊本を応援しましょう」と呼びかけた。
(文責・川面)
第28回俳句同好会
2016-04-17
サークルの「俳句同好会」は4月15日(金)午後1時30分から多摩市の永山公民館4階和室で行われた。メンバー9人が事前にメールで3句を世話役まで送り、当日は特選の1句の他に4句を選句した。当日になって出席できなかった者もメールで自分の選句を連絡、全員が選句できた。
今回は投句された27句のうち24句が選句された。特選句も7句とばらけた。合評では得点が多かった句についても必ずしも佳い句ではないなど感想が述べられた。自由に感想を述べ合うのはサークルならではのことであろう。
句会後、最寄りの蕎麦店で歓談した。
選句の内容は以下の通り。カッコ内は選句者名、◎が特選句。
満開や根っこの花も忘るまじ 川面忠男(又木◎、山本◎、長張)
今年又ただそこにある桜かな 山本達人(川俣◎、川面、辻野、長張)
花共に見し人の声そのしぐさ 川俣あけみ(辻野◎、長張、又木)
春雨や華やぐ景色にヴェール掛け 山本達人(平松◎、中川)
初蝶に姿変えたる女来る 山本達人(中川◎、萩尾)
手に触れる幼な児ごとし雪柳 平松和己(川面◎、辻野)
熱の額(ぬか)花ひとひらを引き寄する 川俣あけみ(長張◎、辻野)
焼夷弾落ちし家跡夏隣 川面忠男(萩尾◎)
母の言聞かざりし悔い月朧 萩尾昇平(川俣、中川、平松、又木)
暮れ泥む山の辺の道人麻呂忌 中川邦雄(川俣、平松、又木)
老友と呵々大笑の四月馬鹿 萩尾昇平(川面、又木)
眠りから一気に芽吹き深呼吸 長張紘一(中川、山本)
コーヒーに桜餅そえ美術論 辻野多都子(中川、萩尾)
川岸を辷る小枝に咲く桜 長張紘一(川面、川俣)
夜桜や前頭葉を攪乱す 又木淳一(川俣、萩尾)
新婦への叔父のスピーチ菊根分け 又木淳一(長張)
空深く裸木赤みて山笑う 辻野多都子(山本)
高楼の源氏の君に花吹雪 平松和己(萩尾)
朝勤行花三椏に威光あり 又木淳一(平松)
白魚やおさな児の目は語りおり 中川邦雄(辻野)
花花の夕陽に光る浄土かな 川面忠男(山本)
唐突に蕾吹き出す花蘇芳 長張紘一(平松)
野遊びや介護士さんと鬼ごっこ 中川邦雄(川面)
九条はひとまず措いて花見酒 萩尾昇平(山本)
(文責・川面)
ポップスバンド・タマピカルコンサートご案内
2016-04-17
神宮に球春 東大にサヨナラ勝ち!
2016-04-17
リーグ戦は好天に恵まれて9日に開幕しました。オッカケタイは吉川さん、林さんと筆者の知人2名(東大卒のご近所の方と慶応卒高校同級生で、二人とも一昨年の故石井元監督の講演も聴きに来ました。)で観戦しました。東大出身の方のリクエストで東大チアガールが良く見えるネット裏の東大寄りの席に陣取りました。入場式では明治の行進が一番揃っていました。昨秋の優勝校である早稲田石井主将が天皇杯返還と選手宣誓をしましたが堂々として流石でした。
式終了~試合開始の間に両校の守備練習がありましたが筆者が一番気になったのは昨夏の甲子園で大活躍した早実加藤君でした。高橋監督は彼の打撃を高く買っていて新人では唯一ベンチ入りしていたのでどこを守るか注目しました。一塁手の控えでしたが今季は代打で使われるのではと期待して見守りたいです。
(加藤君は第二回戦8回表に先頭打者としてに代打で初打席に立ち四球を選んで出塁して役割を果たしました。)
試合に先立ち始球式があり当番校の五神東大総長が投手板の大分前から投球してストライクでした。このシーンを見て12年春に六大学史上初の学長のユニフォーム始球式が評判になった鎌田総長が同年秋にユニフォーム姿で投手板からの見事なストライクの投球には満場からドヨメキと拍手が湧いたのを思い出しました。皆様、鎌田投手のさまになっている投球フォームを御覧下さい。
試合は東大の先攻で始まりました。エースの大竹(3年・濟々黌)が先発しましたがコントロールが今一つで初回の先頭打者をストレートで出して前途不安でしたが8回までは散発5安打と5四球を許したものの何とか0点に押さえました。しかし9回には先頭打者に痛烈な二塁打を打たれて高橋監督は小島(2年・浦和学院)を救援に送りました。小島はその後の一死1一、三塁のピンチを三振と三塁ゴロで切り抜けました。
