Author Archive
第130回俳句同好会
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の130回目の句会が10月18日午後、多摩市関戸の公民館学習室で開かれた。当日の兼題は「秋深し」と「菊人形」。9人が5句ずつ投句したが、選句したのは出席した7人となった。
「秋深し」という季語の本意は、歳時記によると「見るもの、聞くもの、思うことすべてにはかない感じを覚える」というもの。特選句の〈ただいまとふとつぶやきて秋深し〉は、自宅に帰った際の景だが、家には誰もいないと想像できる。配偶者に先立たれた1人暮らしの寂しさが伝わる句だ。同じく特選句の〈秋深し遺品整理の多き生(しょう)〉は先立った人を想って詠んでいる。また〈逝きしひと指折り想ふ秋深し〉は3人が選んだ。高齢になるほど訃報に接し、友人知人がいなくなっていることに思いを馳せる。選句した人たちは共感したのだ。
一方、〈菊人形笑みて見上ぐる五重塔〉と〈歳三像に見せたき美形菊人形〉は日野市の高幡不動尊の菊祭りを見て詠んだ句だ。
・
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)。
・
ただいまとふとつぶやきて秋深し――宮地麗子(川面◎、辻野、富山)
信号の変はりゆく間の月見かな――宮地麗子(富山◎、川面、白井)
秋深し遺品整理の多き生(しょう)―――川俣あけみ(宮地◎、辻野)
見得を切る菊人形の香の仄か―――松井秋尚(長張◎、又木)
蔕ありて美しき秋茄子意志ひとつ―――富山珠恵(辻野◎)
秋うらら彫り上がりたる少女像―――川俣あけみ(又木◎)
逝きしひと指折り想ふ秋深し―――松井秋尚(富山、又木、宮地)
レコードの時に掠るる夜長かな―――又木淳一(川面、辻野、宮地)
菊人形笑みて見上ぐる五重塔 ―――辻野多都子(白井、長張)
秋寂ぶや墓の裏より黒き猫―――川俣あけみ(又木、宮地)
萩垂るる狭き道なり濡れにゆく―――宮地麗子(白井、長張)
強者に可憐さ添ふる菊人形―――長張紘一(川面、辻野)
「銀の匙」の付箋増やして秋惜しむ―――川俣あけみ(富山、又木)
笠智衆原節子ゐて秋深し―――又木淳一(白井)
待ち望む秋刀魚ようやく食膳に―――白井昭男(長張)
映画「雨情」の主題歌「荷物片手に」
アカペラで「雨情」を歌う秋湯宿―――辻野多都子(川面)
歳三像に見せたき美形菊人形―――川面忠男(白井)
まだ為せぬものを数へて秋深し―――松井秋尚(宮地)
街騒のとほき日の暮秋深む―――富山珠恵(長張)
(文責・川面)
薩摩琵琶を聴く会のご案内
早稲田大学鎌倉稲門会
古刹で薩摩琵琶を聴く
令和6年12月10日(火)
演者 :坂 麗水(バン レイスイ)
時間 :午後1:00会場 1:30開演
会場 :長寿寺 鎌倉市山ノ内1503 全席椅子席
会費 :3,000円(拝観料含む)当日現金で
演目 :「平家物語」より
申込 :川端へE-Mail または電話で
氏名 電話 卆年 楽部をお申し出ください
*例年この時期は境内の樹木が紅葉します。早めにご来場し美しい庭園と共にお楽しみください。
主催 早稲田大学鎌倉稲門会 古典芸能鑑賞会
お問合わせ・お申込みは
担当 川端 章 kawa77₋akira@mist.ocn.ne.jp
090-3228-3083
多摩稲門会ゴルフコンペ
2024年10月1日、約5年の中断を経て、多摩稲門会ゴルフコンペが開催されました。
秋風漂う曇天の下、総勢12名が多摩市内にある府中カントリークラブに集まり、ダブルペリア方式によるストローク戦で熱線を繰り広げました。

コースコンディションも良く、約6400ヤードのタフなコースですが、年齢に応じてフロントやゴールドテイーを使いながら、複雑なグリーンやバンカーに苦しみながらも、皆さん何とか完走することが出来ました。今回は直前に指の怪我や高熱でキャンセルとなった方もおられ残念ながら3組に縮小されました。また数年振りにプレーされる方、腰痛や膝の痛みを抱えながら、参加された方もおられましたが、皆コースとの闘いやメンバーとの会話をエンジョイしつつ、愉しくプレーすることが出来ました。
メンバーの年齢構成は48歳から80歳台中盤まで幅広く、スコアも81から112と幅広いものでした。優勝は堀田郁二さん、2位が伊藤利明さん、3位が大鹿岑生さんでした。

