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西村弘さんが『あの夏の日』を上梓

2021-09-12

多摩稲門会の会員、西村弘さんが『あの夏の日』(文藝春秋企画出版部)を上梓した。発行日は広島忌に合わせた8月6日。「ヒロシマ國泰寺梵鐘縁起」という副題の通り梅野五郎という鋳物師が広島の國泰寺の住職に頼まれて梵鐘を再建するといった内容だ。

西村さんはNHKのアナウンサーとして広島放送局に勤務していた1990年、大晦日のラジオ第一放送「ゆく年くる年」の取材のために國泰寺を訪れ、住職から梵鐘が昭和25年に再建された経緯を聞いた。その際、原爆投下後に犠牲者が流れていた川から水を汲み、その水を鋳型の上にかけたという話に感動、ノンフィクション作品にしようと考えた。再建当時の住職も梅野五郎も亡くなっていたが、関係者に取材しノンフィクションとして再現する材料を得て30年にわたりあたためてきた。退職後に務めた朗読講座の講師の仕事も終わり、ようやく執筆して仕上げたわけだ。

『あの夏の日』の表紙には梅野五郎の顔とまだ梵鐘の再建されていない國泰寺の写真が装丁されている。表紙裏に移転した國泰寺と再建された梵鐘の写真が載っている。 同書は第4部、第14章から成る。梅野五郎が原爆投下後の街を歩いた話は次のように生々しく描かれている。「なんとおびただしい死体が川面を流れている。呆然と立ち尽くした。この惨状は一体どういうことなのか。流れているのは、赤く膨れ上がった人間の死体だ。皆、丸裸に近い。それが水面を埋め尽くしている」。

梅野五郎は佐賀藩の士族だったが、17歳になって佐世保の海軍工廠に鋳物師として弟子入り。その後、広島に転じ30歳になって呉の海軍工廠の仕事を請け負うようにもなった。昭和13年、52歳の時に工場を建て、國泰寺に墓地を買って檀家になった。國泰寺は古刹。住職の第二十八世、福原英厳と親しくなり、梵鐘の再建を頼まれた。その際、「原爆犠牲者の供養にも、平和の鐘にもなるよう、心の仕事としてお引き受けいたします」と応えた。

クライマックスは「夕暮れに包まれた作業場の中で今、五郎には十四万の霊の声が聞こえる。あの水を求めた声だ。正に心の仕事だった。鋳型はまだ五郎の前で熱を発散している。それは外口径三尺、重さ二百五十貫、総高五尺五寸の國泰寺の鐘を包んでいる。己の魂を吹き込んだ國泰寺の鐘が月満ちた胎児の如くに生まれ出ようとしている」という場面だ。

西村さんの文章は簡潔、平易、明瞭で読みやすい。語るように書いているのはアナウンサーだった経験が活きているのだろう。

(文責・川面)

第92回俳句同好会

2021-08-22

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の第92回例会が8月20日に開かれ、8人が参加して5句ずつ投句と選句を行なった。〈初めての道迷はぬか門火焚く〉は夫の新盆を迎えた妻の心情が溢れた句であり、やさしさを感じたなどと高得点句となった。また京都の嵯峨野、大原といった平家物語所縁の地を訪れたり苔寺こと西芳寺、さらには建仁寺の吟行句もあり句材が豊かな句会となった。

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名、特選句は◎で表記。

*

新盆

初めての道迷はぬか門火焚く―――川俣あけみ(辻野◎、長張◎、宮地◎、 又木、松井)

処暑の風敗者勝者の去りゆきて―――川俣あけみ(又木◎、宮地)

手花火の消え入りさうな刻つなぐ―――松井秋尚(川俣◎、川面)

大原の苔むす墓域木下闇―――辻野多都子(川面◎)

苔の花辿れば京洛浄土かな―――辻野多都子(柴田◎)

空蝉を脱ぎ捨てる場所それぞれに―――長張紘一(松井◎)

地球てふ不思議なる星魂迎―――川俣あけみ(川面、又木、宮地)

夏おはり嫁に行くごと愛車去る―――長張紘一(柴田、辻野、宮地)

地平より空ある限り鰯雲―――柴田香代子(川俣、松井)

和音になり破調にもなり秋の蟬―――松井秋尚(柴田、長張)