一方、打撃は宮台投手(3年・湘南)の最速145キロの速球と切れ味鋭い変化球に9回二死まで2安打、3四球、13三振と完全に抑えこまれました。延長戦必至と見ていましたが6番吉見(3年・早実)が左中間に二塁打したあと三倉(3年・東邦)がレフト前に渋いヒットを打ってサヨナラ勝ちとなりました。この場面で三倉は無理に引っ張らずに逆方向狙いが功を奏しました。結果的には監督が目指す接戦を守り勝つ野球が達成できました。しかし負けないで良かったというのが正直な感想で他校が相手なら0対3の負け試合になったと思います。
(第二回戦は8対0で連勝して勝ち点1を取り、3連覇に一歩前進しました。)
この試合で感心したのは東大応援団の気合の入れ方です。応援団長は六大学唯一の羽織袴姿、応援団席も満席で完全に早稲田の人数を上回っていました。
筆者も隣席の東大卒6歳年長のご近所の方と一緒に「嗚呼玉杯に花受けて」の他に「ただ一つ」、「大空に」の応援歌を歌詞カードを見ながら応援団にあわせて声高らかに歌いました。東大卒の方も『負けたけれども大変良い試合内容で堪能しました。』と喜んでおられました。爽やかな天気で楽しく観戦ができました。
文責:湯浅芳衛
多摩稲門会 第2回 ボウリング大会のご案内
2016-04-10
2月27日に行った第1回ボウリング大会に引き続き、第2回ボウリング大会を企画いたしました。前回調子よかった人、前回あまり調子よくなかった人、新しく参加したい人、下記の通りの内容で第2回ボウリング大会を開催いたしますのでお誘いあわせの上ご参加賜りますようご案内申し上げます。
記
開催日 2016年5月21日(土)午後3時から6時
(集合は午後2時)
場 所 永山コパボウル(京王/小田急 永山駅より徒歩約1分)
(多摩市永山1-3-4 ヒューマックスパビリオン6F TEL:042-339-9966)
<ボウリング大会> 3時~5時
A、B、C 3チームのチーム対抗戦形式で行います。(参加人数が多ければチーム数を増やします。) 女性参加者にはハンデ20ピンつけます。試合方法は当日変更することがあります。
<懇親会> 5時30分~6時30分
引続き同じ会場で懇親会を行います。
参加費は4,000円。プレー費、貸靴料、懇親会費用を含んでいます。
参加費は当日支払いですが、お申し込みの方で当日キャンセルの方は後日集金いたします。
<お問い合わせ及びお申込先>(5月14日までにお願いします。)
幹事 稲垣友三 〒206-0041 多摩市愛宕2-4-1-102
TEL:090-2498-0689 メール:yinagaki@e-emotion.jp
(参加お申し込みはメールでお願いします。)
「仕事始め、椎茸の駒打ちが終わりました。」
2016-04-10
4月7日、あいにくの小雨混じりの中多摩地区から7名が2台に分乗して妙高に向かいました。12月から3月までの4ヶ月間は雪で畑の作業は中断していましたが、4月に入り毎年今頃再開します。
先ずは軽作業車を旧保育所の屋根の下から引っ張り出し椎茸の駒打ちときのこ畑の整備をして帰ります。冬の間、雪の下にあったきのこ畑はホダ木が枯れ枝で覆われてしまっていますので新しい芽が出やすいようにこれらを取り除いてやります。
今年、駒打ちした椎茸の菌(ペレット)は500個、22本の木に打ち込みました。
きのこ畑に寝かせてのち1年半経った頃きのこが宿ります。
今度もきっと美味しい椎茸が食べられることでしょう。
こそばの会ではこそばの栽培がメインですが並行してこの椎茸のほかジャガイモと大根の栽培をやっています。
ジャガイモは北海道の新種「はるか」、大根は「青首総ぶとり」と全て大変特徴的な品種を取り扱っています。
はるかは少し甘みがある煮崩れしないとても美味なジャガイモで普及途上の新種です。
また、大根は身のしまり炊いたり干したり万能です。昨年は800本ほど作りました。
こうして妙高の一連の作業が始まり11月半ばまで作業が続きますが、快適な宿舎と美味しい食事、温泉と3拍子揃っていますので参加された皆様には大変喜ばれています。
各種お問い合わせは:依田敬一までお気軽にどうぞ。yodak1jp@yahoo.co.jp
六大学リーグ戦開幕 3連覇を後押ししょう!