ラウンド終了後は成績発表、表彰式を兼ねた懇親会を開催。食事と酒等で話が弾みました。入賞者のスピーチに続き、参加者全員が近況報告を兼ねたショートスピーチを行い、懇親の度合いがさらに深まるものでした。今後はまた定期的に開催すべく、再会を誓いあいながらの散会となりました。
ゴルフ部会としては、11月6日に開催される大学主宰の早稲田校友会ゴルフに参加を予定しています。(久邇カントリークラブ)来年以降は近隣のゴルフ場(府中、多摩、東京国際)を中心に定例会を開催致します。皆様奮ってご参加のほど宜しく願い致します。
(参加者)(文中掲載者徐く)尾ノ井光昭、上條喜義、吉川正行、小暮栄治、大橋忠弘、庄健次郎、井口不二男、遠藤千尋、菅原泰
(菅原泰 記)
日野稲門会・ハイキング同好会/秋のハイキングのご案内
毎年9月に行っていましたが、今年は酷い残暑が続いているため、10月にずらして実施することにしました。
中央線初狩駅近くの高川山(標高976m)に、富士急行線/禾生駅(かせい)から登り、中央線初狩駅に下山します。標高差約500m、勾配の急な箇所も若干ありますが特に危険な場所は無く、頂上からの富士山の素晴らしい眺めを楽しみに登りたいと思います。5年前にも登った山ですが、今回は禾生駅からのアプローチで、前回とは逆ルートになります。以前は、初狩駅の近くに民宿があり、入浴と簡単な飲み会が出来たのですが、営業終了してしまったようなので、帰り道、高尾駅で途中下車し、駅前の「たまの里」で懇親会を行いたいと思います。
期 日:10月16日(水)/予備日(雨天で延期の場合)10月18日(金)
集 合:富士急行線禾生駅(大月駅から3つ目) 9時30分
アクセス:中央線八王子駅 8時13分(中央線豊田駅始発大月行き)
(高尾駅 8時25分発) ⇒(中央線)⇒ 大月駅 9時09分着
富士急行線大月駅 9時16分発 ⇒ 禾生駅 9時26分着
ルート概要:禾生駅出発 9時30分
途中まで舗装道路。上り坂が続きます。こまめに休んでゆっくり上ります。
尾根道合流 11時30分 若干のアップダウンのある尾根道
高川山山頂 11時50分 昼食・休憩・集合写真
12時30分出発
女坂コースを下山します。初狩駅着 14時10分頃
初狩駅 14時35分発 高尾駅着 15時27分着 (大月乗り換え)
申 込:出欠を10月10日(木)までに、メール又は電話で下記までにご連絡ください。
担当:秋田叔彦 Tel/090-8175-6216 メールアドレス:steamc55loco@gmail.com
その他 :懇親会の費用は2000円前後の見込みです。
飲料・昼食・行動食をお持ちください。(途中での調達はできません。禾生駅周辺に店はありません。)
ロープに掴まる所があるため、手袋をお持ちください。(軍手程度でOK)
虫刺され予防のため、長袖が良いのではないかと思います。
軽登山靴或いはウォーキングシューズで滑りにくい底の靴が良いです。
第129回俳句同好会
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の129回目の句会が9月20日午後、多摩市関戸の公民館学習室で開かれた。当日の兼題は「鰯雲」と「九月」。8人が5句ずつ投句したが、選句は1人の見学者が加わり9人となった。選に入ったのは投句された40句のほぼ6割、25句でばらけた形になった。
その中で特筆に値するのは〈病名を告げず問はれず虫時雨〉という句。虫時雨という季語が語られない病の重い状況を代わりに伝えているようだ。
・
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)。
・
病名を告げず問はれず虫時雨―――川俣あけみ(又木◎、川面、辻野、富山、長張、宮地)
木簡の著き墨色秋澄めり―――川俣あけみ(宮地◎、川面、辻野、又木)
置き去りの夢のいくつか鰯雲―――松井秋尚(川面◎、辻野、宮地)
いわし雲行きたき島の多かりし―――宮地麗子(松井◎、川俣)
鍵の鈴その音かろやかなる九月―――川俣あけみ(辻野◎、松井)
桜島よなの棚引く白露かな―――又木淳一(富山◎、宮地)
灯を消すや極立ちてくる虫の声―――宮地麗子(長張◎)
人疎なる夏草の中道祖伸―――長張紘一(白井、富山)
地震潜む太平洋や鰯雲 ―――川俣あけみ(白井、又木)
鰯雲ひとりカフエーの窓際に―――辻野多都子(川面、松井)
新調の靴履き散歩鰯雲 ―――白井昭男(辻野、長張)
出会ひても別れ始まる九月かな―――辻野多都子(又木、松井)
