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10人が参加した佐渡の旅
2019-09-29
台風17号が日本海を過ぎ去った2日後の9月25日、多摩稲門会のサークル「歴史に遊ぶ会」の第47回企画としてメンバー9人と友人の杉並稲門会員、合わせて10人が佐渡の旅に出かけた。新潟港から佐渡汽船のジェットフォイルで秋晴れの越佐海峡を渡り、午後2時頃に両津港に到着、待っていた新潟交通の小型バスで観光した。
まず佐渡に流された日蓮と最もゆかりのある根本寺を訪れた。次に新潟県内で唯一の五重塔のある妙宣寺に。寺の女性から赤松の心柱、茅葺の屋根まで吹き抜けになっている庫裏の構造について説明を聞いた。続いて承久の変で佐渡に流された順徳上皇の火葬塚である真野御陵に詣で、仮行宮だった黒木御所跡に回って相川のホテルへ。日本海の日没は雲がかかって見えなかった。これだけが好天に恵まれた2泊3日の旅で残念だった。
途中でハプニングがあった。バスで移動中、新潟交通の女性から世話人の携帯に電話がかかり根本寺に東京行き新幹線のチケットが落ちていたと。落とし主はその電話で紛失がわかり翌日寺に立ち寄り受け取ることができた。佐渡の人は親切だと思った。
翌日の26日は、佐渡汽船観光の女性ガイドがバスに同乗。かつて東洋一の選鉱場だった佐渡金銀山の北沢浮遊選鉱場から佐渡金山の坑内へ。ロボットの人形が当時の採掘状況を生々しく再現している。次いで尖閣湾へ。奇岩と緑色に澄んだ海の景色を楽しんだ。ここは昭和20年代末に大ヒットした映画「君の名は」のロケ地として知られる。
相川の日本海側の道は外海府海岸。深い谷に架かる海府大橋を過ぎて一枚岸壁の大野亀という景勝を見た後、一行の記念写真を撮った。二つの亀が海上にうずくまったように見える巨岩の二つ亀へ。昼食後、新潟側の内海部海岸を走り、京都の清水寺を模した清水寺(せいすいじ)、奈良の長谷寺を模した長谷寺(ちょうこくじ)に詣でた。
翌日の27日は大佐渡山脈の大佐渡スカイラインを標高850mの白雲台へ。右に真野湾、左に両津湾、国仲平野、その果ての小佐渡山脈の景観を楽しんだ。
さらにトキの森公園を訪れた後、午後のジェットフォイルで帰京の途に就いた。宿の料理もおいしく満足できた旅だったと思う。
(文責・川面)
新治市民の森
2019-09-29
猛暑も過ぎ秋らしくなってきました。体調管理には気を使われたと察します。
10月の例会の「新治市民の森」は、横浜市北西部の丘陵地帯に位置する市民の森で、平成12年に開園しました。
農業の営みによって作り出された「里山」と呼ばれる森で、緩やかな谷地形「谷戸」の風景が美しく、斜面の雑木林や谷筋の杉林とともに市内では少なくなった「谷戸田」が残されています。 秋になる近場の自然に親しみ、体力アップに心掛けましょう。
ご検討の上、体調に合わせご参加下さいますようお願いいたします。
1.日時 10月8日(火)
2.予定コース 新治市民の森
新治市民の森の里山を、反時計回りに一周します
○集合 (10:00)JR横浜線十日市場駅改札口前
参考: 京王多摩センター駅(9:11)→(9:21)橋本(9:28)→ 十日市場(9:51)
徒歩開始 十日市場駅(:15)→にいはる里山交流センター→旭谷戸ルート(約1㎞)→尾根道ルート(約1.9㎞)→鎌立谷戸ルート(約1㎞) (昼食)→向山尾根ルート(約0.8㎞)→にいはる里山交流センター(:15)→十日市場駅
持ち物・装備
・ハイキングスタイルでご参加下さい。昼食、飲み物、間食等は各自のお好みで、帽子、タオル、雨具(折り畳み傘)等
○雨天の場合は中止します。迷うような場合は、メールか電話でお尋ね下 さい。
参加ご希望の方は、長張(tel 042-337-1792、携帯080-5544-6915 e-mail nagahari@ttv.ne.jp)にまでにお知らせください。
「高尾山麓のイタリアンに絶賛の声」
2019-09-22
