Author Archive
What’s JAZZのライブご案内
What’s JAZZ!
ジャズへの招待vol.67
~明るいラテン香るサウンドで~
年の初めに 好評のラテンジャズを、今回は女性ヴォーカリストを 迎えておおくりします。どうぞご期待ください。
2024年3月8日(金)
・ランチタイムコンサート 12:30開場 13:00開演
・ティータイムコンサート 15:30開場 16:00開演
・出 演 Meri(vo)神村晃司(p) 松岡Matzz高廣(Lp)
菅井信行(b) スインギー奥田(ds)
・曲 目 ベサメムーチョ、キサスキサスキサス、キエンセラ
シェリトリンド 他
・場 所 関戸公民館ヴィータホール(ヴィータコミューネ8F)
・入場料 ランチタイム、ティータイムコンサートそれぞれ2,000円
(ランチ、ティータイムの両方購入の場合は3,000円)
前売り発売はヴィータ7F多摩ボランティア市民活動支援センターで発売、
お問い合わせ042-373-6611
2月7日(水)10時から3月7日(木)午後5時まで
当日券(残余ある時)は当日11時30分から会場受付で発売
・定 員 230席
主 催 What’s JAZZ実行委員会
山中康廣(042-371-4084) y.y@abelia.ocn.ne.jp
共 催 関戸公民館 (042-374-9711)
新年賀詞交換会 早大マンドリン楽部が演奏
多摩稲門会は1月27日午後1時から多摩市・永山駅近くの情報教育センターで新年賀詞交換会を開き、会員・準会員・来賓合わせて31名が参加した。前半は第75回文化フォーラムで早稲田大学マンドリン楽部が演奏、後半は会員らの懇親会だが、前半は59名の一般市民も参加し、地域の文化活動にもなった。
マンドリン楽部OBの大橋忠弘さんが司会した。早大マンドリン楽部は110年以上の歴史があり、現在は60人ほどの部員がいるという。そのうち20人弱は他大学の学生だ。中学・高校でマンドリンを演奏していたが、進学した先にマンドリン楽部がないため早大マンドリン楽部に入ったのだという。
当日、多摩稲門会の文化フォーラムで演奏したのは男子学生が3人、女子学生が8人の11人、2人が4年生で残りの9人は2年生、平均年齢がほぼ20歳だ。その中に日本女子大生と東京芸大生がいた。芸大生は大学で音楽理論を学んでいるが、クラリネットを趣味としている。マンドリン楽部にはマンドリンだけでなく他の楽器の演奏者も加わっているのだ。大橋さんの楽器の説明の際にクラリネットに合わせて「ダニーボーイ」という曲を演奏して見せた。また男子学生の1人の楽器はギターでイタリア映画の「禁じられた遊び」を弾いてみせた。

当日、マンドリン楽部が演奏したのは「学生時代」、「花は咲く」など馴染みの曲の他、オペラ・トゥ―ランドットのアリア「誰も寝てはならぬ」など合わせて約10曲。参加者は心地よく聴き入り、大橋さんの軽妙な司会も相俟って楽しんでいた。
それから10分の休憩後、多摩稲門会の会員でマンドリン楽部のOBである上條喜義さんの指揮で同楽部の演奏に合わせて参加者が合唱した。曲は「寒い朝」と「ふるさと」。続いてマンドリン楽部はアンコールの拍手に応えて「川の流れのように」、最後に早大校歌「都の西北」を演奏、文化フォーラムは午後3時半頃に終わった。
多摩稲門会には早大卒業生でなくても準会員になる制度があり、この文化フォーラムに参加した機会に準会員になった方々もいた。
後半は稲門会の尾ノ井光昭会長兼幹事長の司会で賀詞交換会を開いた。会員、準会員、来賓の多摩三田会の役員が丸テーブルに分かれ、マンドリン楽部の学生たちも同席した。ビールで乾杯、宴たけなわとなった頃、尾ノ井会長の指名で参加者がショートスピーチをした。その1人、副会長の又木淳一さんは〈早稲田なる往時を今に老の春〉と詠んだ俳句を披露した。最後は「都の西北」を合唱、午後5時前に閉会した。
(川面 記)
第121回俳句同好会