川音の際立ちてをり夜の秋―――宮地麗子(川面、松井)

独り居の作り笑顔や夏果つる―――宮地麗子(柴田、辻野)

仏彫る木槌の音や白桔梗―――川俣あけみ(川面、又木)

茅の輪たつ嵯峨野の女の細面―――辻野多都子(長張)

黙祷をテレビに倣ふ原爆忌―――松井秋尚(又木)

足音に死にゆく蝉の飛び立ちぬ―――川面忠男(川俣)

今年また晴れて八月六日かな―――松井秋尚(川俣)

橋下を潜り行き交ふ夏燕―――長張紘一(柴田)

首筋をくすぐるような秋の風―――柴田香代子(松井)

三伏を大東京に籠り居て―――又木淳一(辻野)

片白草京の仏の池に満つ―――辻野多都子(川俣)

夏の雲時折り翳る書の頁―――川面忠男(辻野)

おはぎ買ふ作りし盆の遠かりき―――宮地麗子(長張)

椎の木の片蔭つづく果報かな―――又木淳一(長張)

盂蘭盆会この水の国木の国の―――川俣あけみ(宮地)

(文責・川面)

今年度多摩稲門会「年会費」納入のお願い

2021-08-15

会 長 尾ノ井光昭

残暑お見舞い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症拡大の中、異例の形で強行された東京オリンピックも無事終了、日本人選手の活躍に一喜一憂した日々が終わりました。 皆様にはワクチン接種を終えられご息災でおられる事と存じます。

今年度の稲門会活動は前年同様、コロナ禍の下、殆ど実施できない状態で今日に至っており、会費を頂戴し何ら会員各位へのフィードバックが出来ず誠に申し訳なく存じます。偏に会員各位の安全安心を優先せざるを得ません。ご理解いただければ幸いです。

さて、今年度年会費の納入状況(事務局調べ)をご報告します。 8月6日現在、納付者82名、金額246,000円(予算対比73%)ほぼ前年同様の推移です。会活動の運営は皆様からの年会費収入が基本で運営されており、予算目標の達成には、少しでも多くの方のご協力が欠かせません。収支の好転により余剰金が出た場合は、 来るべき(50年)周年事業の為留保致します。

 恐れ入りますが、年会費¥3,000の納付が未だお済みでない方は、何卒ご理解賜りご協力下さるよう宜しくお願い致します。 尚、振込用紙は6月にお手元にお送りした「第42回総会議案書」と共に同封しております。ご不明の場合は事務局までご連絡下さい。

幹事長- 平松和己 ℡090-4364-7438

会計幹事-白井昭男 ℡090-5554-1821

第91回俳句同好会

2021-07-18

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の月例句会が7月16日午後、7人が出席、1人は選句を世話人に託してして開かれた。活動開始以来、休会はなく今回が第91回目、JRのダイヤが豪雨のため乱れがちになる中を京都方面に旅をした川俣あけみさんが〈荒梅雨や列車動けば旅人に〉をはじめ吟行句を詠み、投句の5句とも選に入ったのが特徴という月例会になった。松井秋尚さんの〈籐椅子の軋み主の在すごと〉をはじめ3句が特選句となったことも特筆できよう。

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)。

・

荒梅雨や列車動けば旅人に――― 川俣あけみ(辻野◎、柴田◎、長張、又木) 

籐椅子の軋み主の在すごと ―――松井秋尚(宮地◎、川俣、辻野、又木)

翡翠や集めし視線ごと水へ ―――松井秋尚(長張◎、川俣、宮地)

近づいて蟻の視線になつてゆく―――松井秋尚(川俣◎、川面)

絵日傘の似合ふその人路地へ消ゆ―――柴田香代子(川面◎)

息凝らし待てばふたたび螢の火———宮地麗子(松井◎)

梅雨深し小舟舫へる葦の陰 ―――川俣あけみ(又木◎)

拗り花縺れて断ちし恋のごと ―――辻野多都子(川面、長張)

山梔子の花嗅ぐひとりまたひとり―――松井秋尚(長張、宮地)

たましひや胸に寄り来る蛍の火―――川面忠男(松井、宮地)

信長の直筆の文蚊の唸り―――川俣あけみ(辻野、長張)

里山の陽を集めたる枇杷をもぐ――― 柴田香代子(川俣、宮地)