高尾山の麓、京王高尾線高尾山口駅の駅舎2階にあるイタリア料理店「FumotoyA」で9月18日、79回目のグルメの会を開いた。男性6人、女性4人の計10人が参加。この日初参加の準会員柴田香代子さんを含めた女性参加者数が男性参加者数に肉薄し、いつも以上ににぎやかとなった。
深い緑に囲まれた同店は八王子三田会副会長の佐藤久牧さんが経営。そのご厚意で一般客には味わえない別格の料理が提供され、柴田さんが「この会費(6千円)でこれだけ美味しい料理が出るとはすごい。びっくりした」と感激。共感する参加者が多かった。
7月14日にも同副会長が同じく経営する高尾山ビアマウントで多摩三田会創立30周年記念行事として町田三田会と多摩稲門会との三者合同グルメの会が開かれ、佐藤さんから景色が最もいい特上のスペースを提供された。
来年創立40周年を迎える多摩稲門会では現在、多摩三田会を中心に他の稲門会や大学OB会との交流が活発化しつつあり、交流の多角化による利点が広がり始めているといえそうだ。
この日はまず、元副会長の川面忠男さんが音頭をとり、生ビールで乾杯。飲み放題のため、樽ワインをはじめ、日本酒の「男山」、芋や麦の焼酎などが次々と注文された。クラフトビールも4種類用意された。
早速サラダとして、野菜のテリーヌ(様々な野菜を湯煎にしてオーブンで焼き、四角く固めた冷製の料理)と液体カプレーゼ(薄切りのトマトとモッツァレラチーズ、バジルにオリーブをかけたもの)が運ばれた。
前菜は鴨のスモーク(燻製)のカシスソースがけ、ポルチーニ(肉厚で香り高いイタリアのきのこ)と豚のキッシュ(フランスのパイ料理)、桃の生ハム巻、ガーリックトーストのリエット(豚肉を煮てほぐし、ペースト状にしたもの)添え、それに日本料理のハタハタの南蛮漬けなど7種類が出された。
魚料理としてはオマール蝦と鯛のスープ仕立て、肉料理は米沢豚のローストとマッシュポテト(ジャガイモを茹でてうらごししたもの)、ラタトゥイユ(トマト、ナスなどをオリーブ油で炒め煮込んだもの)が運ばれた。
恒例のショ―トスピーチでは、櫻井和子さんが「多摩稲門会は大学本部の意向を受けて、私ともうひとり亡くなった方とふたりでつくった。私が創立者」と歴史をひもとき、川面さんは「サークルの『いねの会』=カラオケの会=が200回目を迎えるので記念誌を作成中。カラー化を検討しており、みなさん買ってください」とPRした。
副会長の長張紘一さんは「多摩稲門会ではサークル活動が一番大事。記念誌発行に協賛金を出したいが、財源は限られている。11月17日(日)には野宇進会計幹事が世話人になって、賭けない『健康マージャンの会』が発足する」と常任役員会の動きを報告した。
同じく副会長のグルメの会世話人は、「来年6月21日(日)には、創立40周年記念の文化フォーラム講師に論壇の重鎮である寺島実郎多摩大学学長をお迎えする。格安の謝礼で講演を快諾していただいたので、お礼に多摩稲門会の大先輩に多摩大で講義をしていただくことを準備中」と話した。
西村弘さんは、前回のステーキグルメの会で広田進さんと日本の安全保障のあり方で議論となったが、戦時中に福島県鏡石村に疎開。昭和天皇の玉音放送の2、3日後に米軍のトラックとジープの車列が未舗装の国道6号を砂煙上げて走っていった。当時日本のトラックは荷台が木造だったが、米軍は全部鋼鉄製。ビックリした」と日米の戦力差の一端を垣間見た思い出を語った。
対する広田さんは前回、現在の日本の軍備は不十分では、と問題提起。「私の父親は軍人で3代目の東京俘虜収容所長だった。1、2代目はいずれも死刑となったが、たまたま食糧を半分渡したので死刑を免れた。日本はいま、安全保障を全面的に米国に頼るしかない。憲法を改正して核を持とうとしても世論が許さないと思う」と語り、西村さんとの意見の距離を縮めた。
「私も小学校二年で終戦。母の実家に疎開していたが、聖路加病院の隣の小学校に入った。」と山中康廣さん。終戦直後は食糧難に苦しんだそうだが、「きょうの料理が食べられてグルメの会に入ってよかった」とかみしめるように語った。