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の令和6年初句会が1月19日午後、多摩市の関戸公民館和室で開かれ、メンバーの8人全員が出席した。当日が第121回目、活動を開始して以来11年目に入った。
それを機会に句会の進め方を改めてゆくことにした。従来は当期雑詠句だけだったが、あらかじめ季語を与えて作る兼題句を2句とし、投句の5句のうち少なくともそれぞれ1句を作ることにした。当日の兼題は「初夢」と「雑炊」。新年の季語だが、他にも新年の季語を斡旋した当季雑詠句が少なくなかった。「初硯」、「初句会」、「去年今年」、「初日」、「初伊勢」といった季語の句だ。新年ならではの句であり、句会が華やぐ感じになった。
・
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名、特選は◎で表記。
・
初硯考の凹みへ二三滴 ―――川俣あけみ(松井◎、宮地◎、辻野)
子供等の古武道の声鳥総松―――川俣あけみ(又木◎、白井、松井、宮地)
母逝けり冬至の曙光確かめつ―――又木淳一(川俣◎、白井、松井)
戦争を知る人ひとり初句会―――又木淳一(川面◎,宮地)
初夢や意気込みて目は冴えに冴え―――宮地麗子(長張◎)
この星のいのち育む枯野かな―――宮地麗子(辻野◎)
初夢のシルクロードや駱駝の背―――川面忠男(川俣、辻野、又木)
悴むやつなぎたき手の在りし日も―――宮地麗子(川面、川俣、又木)
初夢や吉凶軽き齢となり―――辻野多都子(川俣、長張)
良き事に変はる想ひ出日向ぼこ―――宮地麗子(白井、松井)
冬麗や木目確かめ仏彫る―――川俣あけみ(又木、松井)
構へずに静かに行かむ去年今年―――松井秋尚(長張、宮地)
年越しに退院の友声はづむ―――川面忠男(白井)
初夢に寅さんさくらマドンナも―――又木淳一(川面)
紅少し付けたる母や初寝覚―――川俣あけみ(又木)
雑炊や同胞集ふ日の在りし―――又木淳一(川俣)
星ひとつ残れる空に初日待つ―――松井秋尚(長張)
箸先に具を確かむる牡蠣雑炊―――長張紘一(辻野)
残されて少し幸せ松飾 ――― 辻野多都子 ( 宮地 )
庭木の丈低く詰めたり年の暮 ――― 長張紘一(白井)
初伊勢の凶事重なるテレビかな―――辻野多都子(川面)
匂ひ来るお国ことばや初電話―――又木淳一(辻野)
受難者を助けて上げて福寿草―――白井昭男(川面)
震災を忘れらるるや去年今年―――川面忠男(長張)
(文責・川面)
新年のご挨拶
多摩稲門会
会長 尾ノ井 光昭
多摩稲門会会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
年初来、大地震・飛行機事故と大波乱な幕開けとなりました。被災された北陸地域の皆様、事故に遭遇し奇跡的に助かったJALの乗員・乗客の皆様に心よりお見舞い申しあげます。
残念ながら、地震では210数名の方々が亡くなられ、飛行機事故では能登地方へ救援物資を運ぶ海上保安庁の飛行機搭乗員6名中5名が志半ばで亡くられました。謹んでお悔やみ申し上げます。
災害多い我が国では、過去の大地震・大災害被害による教訓として様々な救援対策が策定されており、官民挙げての一早い復興が待たれます。
さて、1月27日(土)、午後1時より永山駅付近の情報・教育センター7階レストラン「美膳」にて多摩稲門会恒例の「文化フォーラム」及び「賀詞交換会」を開催いたします。
文化フォーラムでは、110年の伝統を誇る早稲田大学マンドリン楽部の演奏を無料で楽しんで頂きます。演奏時間は約1時間半、名曲12曲はどのアンサンブルです。
ご家族・ご友人お誘いの上、来場されるのを役員一同お待ちしております。
又、賀詞交換会では会員同士、多摩三田会の役員様も数名同席されるので是非ご親睦をおはかり下さい。尚、情報教育センターは本年3月で閉館予定、「美膳」での開催は今年最後になります。 以上
「2024年1月度ボウリングの会例会」実施