木道のおみな嫋やか花菖蒲――― 川面忠男(辻野)

写経する寺の一隅草刈女―――川俣あけみ(柴田)

かもの子の姿探しぬ水増して ―――宮地麗子(又木)

紫陽花に囲まれ媼無垢となり――― 柴田香代子(川面)

螢の夕逝きし人の名次々と――― 辻野多都子(柴田)

青柿の落ちて歩道に鎮座かな――― 宮地麗子(又木)

川床(ゆか)料理危ふき風の吹き始む―――川俣あけみ(辻野)

座して伏せ上目遣ひの雨蛙 ―――長張紘一(柴田)

蛍火や墓誌に当歳名もありて――― 又木淳一(松井)

老鶯の声のいよいよ響きけり――― 川面忠男(松井)

向日葵の立ちつくしたり川轟々―――宮地麗子(川俣)

高く舞ふ低きは雌の蛍かな――― 長張紘一(柴田)

誕辰の老いを忘るる四葩かな――― 又木淳一(川面)

笑まふ写真や五月雨の遺作展―――宮地麗子(松井)

 (文責・川面)

第90回俳句同好会

2021-06-20

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の6月例会が18日午後に開かれ、9人が投句と選句を行なった。この日は43句が投句され、各人5句ずつ選句したが、24句が選に入った。その中で〈羅(うすもの)や食細りたる日を重ね〉が高得点句となった。〈食細りたる〉は単に食欲が衰えたというだけでなく心理的なものを感じさせ、それが日々続いているという状況に羅という季語が合っているのだ。羅は一重であり、痩せた体の線が透けてみえると感じた選句者もいる。

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名。(特選句は◎で表記)

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羅や食細りたる日を重ね —-川俣あけみ(近沢◎、又木◎、宮地◎、川面、辻野)

老鶯の声拾ひたる八合目 ――宮地麗子(長張◎、川面、柴田、又木)

ゆすらうめひと粒づつの日の淡き―― 松井秋尚(川面◎、近沢、長張)

朝曇り富士残像の在処(ありか)かな ――辻野多都子(松井◎、宮地)

クレマチス緑魔子てふ怪(け)し瞳 ――又木淳一(辻野◎)

苗植うる水面に雨の波紋舞ふ―― 長張紘一(柴田◎)

実梅落つる音を追ひけり目を密に ――川俣あけみ(辻野、長張、宮地)

登校の白き一列夏帽子―― 宮地麗子(柴田、松井)

揺り椅子にあづける背中若葉風―― 松井秋尚(川俣、柴田)

梅雨籠り男料理のやや辛め ――柴田香代子(川面、松井)

風涼し空の果てなる相模灘―― 宮地麗子(近沢、松井)

時の日の墨の乾きを待つ夕べ 川俣あけみ(又木、宮地)

たましひの遺る「津軽」や桜桃忌―― 川面忠男(辻野、又木) 

終電を見送る影や走り梅雨―― 柴田香代子(川面、川俣)

通院の坂の紫陽花色増せり―― 宮地麗子(川俣、松井)

学習の子等を待ちをる代田かな ――松井秋尚(川俣)

友の訃に箸のすすまぬ梅雨の夜―― 柴田香代子(宮地)

竹落葉竹の触れ合ふ音しきり―― 川面忠男(長張)

立葵僕とデュエットしませんか ――又木淳一(辻野)

古民家の花壇荒れたりはたた神-- 川面忠男(長張)

シャーベット皿ごと氷る行事食 ――近沢市子(柴田)

荷をおろし夕焼雲見る余生かな―― 宮地麗子(川俣)

一斉に放尿の子等ジギタリス ――又木淳一(近沢)

朝日浴び浄土拡ぐる蓮の花 ――川俣あけみ(又木)

塵捨てし跡の花壇や日日草 ――川面忠男(近沢)

(文責・川面)

第89回俳句同好会

2021-05-23

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の5月例会が21日午後開かれ、メンバーの9人全員が出席した。

今回の特筆は、亡くなった姉のことを詠んだ連作が1席、2席、3席と上位を独占したことだ。今回が第89回目となったが、連作でこのようになったのは初めてだ。姉を思う気持ちがこもった連作であり、メンバーの多くに伝わったのだ。 他にも亡き夫を悼む気持ちで四国遍路をして詠んだ句が選に入った。メンバーは高齢者が大半で愛別離苦に堪えざるを得ない人生のステージに立たされている。俳句は、日々明け暮れの詩であり、縁者を偲ぶ句には共感するのだ。 選句結果は以下の通り。(カッコ内は選句者名、特選句は◎で表記)