新井正子さんは「戦中戦後の古いニュースをみたが、戦争に動員された若い人たちはたくましく賢そうな顔をしていた。いまも生きていたらと思うともったいないことをしたなあ、と思う」と話した。
辻野多都子さんは「本を山ほど買っても仕事が忙しくて読む暇がない。いまは歎異抄と源氏物語の講座を聴きに行っている。宿縁、因果応報、・・・。女を泣かせた源氏は、老いて若い女に裏切られる。源氏でも老いにはかなわなかったのだ。
私は浅学菲才ですぐ忘れちゃう。もっと勉強したかった」。
フルーツトマトとカラスミ、手長海老のパスタのあと、フルーツトマトのピザが運ばれ、仕上げはレモンのジェラート。
最後に全員の一本締めで閉会とした。
同店の山口智史・料理長は後日、「イタリアンを中心にフレンチと日本料理も加えてみました」と盛りだくさんの料理のポイントを説明してくれた。
(世話人 浅井隆夫)
俳句同好会の9月例会
2019-09-22
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の第69回例会が9月20日、多摩市の関戸公民館和室で開かれた。7人が5句ずつ投句と選句を行なったが、大半が夏から秋へ季節が移り変わる中で詠まれた句だ。
9月例会は〈義兄の魂銀漢に待つ姉許へ〉が特選句の半数を得る高得点句となった。人間は宇宙の子。この句の作者は以前に逝った実姉が宇宙に戻り、夫が来るのを待っているが、夫である義兄が先日亡くなり、銀漢の姉のもとへ、と詠んだ。許(がり)という接尾語を使い句の格調を高めた。こう詠まれると、死が祝祭になり、配偶者の健康を不安に思う心が救われる。
同じ作者の〈戒名は俗名のまま白木槿〉も特選、また〈出棺や住まひし方に稲光〉も2点を得たが、これらは3部作と言ってよいだろう。また、当日は〈桜木に鳴く秋蝉の花知らず〉が面白い句だと話題になった。評価が分かれた句だ。
当日の披講結果は以下の通り。特選句は◎、並選は〇で表記。カッコ内は選句者名。
義兄の魂銀漢に待つ姉許へ 川俣あけみ(川面◎、又木◎、宮地◎、辻野)
戒名は俗名のまま白木槿 川俣あけみ(萩尾◎、又木)
暮れ六つの銀座の裏や酔芙蓉 萩尾昇平(辻野◎、又木)
虫しぐれ雨戸閉めるをためらひて 萩尾昇平(長張◎)
遠雷の時に大きく脚重し 川面忠男(辻野、長張、萩尾)
瑠璃深き琉球グラス夏果てぬ 辻野多都子(川俣、萩尾、又木)
千屈菜や今日を限りと思ふ道 川面忠男(又木、宮地)
出棺や住まひし方に稲光 川俣あけみ(辻野、宮地)
虫の声止みて眠りし午前二時 宮地麗子(川面、長張)
托鉢の鉦の音遠し秋の夕 宮地麗子(川面、川俣)
縁側に未完の稿や稲雀 川俣あけみ(辻野、宮地)
雨音を破る騒きや阿波踊 川面忠男(川俣、長張)
桜木に鳴く秋蝉の花知らず 宮地麗子(萩尾)
冷房車行きどころなきアリ一匹 辻野多都子(川俣)
夕立ちや塵も憂いも撥ね飛ばし 長張紘一(川俣)
九月来る古書肆主のタブレット 又木淳一(川面)
高嶺晴れ弓手に重き黒ぶだう 川俣あけみ(川面)
街道の紙垂揺らめいて祭り待つ 長張紘一(宮地)
二百首乃漢詩朗々南洲忌 又木淳一(萩尾)
天空へ川鵜くの字を乱さずに 宮地麗子(長張)
(文責・川面)
多摩稲門会 第1回 健康麻雀競技会のご案内
2019-09-22
かって麻雀といえばたばこの煙もうもうの雀荘でのギャンブルゲームで、一般的にはよいイメージではなかったかも知れません。
ところが近年は「飲まない、吸わない、賭けない」の「3無い」をモットーにした、純粋に競技麻雀を楽しむ「健康麻雀」が全国的に普及しています。
麻雀は、四角い卓に人生が凝縮したゲームです。負けても金をとられない「健康麻雀」は、勝っても負けても終わった後は、快い疲れと爽快感が残ります。
また医学的にも「頭を使う」「手先を使う」「人と会話する」。この3つの機会が多い人は認知症になりにくいといわれますが、麻雀はその3要素を満たしています。
若い頃、たばこの煙もうもうの雀荘で、金はたまらずストレスばかりためた方、「健康麻雀」で再デビューしてはいかがですか。
当日は店スタッフ2名の方に、開始前にルール説明や競技中の点数計算のサポート等をお願いしています。