新年早々能登半島大地震、日航機事故など未曽有の出来事に見舞われた日本列島。今年は辰年ですが、龍がこれ以上大暴れしない静かな1年であって欲しいと思います。
年末から東京の空は晴天が続き、新年明けてもさらに晴天が続いて行楽に出る人が絶えませんでした。永山のボウリング場、コパボウルでも場内を埋め尽くす老若男女がボールを勢いよく投げていました。
今回は第3ゲームで大きなサプライズがありました。それは後ほど報告します。
2024年(令和6年)1月6日(土)、1月度の「多摩稲門会ボウリングの会」例会が行われました。
今回の参加者は4名。午後2時40分集合、3時開始で約2時間プレーしました。

参加者は、藤原雅博さん、尾ノ井光昭さん、野宇進さん、及び世話人稲垣の4名でした。
1人3ゲームずつ行いました。投げる順番は稲垣、藤原、尾ノ井、野宇でした。
第1ゲームは藤原さんが調子よく、ストライクを連発し、いきなり200越えのスコアを出しました。稲垣も散発的にストライクを出しましたが、まだ最近購入した新しいボールに慣れていないこともあって、いくつかスペアーを取り損ねました。尾ノ井さんもマイボウル、マイシューズを持参し、第1ゲームは試運転というところで軽快にボウルを投げていました。野宇さんもマイボウル、マイシューズでていねいなボウリングを行っていました。第2ゲームも藤原さんの勢いは止まらず、ダブル、ターキーを連発し、200アップとなりました。第2ゲームになって尾ノ井、野宇、稲垣の3名も徐々に調子を上げてきました。サプライズは第3ゲームに起こりました。第9フレームで藤原、尾ノ井、稲垣の3名がほぼ並び、勝負は第10フレームの1投目にかかりました。まず藤原さんが投げて、スプリットになりました。これで優勝の目はかなり薄くなりました。ストライクを取ったものが勝つという流れの中で、稲垣は第10フレーム1投目は8本でしたが、2投目でスペアーを取り、3投目はストライクでパンチアウトとなりました。スコアは181。残る尾ノ井さんの投球を待つことになりました。1投目、矢のようなボールが吸い込まれるようにポケットにはいり、ストライク。2投目、3投目も無難にこなし、スコア182で逆転優勝となりました。最後の逆転劇はボウリングの醍醐味を大いに味わうことになりました。
ゲームは午後5時前に終わり、その後歩いて3分の焼き鳥店『山長』に入りました。
生ビールで乾杯の後、焼き鳥、牛モツ鍋の煮込みなどを注文し、懇親会を行いました。近況報告やボウリング談義で時間はあっという間に過ぎて、次回、3月度は3月9日(土)に開催することを決めてお開きとなりました。
(世話人 稲垣友三)
第120回俳句同好会
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の月例句会が12月15日午後、多摩市の関戸公民館和室で開かれた。第120回目。同会は2014年1月に月に1度の頻度で活動を開始して以来、休むことなく続け、10年が経過したことになる。
句会が終った後、場所を変えて祝賀会を開いた。稲門会の尾ノ井光昭会長の乾杯発声と挨拶の後、お祝い気分にひたったが、今後も続け、さらに実のあるものにしたいと念じ、意見交換も行った。
当日の投句は会員が沖縄を旅して詠んだ吟行句が目を惹いた。特選の〈極月の三線聴けば時緩し〉、〈シーサーに冬日飲まれて島は雨〉などをはじめ5句がそうだ。並選だが、〈生徒数十五名とや甘蔗の花〉は離島の現状と将来を詠んだ句だ。離島の人口が減り、生徒よりも教師が多い現実、沖縄の産物である甘蔗の未来がどうなるか懸念する社会性のある俳句となっている。
また〈五七五をひねりし十年(ととせ)冬麗ら〉は俳句同好会の活動10年を祝しており、挨拶句と言えよう。10年に一度しか詠むチャンスのない句だ。
・
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名。特選は◎で表記。
・
極月の三線聴けば時緩し―――川俣あけみ(川面◎、又木◎、辻野、長張)
シーサーに冬日飲まれて島は雨―――川俣あけみ(辻野◎、長張◎、又木、宮地)