 *****      

薫風を着物に包み納棺す―川俣あけみ(柴田◎、松井◎、宮地◎、川面、辻野、又木)

葬列や雨に揺らげる山法師 ― 川俣あけみ(近沢◎、川面、辻野、又木)

青嵐命終近き姉の許(がり)― 川俣あけみ(又木◎、近沢、辻野)

朝の日を揃へて弾く山法師―  松井秋尚(辻野◎、川俣、長張)

青嶺出で青嶺に消えぬ山頭火― 辻野多都子(川面◎、又木)

呟きてなんじやもんじやの呪文めく―  松井秋尚(長張◎)

一幅の余白に夏の来たりけり ― 川俣あけみ(辻野、又木、松井、宮地)

喪心を杖に預けてバス遍路―  辻野多都子(川面、川俣、宮地)

往くあての無き日や独り春惜しむ―  宮地麗子(柴田、長張)

一匹の蜘蛛にたぢたぢ独りの餉―  川俣あけみ(松井、宮地)

大欅全身余すなく若葉 ― 松井秋尚(川俣、近沢)

不要不急論語読み解く五月かな― 又木淳一(川面、松井)

夏めくや風にのりくる木の香り― 柴田香代子(松井)

したたかにはじけ飛び来し木の実植う― 近沢市子(柴田香代子)

静寂な森や小啄木鳥の叩く音 —長張紘一(川俣)

四時間のおしん特集昭和の日 ―又木淳一(柴田)

剪定し透きたる畑の生気かな― 近沢市子(長張)

若竹や会へぬ間に孫伸び来たる —柴田香代子(近沢)

若葉風ノツクの飛球追ふ子らへ ― 川面忠男(川俣)

葉桜や友の忘れし杖の照り ―辻野多都子(長張)

先細る人の一生山笑ふ  ―長張紘一(柴田)

えごの花二筋真つ直ぐ引いて落つ― 松井秋尚(近沢)

城山の巻き道急ぐ竹落葉 ―川面忠男(川俣)

(文責・川面)

第88回俳句同好会

2021-04-18

サークル「俳句同好会」の第88回となる4月例会は、メンバー9人が全員出席して16日午後に開かれた。投句された43句のうち最高得点句は〈蝶低く影ころがして縺れ合ふ〉、蝶の動きの影まで凝視している。次席の〈転生も地球の子なれ花の昼〉は、亡き夫に「戻って来い」と呼びかけた夫恋の詩だ。

 

1点句だが、〈孜々として孜々として父昭和の日〉は父恋の句。日本の戦後復興から高度経済成長の時代、孜々(しし)として懸命に働いた父だ。中村草田男の〈若き等孜々と勤むる往来(ゆきき)花の園〉という出勤風景を描写した句と違い、掲出句は父を尊敬し懐かしがる子の心情を伝えている。

 

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)

 

蝶低く影ころがして縺れ合ふ        松井秋尚(長張◎、川面、川俣、近沢、辻野)
転生も地球の子なれ花の昼        川俣あけみ(辻野◎、川面、柴田)
独り身の気ままなる餉や春夕焼     川俣あけみ(宮地◎、柴田、松井)
願はくは多摩横山の桜守          又木淳一(川面◎、松井)
逆流の時計回りの落花かな        川面忠男(松井◎、又木)
春の川朝日に生まる光の子        柴田香代子(又木◎、近沢)
退院も独りや桜降る日なり          宮地麗子(近沢◎、川面)
二つ出で離れて三つ土筆ん坊       松井秋尚(柴田◎、長張)
図書館の匂ひ纏はる春愁          宮地麗子(近沢、長張、又木、松井)
円丘の頂き四方の霾れり         川面忠男(川俣、長張、又木)
吾が影に蒲公英入れて休みけり    松井秋尚(川俣、辻野、宮地)
こち見入る鏡の吾や春愁           松井秋尚(川俣、又木)
まだ若き黄蝶に従きて坂登る         辻野多都子(川俣、柴田)
残の身が残の花見る風の道        辻野多都子(長張)
友どちとこの世この時花蘇芳       川面忠男(宮地)
花冷や「はけ」と呼ばるる湧水地     川俣あけみ(宮地)
春の地震話題転じて体験談        長張紘一(柴田)
ひとりでもふたりで見ても桜かな     宮地麗子(松井)
光太郎忌果実を噛みて詩唄ふ      近沢市子(辻野)
孜々として孜々として父昭和の日     又木淳一(川面)
すみれ挿す玻璃のグラスや透きとほる  宮地麗子(近沢)
我もまた孤老の一人花菜漬        辻野多都子(宮地)
揺曳のクレソンの根や春の色       川俣あけみ(辻野)