従って、点数計算に自信のない方も大丈夫です。
記
1. 開催日 2019年10月27日(日) 12:00~16:30
2. 場所 多摩市永山1-1-7 ブリエール永山 B1階 TEL:042―356-3770
mahjong-doumu.com/ バス停「消防署前」よりニュータウン通りへ向かって徒歩2分
3. 開催要領
競技のルールは開始前に説明します。
半荘4回予定
各半荘の成績を記録し、終了後に同会場にて成績発表と上位入賞者への賞品授与をします
4. 参加費
参加費2,500円/1人(場所使用料および賞品購入代)
当日ご持参ください。
終了後に近隣の居酒屋にて参加希望の方と懇親会を行います。
5. 申込について
先着12名 年齢・性別制限なし 友人同伴OK
申込期限 2019年10月20日
麻雀店の使用卓数の制限から先着12名とさせていただきます。
申込ご希望の方は、お早目に下記メール宛先に参加申込ください。
nou-susumu@ksj.biglobe.ne.jp
担当 野宇(ノウ)
第16回“ボウリングを楽しむ会”のご案内
2019-09-22
第16回ボウリングを楽しむ会を開催いたします。ボウリングの会は更に充実し、仲良く楽しくをモットーに10本のピンに向かいます。200点も夢ではありません。今回も基本に忠実にSKILL UPをはかる会です。楽しいですのでぜひご参加ください。初心者・初参加の方も歓迎です。
記
開催日 2019年11月30日(土)午後3時から7時10分
(集合は午後2時30分)
場 所 永山コパボウル(京王/小田急 永山駅より徒歩約1分) (多摩市永山1-3-4 ヒューマックスパビリオン6F TEL:042-339-9966 )
主 催 多摩稲門会 「ボウリングの会」
<ボウリングを楽しむ会> 午後3時~5時
3ゲーム投げます。当日の事情により変更があることがあります。
募集は9~12名程度。
<懇親会> 午後5時10分~7時10分(2時間)
近くの飲食店で懇親会を行います。
参加費は男性5,000円、女性4,000円。プレー費、貸靴料、懇親会費用を含んでいます。なお、マイシューズをご持参しても貸靴料は一切返金はいたしません。参加費は当日支払いですが、お申し込みの方で当日キャンセルは受け付けません。
<お問い合わせ及びお申込先>(11月16日(土)申し込み締め切りです。)
世話人 稲垣友三 〒206-0041 多摩市愛宕2-4-1-102
TEL:090-2498-0689 メール:yinagaki@e-emotion.jp(参加お申し込みはメールでお願いします。)
「いねの会」地域の第6回カラオケ大会に参加
2019-09-15
多摩稲門会のカラオケサークル「いねの会」の有志10人が9月8日、多摩市の関戸公民館・ヴィータコミューネ8階ホールで催された「第6回カラオケ大会・麗の集い」に参加した。主催は「麗の集いの会」。「麗」は「いねの会」が月例会の会場として利用しているカラオケスナックだ。
大会は午前10時から午後5時半まで続きプログラムには100組ほどの出演と曲名が載った。「いねの会」は10人がノミネートしたが、1人が欠場した。一方、出場を予定していなかった会員が歌を聴きに来てトリとなる「いねの会」の合唱に参加した。
合唱したのは8人で「青春の城下町」という唄。前回の第5回カラオケ大会でもこの唄を歌い、プログラムでは定番になったようだ。
午前の部では辻野多都子さんが「瞼の母」を歌い、また辻野さんと「いねの会」の会長である青木康成さんが「夕日の丘」をデュエットした。午後の部では竹内二郎さんが「夢一夜」、尾ノ井光昭さん(多摩稲門会会長)が「人生山河」、近澤市子さんが「さよならの向こう側」、稲積滋さんが「ラストワルツ」、青木さんが「契り」、西村弘さんが「知りたくないの」、小林勲さんが「アメリカ橋」、川面忠男が「腕に虹だけ」を歌った。
また同じく多摩稲門会の浪久圭司さんが「君の名は」で美声を聴かせた。浪久さんは「いねの会」のメンバーではないが、「いねの会」の一部有志が毎月第一月曜日に「麗」で行っているカラオケ会「月曜会」のメンバーだ。