枯れといふメタセコイアの宴かな―――辻野多都子(松井◎、又木、宮地)
木々渉る山鳥の声久女の忌―――辻野多都子(川俣◎、松井)
革ジャンをスパッと脱いで珊瑚島 ―――川俣あけみ(宮地◎)
諍(いさか)ひて飛び出す路地や冬銀河―――宮地麗子(川面、辻野、又木)
潮引くや島繋がりて冬ぬくし―――宮地麗子(川俣、辻野、松井)
冬紅葉色定まらぬままに散る―――松井秋尚(川俣、長張、宮地)
寒暁や鉄橋渡る電車の灯―――宮地麗子(川面、川俣、白井)
生徒数十五名とや甘蔗の花―――川俣あけみ(辻野、又木)
三百段上り絶景冬うらら―――川面忠男(川俣、白井)
洗ひたての大根溌溂購へり―――川俣あけみ(白井、長張)
落葉ある脇を選びて登りけり―――松井秋尚(宮地)
尺八の音色ただよふ枯木立―――長張紘一(白井)
五七五をひねりし十年(ととせ)冬麗ら―――又木淳一(川面)
日の高さ揃へて朝の石蕗の花―――松井秋尚 (川面)
うたかたの照り葉翳り葉さくら紅葉―――辻野多都子(長張)
一筋の川残しをり散紅葉―――宮地麗子(松井)
紅葉散る銀座のビルの屋上に―――川面忠男(松井)
小春日や欅を囲み憩ふ人―――長張紘一(白井)
(文責・川面)
早慶ラグビー戦を語る
2023-11-27 湯浅芳衛
(1)歴史
早慶ラグビー定期戦は大正11年(1922年)に始まり、今年で100回目です。通算成績は早稲田72勝20敗7引き分けで早稲田が圧倒していますが両大学のプライドと意地がぶつかりあう「屈指の伝統の一戦」です。早稲田大学ラグビー蹴球部は1918年(大正7年)創部で日本では4番目に古く、慶応義塾大学蹴球部は日本最古の1899年創部です。因みに2番目に古いのは旧制三高が1910年、3番目は同志社が1911年です。明治創部は1923年、帝京1970年です。
大学ラグビーは歴史的にリーグ戦形式ではなく好きな相手との対抗戦としてスタートしたので優勝という概念でなくて結果として何勝何敗かで順位を決めて全勝が最強とされていました。
戦前より関東では早慶明が伝統校として扱われてきました。早慶戦は11月23日、早明戦は12月第1日曜日と決まっています。慶明戦は特に決まっていません。
大学選手権は1964年にスタートして今回が60回になり今年度の決勝は1月13日です。
優勝回数は早稲田が最多の16回で、明治13,帝京11,同志社4,慶応3です。
日本ラグビーは戦前から早慶明がリードしてきました。とりわけ早稲田の
「揺さぶり戦法」、「接近・連続・展開」は日本ラグビーに大きな影響を与えて、現在の日本代表の基盤になっています。日本代表にも多くの人材を送り込んできました。
今回のW杯も早稲田は最多の7人、帝京6、明治1、慶応・同志社0です。
・
(2)早慶戦絡みのエピソード3題をご紹介します。
イ.故今村次郎さんのこと
私が今でも鮮明に憶えているのは大学2年の昭和33年に早稲田が慶応、明治を連破し関東対抗戦で全勝して更に同志社にも勝って全国制覇した年です。その年は慶応が強力メンバーを揃えて優勝候補でした。一方早稲田は日本代表・快足の名ウイング日比野(後に早稲田監督として日本一3回、日本代表監督も務めた)が3月に卒業してバックスの決定力が落ちたと評されていました。その後を埋めたのが2年生の名門・秋田工業出身の今村選手でした。早慶は全勝で対決し、今村さんは後
半1トライして更に強烈なタックルを浴びせて16対11で快勝するのに貢献しました。そのシーンは眼に焼き付いています。今村次郎さんは卒業後東横百貨店に就職し、当時社会人の強豪・東横百貨店チームでも活躍されました。東横では田中様と公私共に親交を結ばれたとお聞きしました。田中先輩との飲み会でも選手時代の高名を決して吹聴されず謙虚な方でした。『清宮が監督になったらOB への寄付依頼が多くなった』と笑いながら嬉しそうに語っておられました。
病を得て平成27年に逝去されました。
ロ.慶応OB・赤津喜一郎氏と志賀英一・関東協会会長がオッカケたい懇親会に来場!