2016-04-03
選抜高校野球が終わり4月になると我等が青春の血を沸かせた六大学野球の出番です。リーグ戦は4月9日に開幕して5月28日~の早慶戦まで熱戦が繰り広げられます。今季は3連覇が懸かるだけにオッカケたいも更にパワーアップして神宮に駆けつけて熱く応援しましょう。
オッカケたいは早慶戦は勿論ですがまず手始めに4月9日(土)の入場式と東大1回戦に行きます。入場式は10時15分~、東大戦は11時試合開始です。
その為、入場式から観る方は9時50分に球場正面玄関前に集合して下さい。
今回は奮発してネット裏の特別内野席(1,500円)に入ります。
試合だけ観戦の方には席を取っておきます。入場する時に湯浅携帯090-9101-9140に電話して下さい。試合中に昼食時間になりますので空腹にならないように軽く弁当の用意をしておいた方が良いです。
入場式では昨秋優勝した早稲田石井主将が天皇杯返還と選手宣誓をするので、祖父か親になった積りで見届けましょう。
東大応援団長は6校の中で唯一羽織袴のいでたちです。東大応援団は3回攻撃の時に「嗚呼玉杯に花受けて」を歌うので唱和するのも一興です。
今年の早稲田は投手は昨年活躍した大竹、小島(オジマ)が健在で安心ですが野手陣はレギュラー6人が卒業したので心配です。一方東大は「開幕戦の東大は怖い」との定評があり、今年は勝ち点を取ろうと着実に実力を増して意欲的です。昨年好投した左腕の宮台投手(3年)が更に成長していると思われ侮れません。
この開幕戦は早稲田の実力を占う試金石と言えます。
参加される方は8日までに湯浅宛連絡をして下さい。
電話(042-374-9140)又はメール(yuasa43113@theia.ocn.ne.jp)
文責:湯浅芳衛
「花見と中華料理で春を満喫」
2016-04-03
58回目のグルメの会は3月30日、永山から多摩センターまでの乞田川沿いを2キロほど花見ウォーキングしたあと、京王プラザホテル多摩の広東料理店「南園」で開き、女性2人を含む14人が参加した。
川沿いに延々と続いたソメイヨシノ並木は開花が2、3分の木もあったが、平均で6、7分咲き。それが「終点」の山王橋あたりでほぼ満開となり、途中までやや物足りなさそうだった参加者の表情は、満面の笑みに変わった。
「南園」に着くと「のどがカラカラ」「早く乾杯を」といった声が相次ぎ、依田敬一多摩稲門会会長の音頭で乾杯。グラスのビールを一気に飲み干す人もいてのっけから宴会ムードがぐんと盛り上がった。
まずはクラゲの冷菜や白菜の酢漬け、サニーレタスなどの前菜が運ばれる一方、飲み放題メニューから紹興酒や日本酒、焼酎などの注文が相次いだ。エビ蒸し・ニラ蒸し餃子やイカとタラコの炒めものがテーブルに並んだ頃には宴たけなわ。
恒例のショートスピーチの口火を切った由井濱洋一さんは、元早大サッカー部監督の経験を踏まえ、リオデジャネイロ五輪予選で大方の予想を裏切る敗退を喫した女子サッカー「なでしこジャパン」を厳しく批判。「ちょっとしたうぬぼれ。何より走っていなかったですねえ」。
広田進さんは日本の防衛論議、川面忠男さんと長張紘一さんは最近熱を上げている俳句への思い入れを語った。
河合一郎さんは、足の痛みを乗り越えて花見ウォーキングを完歩。最近独り身になって会食の機会を増やしているそうだ。新井正子さんは、故川妻庸二・元多摩稲門会会長の奥様の近況を伝えた。