カラオケ大会が終わると、「いねの会」の参加者が「麗」に移動、他の参加者と交歓した。多摩稲門会の活動目的の一つは「地方文化の向上に寄与する」ことであり、広い意味で「麗の集い」に参加することはそれに沿うものと言えよう。
「いねの会」は2002年12月に活動を開始。来たる11月の月例会で第200回を数える。歌って、飲んで、喋ってという会であり、その楽しさゆえに続いてきたものであろう。2年半後には20周年になるが、それはそれとして200回という節目に「いねの会 200回の歩み」といった記念文集を作ることになり、メンバーの寄稿を募り編集を進めているところだ。この文集もカラオケを通じた地域文化の活動史となるようにしたいと考えている。
(文責・川面)
2019.9(第186回)高尾山
2019-09-15
「山歩きの会」例会は9月10日、久しぶりに高尾山を目指す。2日前の日曜日から月曜日の未明にかけ、台風15号が関東地方を直撃し、特急電車並みの速さにもかかわらず千葉の房総地区は甚大な災害に見舞われた。風雨の後の山路が気になる。
中
西摩可比さん、中川邦雄さん、川面忠男さん、林 譲さん、高尾威広さん、鷲野和弘さん、長張紘一の7名の参加である。高尾さんは8月に入会され初参加、鷲野さんは再入会され、以前、金子世話人の時代に2度参加されていた方である。朝から蒸し暑く猛暑が予想されている。いつもの様に高尾山口駅前は混んでいた。
10時前全員集合した。初めての方にそれぞれ紹介し6号路へ進む。
しかし、6号路登山口は、台風により電線に倒木がかかり通行止めとなっていた。仕方なく高尾病院の裏側の急登のコースに変更。急な上りは樹々に覆われてはいるが、蒸し暑く早々に汗が噴き出してくる。
2号路に入る道は、岩や大木の根が多くあまり好まれないコースであるが、6号路が閉鎖されているので仕方なくこのコースを選ぶハイカーは多かった。何組かの人達を遣り過ごしながらゆっくりと登って行く。久ぶりの山登りは足にこたえ蒸し暑かった。
途中、琵琶滝に下りて6号路に入る事もできたが真っすぐ登る事にした。高尾山駅に至る最短のコースである。6号路の閉鎖区間は入り口付近だけのようであった。急登は続きただ黙々と上って行く。昨日の台風15号の風雨で、千切れた葉や小枝が山路に積もっている。
山頂に至るメインの参道は賑わっていた。展望台からは関東平野の景色が広がっている。景色は湿気のためか少し霞んでいた。たこ杉を過ぎサル園の前に園児たちの行列が続いている。ケーブルを利用した団体である。男坂・女坂の分かれ道で、先行部隊は当然の様に楽な右側の女坂に向かっている。最初の急登に、結構エネルギーを消費したようであった。
薬王院境内の六根清浄石車は大きく、六角の面に眼耳鼻舌身意と彫られている。廻すにはかなりの力が必要であった。願叶輪潜など、いろいろご利益を得るための仕掛けに挑戦する若い人であふれていた。北島三郎の歌が聞こえ、鐘の音が響いている。途中の売店でそれぞれアイスクリームを食べ休憩をとりながら先へ進む。
中川さんは、近々に熱海市の老人ホームに移るための引っ越し作業が待っている。そのためこの場で皆と別れた。熱海市から高尾山へは少し遠すぎる。最後の高尾山となるのではないかと思う。ご本人も長年訪れていた高尾山に来られたことは嬉しいと仰ていた。
4号路のつり橋みやま橋を渡り蛇滝コースで下山することにした。
4号路は尾根筋のメイン参道の北側の下を巻く高低差のない路で快適ではあるが、直径1mほどの巨木が倒れていた。ケーブル駅直下の蛇滝へ下る道に入る。遠雷がしきりに鳴っていた。 3時18分発の蛇滝バス停から高尾駅へ、南口にある居酒屋「たまの里」へ移動する。「たまの里」のマスターは中西さんの京王電鉄グループの後輩で、予約済の席を空けて案内してくれた。大汗をかいた後の生ビールは格別にうまかった。新しく入会されたお二方も猛暑のなかの山歩きを楽しまれたようで安心した。
長張 記
「第15回ボウリングを楽しむ会」開催