赤津氏は昭和30年度に慶応が全勝した時の名HO・主将で後年日本代表になりした。田中先輩とは東横百貨店の同期入社で親しい間柄と伺っていました。その関係で十数年前に早慶ラグビー観戦後の新宿ライオンでのオッカケたい懇親会に出席して頂きました。
更にハプニングで何と当時の関東協会・志賀会長も同道されました。志賀様は今村さんと高校時代チームメートでした。早稲田で名HO、日本代表として活躍し、4年時に主将を務めました。ご両人ともラグビー界で著名な方ですが、風格のあるラガーマンで我々とも気さくに接して頂きました。試合は早稲田が快勝しましたが赤津氏は『大敗の原因は慶応のタックルが高かったことに尽きます。無様な試合をお見せして申し訳ありません。帰ったら監督、コーチ陣にきつく注意します』と反省の弁を述べておられにました。慶応の「魂のタックル」はこうして継承されるのかと感服しました。
ハ.監督と主将の絆
私ごとで恐縮ですが小生の従妹が昭和33~34年度ラグビー部監督の大野信次氏ご長男に嫁いでいます。彼女が言うには『うちのパパは自分の息子よりも冨永さん(33年度主将)と志賀さん(34年度主将)を可愛がっているのよ』と良く笑っていました。監督・主将の関係はそれ程
強いのかと驚かされました。
従妹は前出の懇親会に出席していました。志賀様と久しぶりの思わぬ再会にびっくりして昔話に話が弾んでいました。
・
(3)当日の観戦記
イ.試合前
早慶ラグビー戦は今年が100戦目を記念して36年振りに国立で行われることになり、「オッカケたい」は10人の方が参加しました。
早慶ラグビーは毎年好天に恵まれますが今年も小春日和でした。集合場所は新国立が不慣れなので早慶野球戦で勝手の分かっている隣接の神宮球場正面入り口前にしました。自由席の観やすい席を確保するため11時半に集合しました。FC東京の熱心なサポーターで国立に慣れている菊沢さんの差配で手際よく固まった見やすい席をゲットできました。流石に観客の出足も良くスタンドが埋まり、両校のチアリーダーの演技で華やかな雰囲気に期待が高まりました。満場の声援の中、選手が入場・整列して校歌・塾歌の斉唱後14時にキックオフされ伝統の一戦が始まりました。
ロ.前半
早稲田はスクラムを押し勝ち、ラインアウトも確実に確保して、セットプレーで優位に立ちました。15人の集散も良く接点で上回り、モール、ラックを連取してボールを継続して連続攻撃を仕掛けました。5分から20分までの間に連続3トライ・3ゴールで21対0と幸先よくリードしてこのまま圧倒するかと思われました。しかし慶応はその後にキックを織り交ぜて反撃して14得点して7点差として俄然試合は緊迫しました。然しさすが早稲田は終了間際に HO佐藤 (3年)が モールトライして28対14で前半を終了しました。
ハ.後半
後半開始後どちらが先に得点するかが試合の帰趨を決めると思いました。果せるかな早稲田は開始後3分にFB伊藤主将→HO佐藤 (来年の主将と目されています) →左WTB矢崎の桐蔭学園組のパスでトライしました。
伊藤の好判断、佐藤の突破、矢崎の好フォローと見事な連携でした。中でも矢崎は1年生ながらスピードと得点感覚が優れていることを如実に示 しました。 180㎝・86㎏の大型ウイングで将来の日本代表をも期待されるホープで、これから楽しみです。更に11分に左CTB野中 (2年) がPGを決めました。 野中はこの試合狙ったコンバージョンキック8本の内7本成功とほぼ90%の高い成功率です。(慶応の成功率は67%でした) これからの明治、帝京戦でもキックの成功は勝敗を左右する程で極めて重要です。 その後慶応にモールトライされましたがロスタイムにナン
バー8の 1年生松沼が 矢崎からの好パスを受けて 相手ディフェンスを振り切ってトライしました。彼は177㎝・93㎏で決して FWとして 大柄ではありませんが強さ、スピードと豊富な運動量を誇る期待の新人です。