(文責・川面)

寺島氏がテレビで講演と対談

2021-04-18

多摩稲門会会員の皆様
寺島実郎事務所からメディア出演情報が届きました。

今月から第4日曜日に「寺島実郎の世界を知る力」「対談篇 時代との対話」(第1回放送:4月25日(日)午前11時~<ゲスト>:細川護熙氏(元内閣総理大臣、公益財団法人永青文庫 理事長))が東京MXテレビ(9チャンネル)で始まります。

浅井

*****************
●TOKYO MX1「寺島実郎の世界を知る力」
【第3日曜日】第7回放送:4月18日(日)午前11時~

番組前半では、IMFより先週発表された最新の世界経済見通しを元に、日本及び世界経済の展望について分析します。2021年の成長予測がほとんどの国で上方修正され、株価が異様な「V字回復」を見せているなか、日本における家計消費支出は、ピーク時の水面下を推移する状況が続いております。
最新のデータをもとに、21世紀に入って起きている消費構造の変化について、寺島独自の視点で詳しく掘り下げます。
後半では、これから3回に渡って「日本とロシア」をテーマに踏み込みます。
今回は、18~19世紀にかけての日本とロシアの関係という視点から、1853年にペリーが来航する半世紀以上も前から日本に接近しているロシアの背後にある歴史的な構造や北海道とロシアの歴史的な相関について、寺島ならではの広く、深い視座で踏み込みます。

 

【第4日曜日】「対談篇 時代との対話」第1回放送:4月25日(日)午前11時~ <ゲスト>:細川護熙氏(元内閣総理大臣、公益財団法人永青文庫 理事長)
東京・目白台の永青文庫にて、細川家所蔵の貴重な史料や戦後日本の政治の歩みに触れながら、『日本人と文化力』をテーマに対談を致しました。
細川家に代々引き継がれている様々な史料や伝承されているエピソード等から歴史において細川家が示している存在感の大きさについて触れ、細川護熙氏が薬師寺に2019年に奉納された「慈恩殿障壁画」(全113枚、総長157.72メートル)の一部を紹介しながら、日本人の美意識・文化力の涵養の重要性について、現代社会に問いかけます。
また、内閣総理大臣として国を率いておられた時期・時代について振り返り、現在コロナ禍で取り組んでおられるシングル・マザー支援など、細川氏のこれまでの歩みやご活動に触れながら、現代の政治や社会への危機感について、寺島との対談を通じて深く掘り下げます。

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【TOKYO MX テレビ】
●[2020年10月~放送]『寺島実郎の世界を知る力』
(第1回~第6回 見逃し配信)
エムキャス:https://mcas.jp/movie.html?id=749856148&genre=453017953
Youtube:https://www.youtube.com/playlist?list=PLkZ0Cdjz3KkhlIA30hZIT5Qnevsu0DBhY
*見逃し配信につきましては、寺島文庫ウェブサイトからもアクセスできます。
https://www.terashima-bunko.com/minerva/tokyomx-2020.html
(昨年4月~9月にかけて放送いたしました「寺島実郎の日本再生論」も視聴できます)
■□寺島文庫【公式】YouTubeチャンネル□■
「寺島文庫とは?寺島実郎が本にかける想いからルーツを語る」、
「寺島文庫×岩波書店 コラボ企画」配信中!
https://www.youtube.com/channel/UC0XD63YLYSgGJHKhd5MHh9w/featured
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第87回俳句同好会