山中康廣さんは「川を上流へ歩いてみて長く感じた」と花見の「辛さ」を指摘。
主催しているジャズ演奏会の案内に力を込めた。橋本孜さんや青木康成さんも体調管理の苦労話を明かした。
川面さんは、多くの多摩稲門会会員にメールを連日配信している。そのひとコマで最近紹介した、晩年の昭和天皇が首相官邸の首相執務室を訪れた写真についても、天皇と政治との関わりをめぐって熱っぽい議論となった。
有頭エビと春雨の炒めもの、牛肉のオイスター炒めのあと、最後に広東風の焼きそばを楽しんでお開きとなった。
(世話役 浅井隆夫)
多摩稲門会 「第60回文化フォーラム・春季懇親会」
2016-04-03
平成28年3月26日(土)14時から18時、多摩市関戸の京王クラブで「多摩稲門会『第60回文化フォーラム・春季懇親会』」が開催された。
第60回文化フォーラムは、節目の回として、多摩市国際交流センターで今なお精力的に外国人と交流を続けている本会会員中村昭夫氏が、「世界から見た日本・日本人への評価」と題して講演を行った。
長張紘一幹事長の開会宣言、尾ノ井光昭文化フォーラム担当副会長の挨拶、依田敬一会長の挨拶のあと、尾ノ井副会長による講師紹介で講演会が開始された。早稲田大学を卒業後東芝に入社し、その後国内勤務を経て、ニューヨークに転勤し4年間駐在された。その頃は日本の家電製品が売れて売れて生産が間に合わないほど売れたらしい。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代で日本がアメリカやヨーロッパに追いつき追い越せで非常に忙しく充実した日々を送っていたと述べた。中国、朝鮮、台湾及び東南アジア諸国の過去、現在、未来についても言及し、日本との関係について自説を披露していた。各国からの日本及び日本人に対する評価は概ね高く、日本人は日本人としての誇りをもっと持ってよいと力説し、講演会を締めくくった。尾ノ井光昭副会長の閉会の辞と次回文化フォーラム(髙橋広現早大野球部監督の講演)の紹介で、第60回文化フォーラムを終了した。
引き続き第2部の春季懇親会が、尾ノ井光昭副会長の開会の辞、藤井國男副会長の乾杯音頭で始まり、平松和己副会長の司会・進行で進められた。なごやかな懇談の中で、特別参加された多摩三田会の葭原(よしはら)幸造氏が「慶應・福沢諭吉論」を情熱的に語り、会員も会話を中断して聞き入っていた。外は桜が八分咲きになり、春爛漫の陽気となった。参加会員のひと言コメント、サークルの現況紹介が続いた。宴もたけなわになった頃、稲垣友三副幹事長の閉会の挨拶があり、参加者全員が肩を組んで、校歌「都の西北」を斉唱した。
文化フォーラム及び春季懇親会参加者(敬称略):
浅井隆夫 荒井孝之 稲垣友三 石井元隆(校友) 井上 正(慶應OB) 遠藤千尋 尾ノ井光昭 加来健一郎 子幡嘉之 佐藤達雄 白井昭男 白鳥金丸 鷹尾清文(日野稲門会) 寺沢 史 中村昭夫 長張紘一 浪久圭司 野宇 進 橋本 孜 平松和己 広田 進 藤井國男 藤井良夫 前田光治 益田幸兒 又木淳一 由井濱洋一 吉川啓次郎 葭原(よしはら)幸造(多摩三田会) 依田敬一 和田 清(稲城稲門会) (以上31名)
(稲垣友三 記)
ジャズプラッツからのお知らせです。
2016-03-27


