いわし雲団地になびく白いシャツ―――長張紘一(白井、又木)
この残暑いやはや虫は元気なり―――白井昭男(長張)
ニュータウンの未来あれこれ鰯雲―――川面忠男(松井)
湧き出づる妹のかんばせ花芙蓉―――又木淳一(川俣)
風の盆八尾の坂は踊るため―――又木淳一(川面)
蟷螂や掴める指に鎌を向く―――長張紘一(白井)
さまざまなことをこなして九月尽―――川面忠男(川俣)
泥流に白き鳥鳴く野分後―――辻野多都子(富山)
秋茜飛び交へる川橋揺るる―――川面忠男(富山)
ちらりひらり豆粒ほどの秋の蝶―――川面忠男(川俣)
消えさうな弧をなぞりをり秋の虹―――宮地麗子(川俣)
目覚むれば大吐息吐く秋の虹―――辻野多都子(長張)
アランドロン逝きぬ海原の鰯雲―――松井秋尚(白井)
誤またず風運びくる梨便り―――辻野多都子(宮地)
(文責・川面)
印出主将の2024年秋季六大学リーグ戦開会式選手宣誓・全文(24年9月14日)
開会式当日の宣誓をネット裏で間近に聞いて感銘しました。
言葉を大切に落ち着いて丁寧に思いを誓いました。流石に早稲田の主将でした。
幸い、全文をウイキペディア・日刊スポーツが報じたので紹介します。
『宣誓。今ここにいる多くの仲間達は、高校生の時新型コロナウイルスの影響による戦後初の甲子園大会中止を経験しています。当時の口惜しさ、無力感を今でも忘れたことはありません。
甲子園と言う夢の舞台で挑戦することすら出来なかった夏から4年。
今こうして大学野球の聖地・神宮球場で、苦楽を共にしてきた仲間、他大学のライバル達と4年間の全てをかけて戦えることに喜びを感じています。
このメンバーで戦える最後の秋。 これまで支えてくれた家族、厳しくも暖かく指導して下さった指導者の方々、苦しい練習も一緒に乗り越えた仲間、そして神宮球場に足を運んで下さる東京六大学野球ファンの皆様への感謝の気持ちを胸に6校のプライドをかけて最後まで全力で戦い抜くことを誓います。
令和6年9月14日 選手代表 早稲田大学野球部主将 印出太一』
六大学野球秋季リーグ戦が開幕しました。
24年9月22日 オッカケたい・湯浅芳衛 記
9月14日に開幕したので吉川さんと開会式と開幕戦の早稲田対東大戦を見に行きました。
開会式は10時15分から六校の選手と応援団が参加して行われました。六大学連盟は1年毎に
当番校が変わり、今年は早稲田なので関係者は色々とご苦労されたことでしょう。春優勝の早稲田を先頭に春の順位通りに各校ベンチ入りメンバー25名×6合計150名が行進しました
整列後に天皇盃、優勝旗、NHK 杯等が早稲田から返還されました。その後、日野連盟理事長(早稲田野球部長)がリーグ戦最後の4年生を激励する挨拶をされました。最後に早稲田・印出主将が選手宣誓をしました。大変印象に残りましたので別紙に全文を掲載しました。
応援団は各校選抜のリーダー、ブラスバンド、チアーメンバーだけあって短時間の準備とは思えない息の合った演技で開会式を盛り上げてくれて、六大学老ファンとして感謝していす。
開会式後の両校の守備練習でスタンドの緊張感も盛り上がり、11時にプレーボールが告げられました。サプライズで田中愛治総長が“アイジコール”の中で早稲田の野球帽にユニフォーム姿でマウンドに立ち、ワンバウンドのストライク投球をされて満場の喝采を浴びました。
試合は早稲田が春の優勝メンバーで臨み20対0で大勝しました。中でも吉納副将が満塁本塁打とスリーランホーマーの大活躍でした。印出主将も走者一掃の長打で貫録を示しました。
惜しむらくは東大投手が打者を警戒の余り、与四球15が大量失点に繋がったのが勿体なかったです。東大の守備は鍛えられていて失策は1個だけで見事でした。東大は最後まで声を出してナイスファイトでした。早稲田は大量点にも気を緩めず、控えメンバーにも活躍の場を与えて全員野球を貫いていました。東大の応援席はリーダー、ブラスバンド、チア―メンバーが一体となり一般学生、 OBも最後まで意気軒高で敵ながら天晴れと思いました。
これから早稲田は9月27日~法政、10月5日~立教、19日~明治、11月9日~慶応と対戦します。皆様も神宮に足を運びましょう。今後についてはHP等で広報しますので宜しくお願いします。
(完)
西丹沢・中川温泉の「いねの会」
多摩稲門会のカラオケサークル「いねの会」の9月例会は9月16日、神奈川県山北町の中川温泉の旅館で開いた。一泊二日の旅で10人が参加した。世話人の上條喜義さんが土地勘を活かし企画したもの。おかげで温泉につかってリラックスした後、酒宴に興じ、カラオケで仕上げることができた。当日は敬老日であり、高齢者同士で祝い合った形だ。