2019-09-01
8月は例年旧盆を過ぎると暑さも峠を越すが、今年のボウリングの会の8月の例会もそれほど暑さを感じることなく永山のボウリング場に向かうことができた。
8月24日(土)、永山コパボウルで、多摩稲門会『ボウリングの会』主催、「第15回ボウリングを楽しむ会」が開かれた。
今回参加者は5名。午後2時30分にボウリング場に入り、ボウルの準備、シューズの履き替えを行った。
今回の5名は全員マイボウル、マイシューズを持参した。開会の主催者挨拶、準備体操、恒例の写真撮影で午後3時にスタートとなった。
参加者は、菊池恵子さん、藤原雅博さん、永田鈴代さん、野宇進さん、稲垣の5名。
1レーン2名と3名で2レーン使い、計5名でプレーした。それぞれ3ゲームを投げて得点を競った。余った時間は練習にあてた。終了は午後5時で、2時間たっぷり、ボウリングを楽しんだ。
今回はアメリカン方式を採用した。同じレーンで最初から最後まで投げるのではなくて、左右のレーンで1回ずつ交互に投げるやり方である。よくプロの試合で1回左のレーンで投げると次は右のレーンに替わるというようにレーンを替えて投げる方式を取っているが、それがアメリカン方式である。私も初めての経験であった。
今回の個人最高得点は藤原さんが第3ゲームで出した182点。3ゲーム合計で507点、アベレージは169点で堂々の1位である。2位は永田鈴代さん。個人得点152点、3ゲーム合計でも406点で2位となった。
アメリカン方式は左右交互に投げるので見える景色が変わるし、精神の集中が慣れていない我々には少し難しかった。菊池さん、野宇さん、稲垣は左右のレーンのオイルの塗られ方の違いなどが最後までつかめず、100点を少し越えるか越えないかくらいの点数で終わった。
5時からいつもの居酒屋、永山の「瞬彩」で約2時間、懇親会を行なった。生ビールで乾杯のあと、ボウリングの話に興じた。アメリカン方式の難しさ、オイルの塗られ方の読み、など話題は尽きなかった。時間の経つのも忘れ、2時間が過ぎたときに、次回の再会を約してお開きとなった。
第16回の次回は11月に開催しますので、また奮ってご参加ください。
(文責:世話人 稲垣友三)
「リレー講座」聴講のお薦め
2019-09-01
多摩稲門会会員の皆様
多摩稲門会は来年、創立40周年を迎えます。
それを記念した文化フォーラムを6月21日(日)午後2時から京王・小田急多摩センター駅から徒歩3分の京王プラザホテル多摩で開きます。その講師として、論壇の重鎮で早稲田大学OBの寺島実郎・多摩大学学長をお招きすることが正式に決まりました。約1時間半の講演のあと、30分程度の質疑の時間を設け、会員のみなさんが寺島氏に直接質問できる貴重な機会となります。
寺島さんは毎週日曜日の午前8時から約2時間、TBSテレビから放映されている「サンデーモーニング」のメインコメンテーターとして毎月2回出演されていますので、ご存じの方もいらっしゃると思います。また、2008年から毎年春と秋、寺島学長をはじめ全国的に知名度が高い有識者を中心とした「リレー講座」を、多摩市聖ヶ丘4-1-1の多摩大学で開いています。
毎講座ざっと400人の社会人と200人ほどの多摩大生が聴講しています。延べ聴講者は14万人に達しています。
多摩稲門会は現在、財政的な制約も踏まえて文化フォーラムを年2回程度開いていますが、「もっと開催を」という要望が出ています。そこで、多摩大学のリレー講座への参加を是非お薦めします。10月3日からのこの秋の講座には下方に詳しくご紹介していますように、寺島学長が「世界が直面する課題と日本」といったテーマで3回講義されるのをはじめ、柯隆・東京財団政策研究所主席研究員が「米中貿易戦争の政治経済学とチャイナリスクの制度分析」、北京五輪陸上400メートルリレー銀メダリストの朝原宣治さんが「リレージャパンチームが世界と競えるようになった理由」、元日本銀行審議委員の白井ゆかり・慶大教授が「最近の世界経済情勢と日本経済の見通し」をテーマに、それぞれ1時間20分間講義します。