その結果、後半は15対5でトータルスコアは43対19とダブルスコア以上の快勝でした。
これで通算対戦成績は早稲田の73勝20敗7引き分けとなりました。
但し、モールで2トライ献上は、次の早明戦と大学選手権の帝京戦では改善が必要です。
不用意な反則で相手にフリーキックを与えてゴール前に押し込まれて敵に徹底したゴリゴリ戦法をさせないことが 必須です。
その為にはFWが五分以上に渡り合い、ファーストタックルは相手を一発で倒し、接点で逆に押し込み、連続攻撃で振り回して早稲田ペースで進めてして欲しい。




二.懇親会
懇親会はいつもの新宿ライオンで席を予約して16時30分~18時頃迄楽しみました。
観戦した10人の内1人が風邪で不参加になりましたが、サプライズで20年来の校友ラグビーオッカケ仲間1人とノーサイドの多摩三田会2人が参加して12人と賑やかでした。
早慶戦の戦評もさることながら、何故帝京が強いのかが話題となりました。大学当局の「ヒト・モノ・カネ」のかけ方にあるのではとの意見が大方でした。 勿論それにもかかわらず「早稲田、荒ぶれ!」の声援が一致してお開きとなりました。 (完)
『多摩稲門会第74回文化フォーラム・懇親会』
第74回となる文化フォーラムと懇親会が、小春日の令和5年11月18日(土)午後1時から6時、多摩市関戸の京王クラブ2階で開催された。
今回の文化フォーラムは、今年が関東大震災から100年に当たり、南海トラフ地震、首都圏直下型地震も予想されることから、「震災は忘れずにやってくる」という時宜を得たテーマであり参加者の関心も高く熱のこもった講演となった。
午後1時長張副会長の開会宣言、尾ノ井会長の開会挨拶に続き長張副会長が講師の野尻明美氏の紹介を行った。
野尻氏は東北大学工学博士、一級建築士で発明奨励賞、科学技術長官賞等数々の賞を受けられ、功績により紫綬褒章を受章されている。著書も技術書等多数。また日野稲門会会員(早稲田大学第一理工学部卒、同研究科建設構造学科終了)でもあられる。長張副会長は立川断層の真実について氏の野外講座の受講体験を踏まえ、講演を楽しもうと話し、氏のプロフィールを紹介した。
「震災は忘れずにやってくる」と題された講演は、名の明美の由来から始まり、簡潔に纏められたスケッチ・写真資料、プロジェクターを駆使し懇切丁寧な説明で進行した。内容は氏の検証結果を基に、先ず地震と火山噴火発生のメカニズムについて、定説の誤解と氏の仮説即ち“地震は深さ10㎞以深でのマグマの水素爆発で、火山噴火は噴火口でのマグマの水素爆発である”との説明に会場から驚きの声が上がった。次に液状化火災と津波火災発生のメカニズムについて、定説の誤解と野尻仮説では“液状化現象で湧出するメタンガスに火がついて起きる。同時多発火災が起き、大勢の命を奪う”と過去の地震での液状化火災、津波火災の事例にどよめきが起きた。熱心な質疑応答の後、「いつかは正論が勝つ」を信じドン・キホーテの蛮勇を借りて震災で失われた命を無駄にしないように今後も努める。と講演を締められ、盛大な拍手が送られた。又木副会長の閉会の辞と次回1月27日(土)文化フォーラム(早稲田大学マンドリン楽部新春スペシャルライブ)・賀詞交換会の案内で第74回文化フォーラムを終了した。

引き続き懇親会が堤副会長の開会の挨拶、吉川幹事による乾杯の音頭で始まり、遠藤幹事の司会で進められた。
和やかな懇談が続き、講演いただいた野尻氏も歓談の輪に入り、質問を受けるなど多くの会員と懇談された。会員の一口スピーチが始まり、まず遠藤幹事から招待の早大3年村上晃 一さんの紹介があり、経済的に恵まれない生徒・児童のボランティア団体学習支援サークルの共同代表と自己紹介があった。続いてほぼ参加者全員が今日の講演の感想、現況などをスピーチした。宴もたけなわになった頃、又木副会長の閉会の挨拶があり、参加者全員で校歌「都の西北」を斉唱した。最後に平松幹事の力強いエール発声で閉演した。