16日午前11時前、7人が小田急多摩線の永山駅に集まり、小田急線の新百合ヶ丘駅へ。同駅で2人と合流し、小田原行きに乗り換えた。町田駅で1人が加わり、10人が揃って安堵した。当日朝、体調を崩してキャンセルをしたメンバーがいたからだ。
新松田駅で降り、JRの御殿場線に乗り換え、松田駅から谷峨駅へ。谷峨駅に着くと、旅館のマイクロバスが出迎えに来ていた。途中でダム湖の丹沢湖を見て午後3時頃に旅館に入り、温泉に入ったりして夕食までくつろいだ。

夕食の会場へ。鷹尾清文さんが発声し、全員が生ビールで乾杯した。「長月のお品書き」というメニューに目を通しながら料理を味わい、地酒を飲んだ。肴の塩焼きの鮎は最寄りの川で釣れたものと聞き、野趣を感じた。2時間ほど歓談してカラオケルームに移った。
カラオケタイムは2時間。10人がそれぞれ3曲ずつ歌った。女性の1人が戦後間もない頃にヒットしたデュエット曲「悲しき竹笛」を選曲した際、筆者は誘われて一緒に歌い4曲となった。
「いねの会」は2022年10月、上條さんの企画で上高地を旅した後、奥飛騨温泉に泊まった。宿にカラオケルームはあるが、コロナ対策のために閉鎖されていて歌うことができなかった。その時と違ってカラオケを楽しむことができ、「いねの会」らしくなったと思った。
翌日は朝食後、参加者がそれぞれ宿の近くの川沿いの小道を散策した。宿がある地域は中川であり、地名に因んで中川川と呼ばれ、下流は河内川となる。しばらく上流に向かって歩くと吊り橋が架かっている。ゆらゆらよく揺れる。水は澄んでいて川底は青緑色だ。落差のある箇所が少なくない。そのせいか瀬音が高い。非日常の一時を過ごすことができて満足した。
宿に戻り、マイクロバスで御殿場線の谷峨駅へ。10人は小田急線の新松田駅で解散、6人は直帰し、4人が小田原へ向かった。小田原行きの4人は土産を買ったという。それぞれに楽しんだ旅だった。
(文責・川面)
早稲田大学交響楽団 秋季演奏会
日時:2024年9月27日(金) 18:00 開場 19:00 開演
会場:横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮:寺岡 清高
曲目:
モーツァルト/ 歌劇「魔笛」序曲 K. 620
レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」P. 106
レスピーギ/交響詩「ローマの松」P. 141
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品 73
チケット:S席 2000円、A席 1500円、B席 1000円 (学生席の用意もございます)
購入はこちらのサイトから https://ticketta.net/
お問い合わせ Mail : information.wso@gmail.com
日野稲門会 第26回秋の収穫祭開催のご案内
日野稲門会 では、毎年「秋の収穫祭」として、会員の家族も含め、サツマイモ掘りを恒例の行事としています。
地元の農家の方に育てていただいたサツマイモ、里芋(最近は、八つ頭もあります)を各々グループ毎に区域を決めた中で、掘って貰おうという催しです。
芋の大きさを競うコンテストや子供さんのジャンケンゲーム等もあります。
今回は、日頃から親しく交流させていただいている貴稲門会にも声掛けさせていただきます。
申し訳ありませんが、収穫物に限りがありますので、各稲門会3組(計6組)までとさせていただきます。
日野市役所に近い畑ですので、車の場合は、市役所の駐車場が利用できます。(無料)
お手数をお掛けしますが、会としてお取りまとめの上、10月10日(木)までに、案内状に沿った事項を担当の秋田叔彦宛にご連絡願います。
多摩稲門会のとりまとめは、長張が担当します。氏名(参加人数:大人?名、子供 ?名 )、住所、電話番号を 10月9日(水)まで連絡下さい。 地図投詳しい案内が必要なら、メールにて別途転送いたします。
尚、19日(土)当日が、雨天の場合は、予備日が翌20日(日)となっています。20日のご都合も合わせご連絡いただけると幸いです。
ご参加をお待ちしています。
日野稲門会 事務局長 宮本 誠二
« Older Entries Newer Entries »