2021-03-21

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の3月例会が19日午後、多摩市の関戸公民館和室で開かれた。事前にメールで9人が投句したが、当日は8人が出席して選句した。42投句のうち半数以上の23句が選句された。季節は冬から春に移り変わり、投句も冬の季語が消え春の季語の句ばかりとなった。コロナ禍のせいもあり、日頃はお互い会うこともないが、俳句を通じてメンバーたちと心の交流ができる句会となった。

 

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選句は◎で表記)

 

花冷えや夫ゐぬ部屋の古時計    柴田香代子(川面◎、又木◎、川俣、 辻野、松井)
酒飲みて人と話して春愁         辻野多都子(松井◎、宮地)
愛撫といふ言葉ありしや春の雨    宮地麗子(辻野◎、又木)
遠富士を眺むる山の初音かな      松井秋尚(柴田◎、川俣)
空つぽの時間重ねて初桜        川俣あけみ(宮地◎、松井)
ゆるびたる空の緊まりや花辛夷    川俣あけみ(長張◎)
春泥を昔ヒールで踏み越せり      近沢市子(辻野、柴田、又木)
牧水の恋路の傾り迎春花        川面忠男(辻野、長張)
バス降るる処あやふや山笑ふ     松井秋尚(川面、長張)
咲き満ちて空奪ひあふ梅の花      柴田香代子(川俣、松井)
犬ふぐり山の際まで農夫道         近沢市子(川面、宮地)
芽柳の色ぼやと溶くさざれ波       松井秋尚(長張、宮地)
よろけゐる羽虫目で追ひ春炬燵     宮地麗子(川面、又木)
梅林の花に浮き出る茅の屋根     川面忠男(柴田、長張)

渋谷で猿之助の「藪原検校」を見る

二月来る猿之助吼ゆるピカレスク    辻野多都子(又木)
里山の古寺の由来や観梅園        長張紘一(宮地)
白梅はレースの帷ちぎれ雲         辻野多都子(川俣)
梅園の大番傘に異国人             長張紘一(柴田)
白子干太平洋の風を呼ぶ            川俣あけみ(松井)
盆梅の白き一輪竹垣に             川面忠男(柴田)
涅槃図に紛れ込まする嗚咽かな      川俣あけみ(辻野)
摘草や白砂の傾り見上げし日       又木淳一(川俣)

宮地嶽神社光の道「夕日祈願祭」に参列

光の道夕陽出ぬまま二月尽        辻野多都子(川面)

(文責・川面)

「40周年記念寺島実郎講演会」中止のお知らせ

2021-03-07

多摩稲門会会員の皆様へ

 

日頃は多摩稲門会の運営にご理解とご協力をいただき厚く感謝申し上げます。
コロナ感染症の収束が見えない中、今年も早3月、コロナ発症から1年数か月経過しました。2回目の緊急事態宣言後も感染者数は下げ止まらず、首都圏は7日から更に2週間の延長になりますが、その後も新規感染者数は増え続けると予測されます。
昨年6月、総会時開催予定の寺島実郎氏「40周年記念講演会」は1年延期し、改めて本年6月20日開催の方針で進めてまいりました。

 

早稲田大学校友会本部より本年4,5月の各種イヴェントの自粛要請がありましたが、6月時点での自粛延長は未だ不明です。記念講演会のような比較的大規模な集会の開催は3密対策を講じても感染の防止は万全ではなく、万が一クラスターの発生も考えられます。一方、コロナの収束は全国民のワクチン接種による集団免疫が成立するまで難しいとの専門家の見通しです。

 

ご多忙な寺島先生のスケジュールの中、実施するかどうかの返事は2月末が限度、常任役員会としても苦渋の判断の結果、40周年事業を断念する事を全員一致で決議しました。2月末、寺島事務所林秘書へ今後のコロナ感染症情勢の見通しと周年事業の中止をお伝えしたところ、事情をご理解・ご了承いただきました。
会員の皆様と多摩市民の交流の場として関係各位の熱意で叶った記念講演会、楽しみにされている方も多いと存じますが中止になり残念、衷心よりお詫びいたします。

 

40周年事業は中止になりましたが、未来の45・50周年事業実現へと志のバトンを託します。コロナ収束の光明が見えれば早急に文化フォーラム等でご一緒出来る催しを企画致します。

 

会員の皆様には、くれぐれも3密対策の上、行動変容をされ自衛されることを切に願っております。御自愛下さい。

多摩稲門会
会長 尾ノ井光昭

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