・
文化フォーラム及び懇親会参加者(敬称略)
尾ノ井光昭 長張紘一 又木淳一 堤香 苗 白井昭男 川面忠男 鷹尾清文 辻野多都子 平松和己 服部靖紀 鈴木忠男 白石徹郎
加来健一郎 吉川啓次郎 中西摩可比 遠藤ちひろ 湯浅芳衛 菅沼康光 (日野稲門会) 村上晃一 野尻明美 (参加総数 20名)
又木淳一 記
日野稲門会 第3回 美術作品展
日野稲門会「第3回美術作品展」を開催いたします。 油彩画、水彩画、写真、陶芸、彫刻、和紙工芸等の バライティーに富んだ力作の数々が展示されます。 ご多忙の折とは存じますが、ご高覧下さいます様 ご案内申し上げます。
会期:2023年12月5日(火)~8日(金) 10:00~17:00(初日13:00から、最終日16:00まで)
会場:ひの煉瓦ホール(日野市民会館)2階展示室 東京都日野市神明1-12-1(日野市役所隣り)
出展者
荒谷 英幸 石川 三重子 上村 邦雄(狛江稲門会) 杉村 和子 高木 洋 高戸 章 西海 英雄 野尻 明美 藤野 健治 松島 和代 宮本 誠二
お問合せ先:宮本 誠二 TEL 080-3205-0583
/ E-mail seiji74.511@ivory.plala.or.jp
第119回俳句同好会
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の句会が11月17日午後、多摩市の関戸公民館和室で開かれ、メンバー8人が出席した。各人が5句ずつ投句、合わせて40句の中から5句ずつ選句したところ25句が以下の通り選に入った。
多摩稲門会の「歴史に遊ぶ会」が企画した松島の旅などの吟行句も10句選ばれた。最近の戦争を踏まえた感慨句が選に入ったのことも11月例会の特徴だ。
今回から選外となった句についても選句しなかった理由を述べ合い、楽しむだけでなく勉強する句会ともなった。
・
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者、特選は◎で表記。
・
戦ひは人滅ぶまで山眠る―――川俣あけみ(又木◎、辻野、長張、宮地)
殉死者の位牌へ向ける枯蓮―――川俣あけみ(宮地◎、川面、又木)
彼の日秘め凪ぎわたる湾牡蠣筏―――川俣あけみ(川面◎、辻野、又木)
一時も休む間もなし秋の蝶―――長張紘一(松井◎、白井)
騎馬像の城下のビルや冬日和―――川面忠男(川俣◎、辻野)
松島や凪ぎて揺れ無き牡蠣筏―――宮地麗子(長張◎)
佐渡
冬の雷遠流の人の声かとも―――川俣あけみ(川面、辻野、又木、宮地)
しぐるるやガザに生まれし児を想ふ―――白井昭男(川俣、宮地)
朝空の半月薄き冬隣―――宮地麗子(又木、松井)
小春日に松の島々流れ行く―――白井昭男(川面、松井)
帚目の確かさ今朝の菊花展―――又木淳一(松井、宮地)
秋高のエール交換早慶戦―――又木淳一(川俣)
パソコン無き自由と不安秋深し―――又木淳一(長張)
名を知れば愛しさ増しぬ柚香菊( ゆうが ぎく)―――辻野多都子(長張)
冬紅葉映ゆる白砂や湾の風―――川面忠男(川俣)
茶の花のぽつぽつと咲く低き垣―――松井秋尚(長張)
青葉城資料館
礼尽くす自筆の書状冬うらら―――川俣あけみ(松井)
立冬の杜の都や歩の弾む―――川面忠男(白井)
翅と脚失くしたる虫果てにけり―――長張紘一(白井)
揺り椅子に鳥の声聞く小春かな―――松井秋尚(川俣)
飛び跳ぬる小魚狙ふ残り鷺―――長張紘一(白井)
北国の新球場や初紅葉 ―――辻野多都子(川面)
念押しにひっくり返す栗のいが―――長張紘一(白井)
島々を巡る航跡冬ぬくし―――川面忠男(辻野)
(文責・川面)
« Older Entries Newer Entries »